Lady Day

Words & Music by Lou Reed.
(1973年発表)




(原題直訳 「貴婦人デイ」 (ニックネーム))*1



From Lou Reed album, "Berlin".
名作アルバム度 ☆☆☆☆☆

「ベルリン」 (ルー・リード




歌詞は、次のURLから
http://www.lyricsondemand.com/l/loureedlyrics/ladydaylyrics.html



名曲度 ☆☆☆




邦題 「レディ・デイ」 (ルー・リード







When she walked on down the street
通りを歩いていく彼女
She was like a child staring at her feet
自分の足許を見つめながら
まるで子供のようなその姿
But when she passed the bar
ところが、あの酒場のまえを通り過ぎようとして
And she heard the music play
音楽をやっているのが聞こえると
She had to go in and sing
あいつは中に入って歌わずにはいられなかった
It had to be that way
そうなるしかなかったのだ
She had to go in and sing
中に入って歌わずにはいられなかった
It had to be that way
そうするしかなかったのだ




And I said no, no, no
そして、ぼくは言ったんだ
ダメだよ、ダメ、ダメ*2
Oh, Lady Day
おゝ、レディ・デイ
And I said no, no, no
そう、ぼくは言ったんだ
ダメだよ、ダメ、ダメ
Oh, Lady Day
おゝ、レディ・デイ




After the applause had died down
喝采が収まって
And the people drifted away
そして、人々がまばらに散っていったその後で
She climbed down the bar
彼女はバーのカウンターから下りて来て
And went out the door
そしてドアから出て行った
To the hotel
That she called home
彼女が勝手に「家(おうち)」と呼んでたあのホテルへと
It had greenish walls
かび臭い色の壁をしたホテルだった
A bathroom in the hall
風呂とトイレは廊下にあった




And I said no, no, no
そう、ぼくは言ったんだ
ダメだよ、ダメだ、いけないよ
Oh, Lady Day
おゝ、レディ・デイ
And I said no, no, no
そう、ぼくは言ったんだ
ダメだよ、ダメだ、いけないよ
Oh, Lady Day
おゝ、レディ・デイ






Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞






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・・・・・こうして彼は彼女と関係を持ってしまったのだろう・・・・・


(それが、わたしの脳裡に描かれるこの「ベルリン」という物語のストーリーのそのはじまりだ)



それにしても、この歌で、早くもこの物語のふたりの登場人物の性格とその役割が巧みに提示されてしまっている。




And I said no, no, no
Oh, Lady Day


そう、ぼくは言ったんだ
ダメだよ、ダメだ、いけないよ
おゝ、レディ・デイ



そして、巧妙にも(女がカウンターによじ上ぼり、その上で歌うところは歌詞では描かず)
歌い終わった彼女のしぐさを追うことでそれが示される・・・・



She climbed down the bar
And went out the door

彼女はバーのカウンターから下りて来て
そしてドアから出て行った



これで十分に彼女のキャラクターは描かれているといってよいだろう。

そして、物語は、この後、このふたりのアンバラスな関係のさなかに生起していくこととなるだろう・・・・・。
その像が(ルー・リードの歌によって)いかなるかたちで、わたしたちの脳裡に結像し消えていくのか、しばらくご一緒に聴いてみることとしよう。





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【A Year Ago−Go!】



(1年前のエントリーを Playback♪)


やはり、1年まえもまた(これとはかたちの違う)愛の物語のテーマが歌われていました。


・「アルフィー」 (ディオンヌ・ワーウィック

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050518

*1:直接この歌には関係ないのかもしれないが、「レディ・デイ」というのはビリー・ホリデーのニックネームとしてよく知られているもので、(そのあたり)「歌姫」という修辞的なつながりが浮かんでくるかもしれない。

*2:あとの歌詞でわかるように、突然の闖入者である彼女は、いきなりバーのカウンターによじのぼって歌い出すのだった、という、そんな光景が(時差つきで)意識に像を結ぶのです。