Pure And Easy

Words & Music by Pete Townshend.
(1974年発表)



(原題直訳 「純粋で平易な」)



From The Who album, "Odds & Sods".
名作アルバム度 ☆☆☆*1

「オッズ&ソッズ」 (フー)


Also you can listen to Pete Townshend album, "Who Came First".*2
名作アルバム度 ☆☆☆☆


ピート・タウンゼンド


Also pete Townshend album, "Lifehouse Elements".*3
名作アルバム度 ☆


ピート・タウンゼンド




歌詞は、次のURLから
http://www.thewho.net/discography/songs/PureandEasy.html




名曲度 ☆☆☆






邦題 「ピュア・アンド・イージー」 (フー)







There once was a note, pure and easy,
かつてひとつの音があった、純粋で平易な*4
Playing so free, like a breath rippling by.
さざめく呼吸のように、とても自由に奏でられる
The note is eternal, I hear it, it sees me,
その音は永遠なるもの、それをぼくは聴き、それはぼくを見る
Forever we blend it, forever we die.
ぼくらは永久にそれを混ぜ合わせ、ぼくらは果てしなく死んでいくのだ




I listened and I heard music in a word,
ぼくは耳を傾け、言葉の内にある音楽を聞いた
And words when you played your guitar,
そう、きみがギターで弾いた言葉たちだ
The noise that I was hearing was a million people cheering,
ぼくが耳にしていたざわめきは、大勢の人たちの歓呼の声
And a child flew past me riding in a star.
そして、ひとりの子供が星に乗ってぼくを通りすぎていった




As people assemble,
人間が集まるようになるにつれて
Civilization is trying to find a new way to die,
文明は新しい死に方をみつけようとしている
But killing is really merely scene changer,
しかし、殺戮は実際にほとんど状況を変える装置にはなっていない
All men are bored with other men's lies.
人間はみんな、他の人間の嘘にうんざりしているのだ




I listened and I heard music in a word,
ぼくは耳を傾け、言葉の内にある音楽を聞いた
And words when you played your guitar,
そう、きみがギターで弾いた言葉たちだ
The noise that I was hearing was a million people cheering,
ぼくが耳にしていたざわめきは、大勢の人たちの歓呼の声
And a child flew past me riding in a star.
そして、ひとりの子供が星に乗ってぼくを通りすぎていった




Gas on the hillside, oil in the teacup,
丘の斜面の気体、ティーカップの中の油
Watch all the chords of life lose their joy,
人生のいろんな和音がその喜びをなくしていくのを見ているといい
Distortion becomes somehow pure in its wildness,
歪みは何らかのかたちでその荒々しさにおいて純粋なものとなる
The note that began all can also destroy.
すべてのはじまりとなったあの音は
また破壊するものともなりうるのだ




We all know success when we all find our own dreams,
ぼくらがみんな、成功というものを知るのは
自分たちの夢を自分たちが見い出すときなのだ
And our love is enough to knock down any walls,
そして、ぼくらの愛は
いかなる壁をも叩き崩すに十分な威力があるものだ
And the future's been seen as men try to realize,
そして、未来は
人間が実現させようとする中で見えてくるのだ
The simple secret of the note in us all.
あの音の単純な秘密は、わたしたちみんなの内にあるものだ




I listened and I heard music in a word,
ぼくは耳を傾け、言葉の内にある音楽を聞いた
And words when you played your guitar,
そう、きみがギターで弾いた言葉たちだ
The noise that I was hearing was a million people cheering,
ぼくが耳にしていたざわめきは、大勢の人たちの歓呼の声
And a child flew past me riding in a star.
そして、ひとりの子供が星に乗ってぼくを通りすぎていった




There once was a note, pure and easy,
かつてひとつの音があった、純粋で平易な
Playing so free, like a breath rippling by.*5
さざめく呼吸のように、とても自由に奏でられる




There once was a note, listen
かつてひとつの音があった、聴いてごらん
There once was a note, listen
かつてひとつの音があった、耳傾けるがよい
There once was a note, listen
かつてひとつの音があった、聴いてごらん
There once was a note, listen
かつてひとつの音があった、耳傾けるがよい
There once was a note, listen
かつてひとつの音があった、聴いてごらん
There once was a note, listen
かつてひとつの音があった、耳傾けるがよい
There once was a note, listen
かつてひとつの音があった、聴いてごらん 







Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞







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【お知らせ】

明日、12月21日付より年末年始スペシャルとして、
The Whoによるロック・オペラの名作「トミー」の全曲訳特集を行いますので、どうぞよろしくご覧いただきたく存じます。




【A Year Ago−Go!】

(1年前のエントリーを Playback♪)


・「エイプマン」 (キンクス

・「お茶をどうぞ」 (キンクス

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20041220

*1:ただしアナログ・レコード盤の選曲構成。CDではトラック#15〜23の部分に相当する。

*2:ピートのソロ・アルバムに収録のものは、後半部分にフーのヴァージョンにはないスタンザがあり、また違う歌の世界となっている。そちらの訳詞については、また後日ということで(いまのところは)失礼させていただく。

*3:いまだ実現していない作品プロジェクト「Lifehouse」のために書かれた曲の一部を集めたCDアルバム。一聴してピートの宅録とわかるものなど、いずれもフーのアルバム(「Who's Next」「Who Are You」)やピートのソロアルバムで発表されたものとは違うアレンジで録音されたものばかりだが、あくまでも「資料」的な価値といったところだろう。いずれもピートのヴォーカルによるもので、ロジャー・ダルトリーのヴォーカルはないので、どうしてもデッサン程度といった印象は否めない。

*4:おそらくこの音はヒンドゥーで聖なる音とされる「オーム」という音だろう。

*5:冒頭の一節でもあるこのくだりは、1971年発表のアルバム「Who's Next」の中の「ソング・イズ・オーヴァー」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060106 のエンディングの部分で(まるでこの歌への予告編のようなかたちで)歌われている。この曲も「Who's Next」の多くの曲も(いまだ実現していない)「Lifehouse」という映画をコアとした野心的な作品プロジェクトのために書かれた曲だということで、とくにこの曲「ピュア&イージー」はその軸となる曲として位置づけられている。