A Woman Needs Love (Just Like You Do)

Words & Music by Ray Parker, Jr.
(1981年発表)






(原題直訳 「女は愛を必要としている」(きみがそうであるように))





歌詞は、次のURLから、
http://www.lyricsbay.com/a_woman_needs_love_just_like_you_do_lyrics-ray_parker.html





From Ray Parker Jr. & Raydio album, "A Woman Needs Love".


名作アルバム度 ☆☆☆



「ウーマン・ニーズ・ラヴ」 (レイ・パーカーJr.&レイディオ)*1



グループとしては最後のアルバム、


名曲度 ☆☆☆☆☆





邦題「ウーマン・ニーズ・ラヴ」 (レイ・パーカーJr&レイディオ)







Doo-doo-doo-doo-doo
♪ ドゥドゥドゥドゥードゥ
Mmm-mmm-mmm
♪ ウームムムー




A woman needs love
女には愛が必要なんだ
Just like you do, hoo
きみがちょうどそうみたいにね
Don't kid yourself into thinking that she don't
彼女がそうじゃないなんて考えて
自分を誤魔化してはだめだよ
She can fool around
彼女だってバカな真似はできるんだ
Just like you do
まさにきみがしてるようにな
Unless you give all the loving she wants
彼女が求めてる愛をすべて きみが与えてやらないとな




Don't make the mistake of thinking old-fashioned
古臭い考え方をして、しくじらないようにな
Times have changed from yesterday
時代はこれまでとは変わったんだぜ
No longer will those old double-standards
昔ながらのダブルスタンダードは、もはや、
Be accepted by the women of today
いまの女たちには受け容れられないものになっている




So when you thinking you're fooling her
だから、きみが彼女を騙せると思ってるなら
She just might be fooling you
彼女も しっかりときみを騙してるかもしれないんだぜ
Remember, if you can do it
覚えとくんだな、おまえにそれができるなら
She can too, because
彼女にだって できるのさ、というのも




A woman needs love
女には愛のことが必要なんだよ
Just like you do
ちょうどきみがそうなのと同じことさ
Don't kid yourself into thinking that she don't
彼女はそうじゃないなんて考えたりして
自分を誤魔化すのはやめとくんだな
She can fool around
彼女だって影でバカなことはできるのさ
Just like you do, hoo
ちょうどきみがやってるみたいにな
Unless you give all the loving she wants
彼女が欲しがってる愛を きみがすっかり与えてやっていないとな




When her eyes are begging for affection
彼女の瞳が親愛の情を乞い求めてるときには
Don't put her off
彼女のことを邪慳にしちゃだめだ
Don't make her wait
彼女を待たせるのはまずいぜ
Don't try to give her that worn-out excuse
色あせた言い訳なんかを彼女にしようとしちゃだめだ
About being tired and working late
疲れてるとか、遅くまで仕事だったから とか




I'll tell you
いいかい、言っとくぜ
One day you'll come home early from work
ある日、おまえが仕事から早く家に帰って来て
Open up the door and get your feelings hurt
ドアを開ける、
そして、どうにも傷ついた気持ちになってしまうんだ




Because she needs it
なぜなら、彼女はそれを必要としてるんだ
Just like you do
きみがそうなのと同じことさ
A woman's got to have have it
女もそれをせずにはいられないんだ
Woh, yeah
うーん、そうなんだぜ
Just like you
きみみたいにな
And if you're smart
だから、もし、おまえが利口なやつなら
Better stop fooling around
遊びまわるのはやめにしといたほうがいいぜ
'Cause she will, too
だって、彼女だってそのつもりなんだからな
Oh,
おゝ




Just like you do, hoo
きみがそうみたいにね、うん
Thinking that she don't
彼女はしないと思ってるんだな
Just like you do, hoo
きみがそうなのと同じだよ、うん




Now, an example to you:
さてと、ひとつ、きみにいい例があるよ
By the time poor Jack returned up the hill
哀れなジャックが丘の上に戻って来たときには
Somebody else had been loving Jill
誰かほかのやつがジルを愛していたのでしたってな *2




A woman needs love
女には愛のことが必要なんだ
Just like you do
ちょうどきみがそうみたいにな
Hey, don't kid yourself into thinking that she don't
おい、彼女がそうじゃないなんて考えて
自分を誤魔化すのはやめにしとけよ
She can fool around
彼女は影で浮かれた真似もできるんだぜ
(Yeah)
(そうさ)
She will fool around
彼女だって影でバカなことぐらいするつもりだぜ
(So)
(同じようにな)
(Yeah, she will fool around)
(そうさ、彼女だって浮かれた真似はする気だぜ)
So you'd better take out some insurance and
だから、きみも何かの保険をかけとくといいよ
And be sure she won't
そう、彼女がそうしないように しっかりとな




Give her that love
彼女に例の愛のことをしてやることだな
That sweet, sweet love
あの甘美な、甘美な愛のことをな
She wants it,
彼女はそれを求めてるんだ
Just like you
きみみたいにな
She can fool around
彼女にも浮いた気持ちで遊びまわることはできるし
And she will fool around
そう、彼女だってバカな浮かれたことぐらいはするつもりだぜ
With you or without you
相手がきみだろうと、きみじゃなかろうとな
Just like you do
ちょうどきみがしてるのと同じようにな




A woman needs love
女ってもんには愛が必要なんだよ
Just like you do
きみがそうなのと同じさ
Hey, don't kid yourself in thinking that she don't
おい、彼女はそうじゃないなんて考えて
自分を誤魔化すような真似はやめとけよ
She can fool round
彼女だって浮気ぐらいはできるんだ
Just like you do
きみがやってるみたいにな
A woman need love
女だって愛のことが必要なんだ
Just like you do
きみがそうなのと同じだよ









Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 080409










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この歌でもそうだが。
「愛」という言葉で「性」ということも言われているのがよくわかる。
あたりまえと言えば、あたりまえのことかもしれないが、
「愛」という言葉とは本来は不可分な「性」ということ、
(もしくは、その「愛」という語に本来内包されいるひとつの様態としての「性」ということ)
おそらく、その両者の分離・分化を抑え、制御するものとして、
古来、人類の文明には「結婚」という制度(や「事実婚」ということ)があったのだろう。
ということもあったりで、この歌では「love」という語を
敢えて「愛のこと」などとw日本語の名詞にしてみましたよ。



ところでレイディオを離れてからのレイ・パーカーJr.には、
ズバリ、「The Other Woman(愛人)」というタイトルの大ヒット曲もあるので、
また、近く、あらためて、その女性を証人として召喚しw、
こちらまでご足労いただこうかと思っておりますので、
そのせつは、また、どうぞお楽しみくださいナ♪








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【Years Ago−Go!】





(1年前のエントリーを Playback♪)







・「セイル・オン・セイラー」 (ビーチボーイズ

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060601








(2年前のエントリーも Playback♪)






・「イン・マイ・ライフ」 (ビートルズ

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050601

*1:このグループ名は、1980年にアルバム「Two Places At The Time」を発表する前後からのものだが、当初の「Raydio」というグループ名にも(一応)しっかりと「Ray(レイ)」というお名前はフィーチャーされていたんですよねwink。(レイさんのラジオ? ラジオ光線w?) でも、それじゃやっぱりまだまだ十分じゃなかったのでしょう。そして、このアルバムを最後にとうとうレイ・パーカーJr.氏は、グループを離れ、ソロとしての活動を開始する。そしてその後はすでにポピュラー音楽史の一部となっている(!?)というわけです。

*2:1978年に全米8位となった彼らの最初のビッグ・ヒット「Jack and Jill」について触れたもので、丘の上で暮らすジャックとジルのふたりだが、ジャックはちっともジルにかまってもらえません、ジルから愛を得られないジャックは、ある日、とうとう愛が欲しくなってこっそり丘を降りて行ったのでした、どうしてジャックは丘を抜け出してしまったのでしょうか・・・・? という寓話風の歌だが、レイ・パーカーJr. は、きょうのこの歌のこの部分で3年前のその自分たちのヒット曲の(歌われなかった) "結末" を新たに明かしてみせるというそんなお遊びをしながら、同時にこの歌にひとつの教訓的な実例を示すということをしているわけですw。もともとは、イギリスをはじめとする英語圏の社会ではよく知られた古くからの童謡で(シェークスピアの有名な戯曲「真夏の世の夢」や「恋の骨折り損」にもこのジャックとジルのふたりの名前を引いたこの唄を思わせる一節があるというぐらい古いもので)それをアダプトしたものだったが、(ある日、手桶を持って丘の上に水を汲みに行って、丘から転げ落ちてしまったふたりの子供を謡ったものだが)「ジャックとジル」というこの童謡は、なぜかロック・ミュージシャンたちがよく取り上げてきたものでもあり、スレイドの「Did Yer Mama Ever Tell Ya(おめぃ、かあちゃんに言われたこたぁないんかい?)」(アルバム「Nobody's Fool」所収)でもこの「ジャックとジル」の世界が言及されているほか、カンタベリー・シーンから出て来たプログレッシヴ・グループのキャラバンの「Jack and Jill」(アルバム「Blind Dog at St. Danstans」所収)も この童謡をジャックの観点から新たに歌って、彼らなりの解釈をほどこしたものだったが、同じくイギリスで人気のあったドイツのプログレッシヴ・バンドのキャンの「Pauper's Daughter and I (困窮者の娘とおれ)」(アルバム「Out of Reach」所収)にも、この童謡が引用されるなどしている。(時期的にどうも集中してるようなので、1976〜78年あたりの一種の流行(?)みたいなものだったのかもしれませんネw。)