Sweet Home Chicago

Words & Music by Robert Johnson.
(1980年発表)*1




(原題直訳 「すてきな故郷、シカゴ」)




You can listen to The Blues Brothers film soundtrack album,
"The Blues Brothers".
名作アルバム度

「ザ・ブルース・ブラザーズ サントラ盤」 (ブルース・ブラザーズ




歌詞は、次のURLから
http://www.bluesforpeace.com/lyrics/sweet-home-chicago.htm



名曲度 ☆☆☆☆☆




邦題 「スウィート・ホーム・シカゴ」 (ブルース・ブラザーズ







Come on, baby don't you want to go?
さあ、ベイビー、おまえ、行きたくないかい?
Come on, baby don't you want to go?
来いよ、ベイビー、おまえ、行きたくないのかい?
To the same old place,
昔と変わらぬあの土地へ
Sweet home Chicago
懐かしの故郷、シカゴへだ




Now, one and one is two,
さてと、1と1は2だ
Two and two is four
2と2は4
I'm heavy loaded baby,
おれはもう
しんどいほど点張っちゃってるぜ、ベイビー
I'm booked,
おれは約束があるんだ
I gotta go
行かなきゃならない
Cryin' baby,
泣けてくるぜ、ベイビー
Honey, don't you want to go?
優しいおまえ、行きたくないのか
Back to the same old place,
あの昔と変わらぬ土地へ戻るんだ
My sweet home Chicago
おれの懐かしの故郷、シカゴへと




Come on, baby don't you want to go?
さあ、ベイビー、おまえ、行きたくないのか?
Com on, baby don't you want to go?
来いよ、ベイビー、おまえ、行きたくないのか?
To the same old place,
あのむかし変わらぬ土地へ
Sweet home Chicago
懐かしの故郷、シカゴへと




Now two and two is four,
さてと、2と2で4だ
Six and two is eight
6と2で8だ
Come on baby,
さあ、来いよ、ベイビー、
Don't you make me late?
おまえせいので遅れちゃうじゃないか
I'm cryin' hey, baby,
おれは泣いてるぜ、おい、ベイビー
Don't you want to go?
おまえ、行きたくないのか?
To the same old place,
あの昔と変わらぬ土地へ
Sweet home Chicago
懐かしの故郷、シカゴへだ




Come on, baby don't you want to go?
さあ、ベイビー、おまえ、行きたくないのか?
Com on, baby don't you want to go?
来いよ、ベイビー、おまえ、行きたくないのか?
To the same old place,
あのむかし変わらぬ土地へ
Sweet home Chicago
懐かしの故郷、シカゴだぜ




Two and two is four,
2と2で4だ
Four and two is six,
4と2で6だ
Keep stayin out late at night
いつも夜遅くまで外にいるんだな
You gonna get your business fixed.
おまえ、自分のやってることに
ちゃんとかたをつけるんだぜ




Six and two is eight,
6と2で8だ
Eight and two is ten
8と2は10
She double crossed you one time
彼女は一度おまえのことを裏切ってるんだ
And she gonna do it again.
そうさ、あの女、またやるぜ




I'm goin to Chicago,
おれはシカゴへ行くぜ
Two thousand miles away,
2000マイルも離れたところだ
Boy won't you tell me
That you'll be my friend someday.
おい、いつかおまえも
おれの友達になるんだって言ってくれるよな







Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞







∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮





マディ・ウォーターズエリック・クラプトンも、その他いちいち名前を挙げることはしないが、
およそブルースを演奏する者なら(グループだろうとソロ・アーチストだろうと)やらない者はないだろうというほどのブルースの名曲。
シカゴで開催される民主党の総大会からシカゴ・カブズやブルズの試合場、シカゴ市の観光局や同市の環境保護団体のPRソングとしても、またピザ・ハットのCMソングでも、この曲はさながらシカゴのふるさとソングのようにして流されてきた。
1980年公開の映画「ブルース・ブラザーズ」でもブルースのメッカ、シカゴを讃えるようにして、ジョン・ベルーシとダン・エクロイドのブルース兄弟が(ビ・バップの巨人チャーリー・パーカーの「ナウ・ザ・タイム」のリフをそっくりまるごと全面的に援用して)(すばらしい面子の演奏で)(能天気までに)ノリノリの素晴らしいアレンジで歌っていた。
しかし、この曲の作者、ロバート・ジョンソンの原曲に聴く「スウィート・ホーム・シカゴ」の歌の世界には、ブルース・ブラザーズをはじめとする「シカゴのふるさとソング」派が削ぎ落としてしまったいささか複雑な事情(もしくはドラマ)が歌われている・・・・。*2

ロバート・ジョンソンは、この「スウィート・ホーム・シカゴ」で、まず「カリフォルニアに帰ろう」と歌っているのだ。
その話に移るまえに、まずはちょっとその原曲をご一緒に聴いてみましよう。

(どちらの歌の中にも出て来る)謎の足し算についても、その後できちんとご説明いたします。

さあ、あなたはこれから世界でも有数のトップクラスの楽曲解説を目にすることになるのです。いや、ホントに。
(って自分で香具師の口上やってりゃ、世話ないですネ、まあ、ブルースなんてそんな人たちの(やる)音楽でもあるわけですけどもねー)それでは、よろしいですか、いきますぜ!

*1:1980年は(きょうまずここで取り上げる)ブルース・ブラザーズのヴァージョンで、(つづけて次に紹介する)原作のロバート・ジョンソンのオリジナルがレコーディングされたのは1936年11月23日のこと。上掲のジャケットは、テキサス州サンアントニオのガンター・ホテルのスイート・ルームで行われたそのレコーディングの模様を描いたもので、壁の隅に向かって歌う彼の背後に延びるマイクのラインをたどっていくと反対側のドアの向こうに録音機を扱う白人たちの姿があり、その絵がジャケットの裏側へとつづいているという有名なもの。

*2:しかし、完全には隠し切れずにところどころにそれが残り、かえってブルースらしい何らかの影を投げかけ、歌の効果を高めているのかもしれないが。