Smokin' In The Boy's Room

Words & Music by Michael Koda.
(1973年発表)






(原題直訳 「男子便所での喫煙」)*1






歌詞は、次のURLから、
http://www.lyricsfreak.com/b/brownsville+station/smokin+in+the+boys+room_20255445.html





From Brownsville Station album, "Yeah!".
名作アルバム度 ☆☆

「(邦題不明)」 (ブラウンズヴィル・ステーション)






Also on Motley Crue compilation album, "Motley Crue Greatest Hits".
推奨アルバム度 ☆☆☆

モトリー・クルー/グレイテスト・ヒッツ」 (モトリー・クルー*2





名曲度 ☆☆☆






邦題 「スモーキン・イン・ザ・ボーイズ・ルーム」(ブラウンズヴィル・ステーション)








(spoken)
(セリフ)



How you doin' out there?
みんな、最近、どうしてるんだよ?
Y'ever seem to have one of those days
キミらも昔はやってたみたいだけどな
Where it just seems like everybody's gettin' on your case
あれって、みんなからやたらとガタガタ言われちゃうだろ?
From your teacher all the way down to your best girlfriend?
教師からはじまって一番仲のいいのガールフレンドにいたるまでさ
Well, y' know, I used to have 'em just about all the time
まあな、わかると思うけど、
おれだって、ほとんどしょっちゅうってぐらいやってもんだぜ
But I found a way to get out of 'em
おれは、ちゃんとやめ方を見つけたけどな
Let me tell you about it
そういう話をちょっとさせてもらおうか・・・・




Sitting in the classroom, thinking it's a drag
教室にすわって、つまんねえなァって思ってる
Listening to the teacher rap, just ain't my bag
教師の空念仏を聞いてるなんて、全然、おれの趣味じゃねえしよ
The noon bells rings, you know that's my cue
正午のチャイムが鳴りゃあ、わかってんだろ、そいつがおれの合図さ
I'm gonna meet the boys on floor number two
おれはやつらに会いに行くんだ、2番フロアーにな




Smokin' in the boys' room
男子便所で喫煙さ
Smokin' in the boys' room
男子便所でモクるのさ
Now, teacher, don't you fill me up with your rules
なあ、先生よォ、あんたらの規則なんかで
おれのこと、がんじがらめにしないでくれよな
But everybody knows that smokin' ain't allowed in school
けどよ、誰だってわかってるんだぜ
喫煙は学校じゃ許されてないってことはな




Checkin' out the halls,
廊下をよく調べて
Makin' sure the coast is clear
あたりに邪魔者がいないか、しっかり確かめとくのさ
Lookin' in the stalls,
中も覗いて見るわけさ*3
"No, there ain't nobody here"
「よーし、誰もいねえぜ、ここは」
Oh, my buddy Fang, and me and Paul
おゝ、おいらのダチのファングに、それに、おれとポールだ*4
To get caught would surely be the death of us all
見つかっちまったら、確かにそれはおれら全員にとっちゃ死だけどな




Smokin' in the boys' room
男子便所で喫煙さ
Smokin' in the boys' room
男子便所でモクるのよ
Now, teacher, don't you fill me up with your rules
さあ、さあ、先生、あんたらの規則ってもんで
おれのこと、がんじがらめにしねえでくれよな
But everybody knows that smokin' ain't allowed in school
けどよ、誰だってわかってるんだぜ
学校じゃ喫煙が許されてないってことはな




All right
わかったよ
Oh, put me to work, in the school book store
あゝ、おれに教科書売り場で当番仕事をさせようってんだな
Check out counter and I got bored
レジ係なんて、おれは退屈しちまって
Teacher was lookin' for me all around
教師がおれのこと、あっちゃこっちゃと探し回ったぜ
Two hours later, you know where I was found
2時間後になって、わかるだろう、どこでおれが見つかったのか




Smokin' in the boys' room
男子便所で喫煙よ
(Yes indeed, I was)
(はい、そのとおりです、ぼく、やってました)
Smokin' in the boys' room
男子便所でモクってる
Now, teacher, don't you fill me up with your rules
なあ、先生よお、あんたらの規則とかで
おれのこと、がんじがらめにしないでくれよな
But everybody knows that smokin' ain't allowed in school
けどよ、誰だってわかってるんだぜ
学校じゃ喫煙が許されてないことはな




One more
もう一服ゥ!
Smokin' in the boys' room
男子便所でモクってるんだぜ
Oh, smokin' in the boys' room
おゝ、男子便所でタバコ吸ってる
Smokin' in the boys' room
男子便所で喫煙してる
Smokin' in the boys' room
男子便所で喫煙さ
Now, teacher, I am fully aware of the rules
なあ、先生よお、おいらはちゃあんとわかってんですよ、規則のことは
And everybody knows that smokin' ain't allowed in school!
そう、誰だって知ってますよ
学校じゃ喫煙が許されていないことはな








Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 040909









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【Years Ago−Go!】






(1年前のエントリーを Playback♪)






・「エイメン」 (オーティス・レディング

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060216









(2年前のエントリーも Playback♪)






・「女の如く」 (ボブ・ディラン

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050216

*1:もしかしたら、われらが宇崎竜童サン(=ダウンタウン・ブギウギ・バンド)はこの曲のヒットに触発されて、あの名曲「スモーキング・ブギ」(1974年)の着想を得て書いたのではないだろうか・・・・? (・・・・っても、アノ曲って、メロもギターもすっかりフリートウッドマックの「Shake Your Money Maker」だけどもナ・・・・wink。)

*2:オリジナルのヒットから12年後の1985年のリメイクで、こちらもヒット曲となった。

*3:この「stall」という語は(とくに "トイレの個室" という意味があるわけではなく、ただ単に音韻上の流れを優先させて用いられた語だ。すなわちこのくだりでは「checkin' 〜 makin' 〜 lookin'」という頭韻の流れと「halls 〜 stalls」そして「clear 〜 here」という脚韻の流れからでてきている歌詞であるわけだが、以前にもここで何度か述べてきたとおり、ポップ・ミュージックというのは(ロックにしろフォークにしろブルースにしろジャズにしろ)まず歌詞の面からは、その歌の(意味や筋による)世界よりも(あくまでも)音韻というより直接的=聴覚的な「歌」詞の流れ(=進行)が優先させる。したがって本当はもっと適切な語があっても音韻的な縛りから(ときには「ん?」と思わせるような)語が「歌」詞になっているケースがかなり多い。(とくに日本語にしたりするとどうしても場違いな語になってしまうことが多いが)しかし、実は、そこのところがソングライターの腕の見せどころだったりもするのだ。きのうのコースターズの「チャーリー・ブラウン」でも、途中にいきなり場違いな「スピット・ボール」spit ball という野球でピッチャーが自分の指やボールにツバをつけて微妙な変化をつけようとする反則投球の技が出てきたが、それも直前のラインの「wall 〜 hall 〜 」を受けての「spit balls」だったことで語の意味として(あるいはスラングとして)そういう意味があるわけではなく、あくまでも音韻的な流れの要請から(言わばひとつの「場の意味」(その場での意味、あるいは、その場限りのひとつの了解としての意味として)として「ズルしてる」と日本語にするのがふさわしい語が半ば無理やり用いられていたわけだ。ここでの「stall」も(辞書にあるような正規の意味としての)「事務室」(それは学校で言えば「職員室」を連想させもするが)だとか「(教会の)座席」、「(劇場の)特別席」、「(図書館の)個人用特別閲覧室」という意味から人は容易にこの「stalls」という語からトイレの「個室」を連想するのである。そういう「場の意味」(その場限りでの意味)としてここでは単に「中もちゃんと覗いて見る」という感じで訳してみた。ポップ・ミュージックの歌詞における音韻性の優先とその縛りということは、歌を聴くときにはけっして忘れてはならないことであり、むしろ歌詞の意味や世界よりも より直接的=聴覚的な「歌」詞の その音韻を楽しむというつもりでいたいものだ。

*4:このラインは、モトリー・クルーのヴァージョンでは「おれのダチのシークス(=ニッキィ・シークス)、それにミック(=ミック・マーズ)にトム(=トミー・リー)」と自分たちの名前に替えて歌っているw。