Behind Blue Eyes


Words & Music by Pete Townshend.
(1971年発表)



(原題直訳 「青い瞳のうしろ側で」)




From The Who album, "Who's Next".
名作アルバム度 ☆☆☆☆☆


「フーズ・ネクスト」 (ザ・フー




歌詞は、次のURLから
http://www.lyricsdownload.com/the-who-behind-blue-eyes-lyrics.html





名曲度 ☆☆☆





邦題 「ビハインド・ブルー・アイズ」 (フー)








No one knows what it's like
誰にもわからない
それがどんなことなのか
To be the bad man
悪い人間となることが
To be the sad man
悲しい人間となることが
Behind blue eyes
青い瞳の裏側で




No one knows what it's like
それがどんなことなのか
誰にもわからない
To be hated
憎まれてしまうことが
To be fated
To telling only lies
ひたすら嘘ばかりつくように
宿命づけられてしまうことが




But my dreams
だけど、ぼくの夢は
They aren't as empty
そんなに虚ろなものじゃない
As my conscience seems to be
ぼくの見た目の良心ほどには




I have hours, only lonely
ぼくには寂しい人間だけの時間がある
My love is vengeance
ぼくの愛は復讐だ
That's never free
それはけっして自由にはならない




No one knows what it's like
誰ひとり知りやしない
それがどんなものなのか
To feel these feelings
こういう気持ちを感じることが
Like I do
ぼくが感じているような
And I blame you
そして、ぼくはきみを責める




No one bites back as hard
唇を噛んで必死で言葉を押える者はいやしない
On their anger
みんな自分の怒りに関しては
None of my pain and woe
ぼくの苦しみや嘆きはこれっぽっちも
Can show through
表には出て来ない




But my dreams
だけど、ぼくの夢は
They aren't as empty
そんなに虚ろなものじゃない
As my conscience seems to be
ぼくの見た目の良心ほどには




I have hours, only lonely
ぼくには
寂しい人間だけの時間というものがある
My love is vengeance
ぼくの愛情は復讐だ
That's never free
それはけっして自由にはならない




When my fist clenches, crack it open
Before I use it
握りしめたぼくの最初の拳が
ぼくがそれを使うまえに公然と砕け散ってしまうとき
And lose my cool
そう、ぼくは冷静さを失ってしまうのだ
When I smile, tell me some bad news
ぼくが微笑んだら
何かよくない知らせをぼくに聞かせてくれ
Before I laugh and act like a fool
ぼくが笑い出して道化みたいな振る舞いをやりはじめないうちにな




If I swallow anything evil
ぼくが、もし
邪悪なことなら何でも飲み込んでしまうのだとしたら
Put your finger down my throat
ぼくの喉にきみの指を突っ込んでくれ
If I shiver, please give me a blanket
ぼくが、もし、寒さに震えていたら
どうかぼくに毛布を与えてくれ
Keep me warm, let me wear your coat
ぼくをあったかくしていてくれ
きみのコートをぼくにはおらせてくれ




No one knows what it's like
誰ひとりとして
それがどんなことなのか知る者はいない
To be the bad man
悪い人間になることが
To be the sad man
悲しい人間になることが
Behind blue eyes
青い瞳の裏側で






Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞






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もしかしたら、(わたしが知る限りでは)この歌は、人間の孤独(に切り込んで)もっともはっきりと摘出してみせた歌のひとつと言えるかもしれない。




No one knows what it's like
To be the bad man
To be the sad man
Behind blue eyes


青い瞳の裏側で
悪い人間になることが
悲しい人間になることが
それがどんなことなのか
誰ひとり知りやしないんだ




たとえば、人間、誰でも嘘をつくが、初めてついた嘘をはっきりと覚えている人は皆無に等しいのではないだろうか。
たぶん、ぼくが初めてついた嘘は、母親に対してのものだったろうと思うが、おそらく、その瞬間に初めて黒い瞳の裏側(つまり、こちら側)に「自分」というスペースが生まれたのではないかと思う。孤独は(そのとき)そこからはじまっている(はずだ)。






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【A Year Ago−Go!】

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・「バレリーナ」 (ヴァン・モリスン)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050118