This Is Radio Clash

Words & Music by The Clash.
(1981年発表)








(原題直訳 「こちら、ラジオ・クラッシュ」) *1









歌詞は、次のURLから、
http://www.elyrics.net/read/c/clash-lyrics/this-is-radio-clash-lyrics.html







From The Clash compilation album, "The Singles".

推奨アルバム度 ☆☆☆☆☆



アルバム「ザ・シングルズ2007」(クラッシュ)より  *2








Also on The Clash compilation album, "The Essential Clash".

推奨アルバム度 ☆☆☆☆☆



アルバム「エッセンシャル・クラッシュ」(クラッシュ)より  *3








名曲度 ☆☆









邦題 「ディス・イズ・レディオ・クラッシュ」 (クラッシュ)









(Screaming)
(絶叫する声)


Gahahahahah.....
ワァーーハァーハァハァーーーー・・・・




(moaning)
(唸り声)
Blooooooon......
ウグゥーーーゥルルルゥーーー・・・・




(spoken)
(しゃべりで)


Interrupting all programmes
すべての番組を中断(ルビ=ぼうがい)して




This is radio clash from pirate satellite
こちら、ラジオ・クラッシュ、海賊衛星からだ
Orbiting your living room,
あんたのリビングルームを軌道周回しながら
Cashing in the Bill of Rights *4
権利の章典」を現金化する
Cuban army surplus or refusing all third lights *5
キューバ陸軍の放出品(ルビ=よじょうぶっし)さ、
ってか、あらゆる第三の光(ルビ=ピカドン=げんばく)はお断りってことでな
This is radio clash on pirate satellite
こちら、ラジオ・クラッシュ、海賊放送局
Yeah!
イェーッ!




Di di di di di
♪ ディッディッディディッ




This sound does not subscribe to the International plan *6
このサウンド
「インターナショナル」のプランに従うものではない
In the psycho shadow of the white right hand
頼れる白き "右腕(ルビ=あいぼう)" の精神錯乱の影の中で
Then that see ghettology as an urban viet nam
そこで目にするのだ、都市におけるヴェトナムというゲットー論を
Giving deadly exhibitions of murder by napalm
ナパームによる殺戮の凄まじさが暴き立てられる




This is radio clash tearing up the seven veils
こちら、ラジオ・クラッシュ、七つの覆いを引きちぎり*7
This is radio clash please save us, not the whales
こちら、ラジオ・クラッシュ、どうかわれらを救いたまえ、鯨どもをではなく
This is radio clash underneath a mushroom cloud
こちら、ラジオ・クラッシュ、キノコ雲の下にいる
This is radio clash
こちら、ラジオ・クラッシュ
You don't need that funeral shroud
おまえには死に装束は必要ない




Why?
なんでだ?
Play
やれよ




Forces have been looting
武力で強奪されてきたんだ
My humanity
おれの人間性(ルビ=ヒューマニティ)はな
Curfews have been curbing
夜間外出禁止令に抑え込まれている
At the end of liberty
自由の終わりのところでな




Hands of law have sorted through
法の手がこまごまと仕分けしてきたぜ
My identity
このおれの「自分(ルビ=アイデンティティ)」ってものをだ
But now this sound is brave
けどよ、いま、このサウンドは勇猛で
And wants to be free
そう、自由になりたがってるんだ
Anyway to be free
とにかく自由になるんだってな




This is radio clash on pirate satellite
こちら、ラジオ・クラッシュ、海賊サテライトより




This is not Free Europe *8
これは自由ヨーロッパ放送ってわけじゃないんだ
Noh an Armed Forces Network *9
それに米軍放送網(AFM)みたいなのでもねえ




This is radio clash using audio ammunition
こちら、ラジオ・クラッシュ、耳に届く弾薬を使ってる
This is radio clash, can we get that world to listen?
こちら、ラジオ・クラッシュ、
おれらは世界に聴いてもらうことができるだろうか?
This is radio clash using aural ammunition
こちら、ラジオ・クラッシュ、耳で聴く弾薬を使用して
This is radio clash, can we get that world to listen?
こちら、ラジオ・クラッシュ、
おれらはこの世界に耳傾けてもらえるだろうか?
This is radio clash on pirate satellite
こちら、海賊衛星のラジオ・クラッシュ、
Orbiting your living room,
あんたのリヴィングルームを周回しながら
Cashing in the bill of rights
権利の章典」を現金化するのさ
This is radio clash on pirate satellite
こちら、海賊放送、ラジオ・クラッシュ
This is radio clash
こちら、ラジオ・ガッシャーーーーン!
Everybody hold on tight !
みんな、しっかり踏んばるんだぜ!
A-riggy diggy dig dang dang
♪ ディギディギディギディギディ・・・・
Go back to urban'nam !
都会というヴェトナムに戻るのだ!










Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 062311

*1:彼らのグループ名を冠したラジオ局ということになるわけだが、敢えてもっと日本語にしてしまうなら「ラジオ衝突」だとか(擬音語としての)「ラジオ・ガッシャーーン(!)」ということになるだろうか(!?)

*2:このアルバムからは、すでに(ボビー・フラー・フォアのオリジナルとして)「アイ・フォウト・ザ・ロウ」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050504 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*3:このアルバムからは、すでに「キャピタル・レディオ・ワン」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20080717 、「アイ・フォウト・ザ・ロウ」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050504 、「ブリクストンの銃」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20071115#p3 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*4:歴史的に受け取れば、これは「議会が国家の最高権力であること」などを国王に認めさせた1689年のイギリスの名誉革命の際の「権利の章典」や「言論の自由」などアメリカ人民のさまざまな自由を法制化したアメリカ合衆国修正第1条〜10条を指すことになるが、もちろん「bill」とは「請求書」のことであり、また議会などに提出される「法案」や「議案」のことでもある。

*5:しかし、(音韻的には「satellite」を受けた)「light」ではあっても「flash」のほうが語としては適切だろうから(「光」は何か「光明」といったニュアンスなのかもしれないが)、それでも「キューバ軍のオンボロ兵器」との対照で考えればやはりネと思うのだが・・・・・どうだろうなあ???

*6:「インターナショナル」は労働者の解放を目指した国際組織。1864年にロンドンで設立された第1次インターナショナル「国際労働者協会」(創立宣言と綱領の起草はカール・マルクスによるものが採択された)、そして、ヨーロッパ諸国における労働運動と社会主義運動の昂揚を背景に1889年にパリで設立された第2次インターナショナル「国際社会主義者協議会」、さらに1919年にモスクワで設立された国際共産主義運動を推進し帝国主義ファシズムと闘う第3次インターナショナル「共産主義インターナショナル(通称「コミンテルン」)がある。

*7:もちろん、聖書のあの七つの封印 the seven seals が示唆されてると思うべなれす暁の寺by Mr.三島由紀夫

*8:1952年に(当時の)西ドイツのミュンヘンから放送された(当時の)東ドイツをはじめとする東欧共産圏向けのプロパガンダ・ラジオ放送をしていた「自由ヨーロッパ放送(ルビ=ラジオ・フリー・ヨーロッパ)」を連想するのが自然だろう。

*9:第2次世界大戦の戦中、戦後、世界各地に駐留するアメリカ軍の軍人、軍属、その家族のために設けられたラジオ放送網(前身は1942年設立の「米軍ラジオ放送サービス(AFRS)」)で、また(各地に駐留したアメリカ軍関係者やその家族のみならず)アメリカ軍が駐留したそれぞれの国の若い世代にジャズやカントリーやアメリカン・ポップスなどアメリカン・ミュージックを身近なものにするなど大きな影響を与えたとされている。略称の「AFN」の名で知られ、日本では「Far East Network(=極東放送網=(略称)FEN)」の名で親しまれたものが、いまも(東京近辺では "Eagle 810"のニックネームで横田基地からAM810MHZで放送され)米軍基地のある周辺各地で放送されている。