Ha! Ha! Said The Clown

Words & Music by Tony Hazzard. *1
(1967年発表)










(原題直訳 「あらまあ! と道化師は言った」)











歌詞は、次のURLから、
http://www.uulyrics.com/music/manfred-mann/song-ha-ha-said-the-clown/








From the Manfred Mann album, "Mighty Gravy".

名作アルバム度 ☆☆☆



アルバム「マイティ・ガーヴィ!」(マンフレッドマン)より







Also on The Yardbirds album, "Little Games".  *2

名作アルバム度 ☆☆☆



アルバム「リトル・ゲームス」(ヤードバーズ)より










名曲度 ☆☆☆









邦題「ハ! ハ! セッド・ザ・クラウン」 (マンフレッド・マン)









Ha! Ha! Said the clown,
「おや、おや」と道化師が言った
Has the king lost his crown?   *3
国王様は王冠(ルビ=おうい)を失ってしまわれましたかな?
Is the night being tight on romance?
夜はしっかりと夢物語(ルビ=ロマンス)にみなぎっていますかな?
Ha! Ha! Said the clown,
「おや、おや」と道化師が言った
Is it bringing you down
夜はおまえをガッカリさせてしまっているところかね?
That you've lost your chance?
自分がチャンスを逃してしまってさ




Feeling low,
気分が冴えなくて
Gotta go, see a show in town *4
出かけるしかないな、街で舞台でも見るんだ
Hear the jokes, have a smoke,
バカ話でも聞いて、煙草を吸って
And a laugh at the clown
それで道化師(ルビ=げいにん)に笑かしてもらうんだ
In a whirl,
混雑の中で
See a girl with a smile in her eyes
ひとりの女の子を見た
その子の瞳には微笑みがあって
Never thought I'd be brought right down by her lies
ぼくは、その子の嘘で もろ へこまされてしまうなんて
全然、思ったりもしなかった




In a trance,
夢見心地になっていた
Watch her dance to the beat of the drums
彼女がドラムのビートに合わせて踊るのに見とれてたんだ
Faster now, sweating brow,
ビートがどんどん速くなって、額に汗が滲んできた
I'm all the fingers and thumbs
ぼくはまったくの慣れない不器用なやつなんで
Wonder why I hit the sky when she blows me a kiss
彼女がぼくに向かって投げキスをしてくれたとき
どうして自分が天にも昇るほどに舞い上がってしまったのかが不思議だった
In a while, run a mile, I'm regretting all this
ちょっとの間だが、全力疾走して、ぼくはこのすべてを後悔してるとこなんだ





Ha! Ha! Said the clown,
「ほっほう」と道化師は言った
Has the king lost his crown?
王様が王冠を失くしてしまわれましたとはな
Is the night being tight on romance?
夜はしっかりと夢物語に満ちておりますかな?
Ha! Ha! Said the clown,
「あら、まあ」と道化師が言った
Is it bringing you down
That you've lost your chance?
おまえは自分のチャンスを逃してしまって
それでガッカリさせられてるとこなのかい?




Time to go, close the show,
外に出る時間だ、幕が下りる
Wave the people goodbye
みんなに手を振ってお別れのご挨拶
Grab my coat, grab my hat,
コートを手に取り、帽子も引っつかんで
Look that girl in the eye
さっきの女の子の目を見て
Where's your home?
きみ、家はどこ?
What's your phone number?
きみの電話番号は?
Stop fooling 'round
バカな真似はするもんじゃないな
Could have died,
死ぬかと思ったよ
She replied,
彼女の返事さ
"I'm the wife of the clown"
「あたし、さっきの道化師(ルビ=げいにん)の妻なのよ」




Ha! Ha! Said the clown,
「ヘラ、へッへェーーッ」と道化師が言った
Has the king lost his crown?
王様が王位(ルビ=おうかん)を失ってしまわれるとはなあ
Is the night being tight on romance
夜はしっかりと夢物語にみなぎっておりますかな?
Ha! Ha! Said the clown,
「あら、まあ」と道化師が言った
Is it bringing you down
That you've lost your chance?
おまえ、チャンスを逃しちまってヘコじゃってるとこかいな?




Ha! Ha! Said the clown,
「おや、おや」と道化師が言った
Has the king lost his crown?
王様が王冠を失くしてしまわれたんですかい?
Is the night being tight on romance?
夜はしっかりと夢物語に溢れていますかな?
Ha! Ha! Said the clown,
「あら、まあ」と道化師が言った
Is it bringing you down
あんた、ヘコんじまってるのかね?
That you've lost your chance?
チャンスを逃しちまって












Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 120310















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【Years Ago−Go!】








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・「ザ・ハイウェイ・ソング」 (フリー)
  (The Highway Song)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070624







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・「ルーベン・ジェームズ」 (キングストン・トリオ)
  (Reuben James)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060624






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・「レインメーカー」 (トラフィック
  (Rainmaker)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050624

*1:1960年代のイギリスのプロのソングライター。ホリーズの「リッスン・トゥ・ミー」やヤードバーズやゼムの「グッドナイト・スウィート・ジョセフィン」、マンフレッドマンの「フォックス・オン・ザ・ラン」など、ほかにもハーマンズ・ハーミッツやトレメローズのシングルもある。

*2:ヤードバーズによるきょうのこの歌は、マンフレッドマンのシングルから3ヶ月遅れて1967年7月に(マンフレッドマンが(おそらくは、あまりにイングランド臭さが強すぎてタブン(その時期の)アメリカでは無理だろうと(?))シングルのリリースを回避したトオモワレル)アメリカで(ダメもとだったのでしょうタブン?)発表され、どうにか全米チャートの45位となるヒットとはなりましたが、しかし、この時期のヤードバーズはいったいどういう商売してたんでしょう・・・・、レコードが売れなくなるとバンドもどんどんつらいものが出て来てしまいます・・・・アトハ ヒタスラスタコラカイサンヘ。なお、このアルバムにはCDボーナス・トラックとして「ハ・ハ・セッド・ザ・クラウン」の邦題で収録されている。なお、このアルバムからは、すでに「リトル・ゲームス」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070116 と「ドリンキング・マディー・ウォーター」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20080411 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*3:コーラス部分に登場するこのラインは(またイギリスをはじめ当時の多くの国の人々にとってまだけっして遠い記憶とはなっていなかっただろう)俗に「王位を賭けた恋」として知られた英国国王エドワード8世が国家の反対を押し切って離婚暦のあるアメリカン人女性、シンプソンとの結婚を強行して即位後1年足らずで国王の座を退位するという歴史的な(美談とするか醜聞とするかはどうぞ各自ご随意にwinkな)1936年のセンセーショナルな出来事を容易に連想させたことだろう。

*4:イギリスの「寄席(?)」というべき歌や踊りや軽演劇(いわゆるボードビル)漫談や物真似など(いわゆるお笑い)や手品などさまざまな大衆演芸が楽しめる「ミュージック・ホール」がイメージとして浮かびますね。そして、このイメージは(つまり、きょうのこの歌は)この歌が発表された当時の1967年のイギリス(とりわけロンドン)からすればえらく時代的にずれた古めかしいものがあるのですが、しかし、この歌はイギリスの庶民の底流にあるものをしっかりとつかんでいたのでしょうか、広く大衆の支持を集めて(全英チャート4位となる)ヒット曲となりました。さすがプロのソングライターによる歌というべきでしょうか。マンズは翌年の11月にも同じトニー・ハザードの書いた歌「フォックス・ザ・ラン」(<スウィートの1975年の大ヒット曲とは同名異曲)で全英5位となっるヒットを放っている。