Plynth (Water Down The Drain)

Words & Music by Rod Stewart, Ronnie Wood and Nicky Hopkins.
(1969年発表)







(原題直訳 「台座」(排水路を行く水) ) *1







歌詞は、次のURLから、
http://artists.letssingit.com/jeff-beck-lyrics-plynth-water-down-the-drain-1j8577q







From The Jeff Beck Group album, "Cosa Nostra Beck-Ola".  *2

名作アルバム度 ☆☆☆ *3



アルバム「ベック・オラ」(ジェフ・ベック・グループ)より









名曲度 ☆☆ *4








邦題「プリンス」 (ジェフ・ベック・グループ)










I've woken up on mornings such as this
おれは、朝は ずっとこんなふうにして目覚めてきてるんだ
And thought exactly the same as I'm thinking now
そして、いま考えてるのと そっくりそのまま おんなじことを考えてきた
Every night for a year I've slept alone
もう1年の間、毎晩、おれはひとりっきりで眠ってきた
My cold damp room looks worse than me.
おれのこの寒くジメジメした部屋は、おれなんかよりもひでえザマだ




I got a fear of death that creeps on every night
おれには、夜ごとに忍び寄ってくる死の恐怖ってものがある
I know I won't die soon but then again I might
自分がすぐにでも死んじまうんじゃないことは、おれにもわかってるんだが、
しかし、そうなってしまうことだってあるかもしれないぜ
Just like water down the drain I'm wasting away
排水路を流れてく汚水(ルビ=みず)のように
おれは無益に捨て去られていってるんだ
And oh, doctors can't help.
そして、おゝ、医者どもにも役には立たねえぜ
A ghost of a man, that's me.
人間の亡霊ってやつにはな、つまり、このおれのことさ




I'm going far
おれはビッグになってやるぜ




Ah, ah, ah
あゝ、あゝ、あゝ




And oh, water down the drain flows to the sea
そして、おゝ、排水路を行く水は海へと流れてくんだ
The pattern of my life keeps a-hauntin' me
おれの人生のこの柄(ルビ=パターン)がずっとおれに取り憑いてるんだ
Like moisture from the ocean fills the sky
海原から立ち込める湿気のように空を満たして
Comes on down to the ground as time goes by.
時間が経つに連れて、地面へと降りて来るんだ、




Ah, ah, ah
あゝ、あゝ、あゝ




Please don't weep for me when I'm gone
おれが死んじまったりしたときには
どうか泣いたりしないでくれよな




Ah, ah, ah
あゝ、あゝ、あゝ、




I got a fear of death that creeps on every night
おれには、毎晩、忍び寄ってくる死という不安がある
I know I won't die soon but then again I might
おれは、自分がすぐにでも死んでしまうわけではないのは わかってるんだ
Please don't weep for me when I'm gone
どうか、おれが死んだりしても、泣いたりしないでくれ
Ah, ah, ah
あゝ、あゝ、あゝ。




A fear of death that creeps on every night
夜ごとに忍び寄ってくる死の不安











Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 083110











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きょうのこの歌が入ったアルバムの発表後、
ほどなくしてツアーの途中で内紛からか空中分解した(と言われる)このジェフ・ベック・グループを脱退したロッド・スチュアートとロン・ウッドのふたりが(スティーヴ・マリオット脱退後の)スモール・フェイシズに合流して、グループ名を新たに「フェイシズ」として発表した1970年の最初のアルバム「ファースト・ステップ」には、
きょうのこの歌の歌詞をそっくり丸ごと歌っている「アラウンド・ザ・プリンス」(「「プリンス」をめぐって」)というタイトルのトラックがありますので、
ちょっとそれを いまからつづけて聴いてみましょう・・・・・・。

*1:タイトルのこの「」というのは何だろう? わたしの知る限りでは英語の辞書にはそのような言葉はいっさい登録されていないのだが、かりにそれを「plinth」という語をお洒落に(?)に綴り替えてみたものだとすれば「(円柱や角柱の下の四角い)台座、柱礎」ということになって、まあ、歌の内容ともそぐわないこともないカモ。

*2:このジャケット(写真参照)は、これ、ルネ・マグリットの絵ですね。「リスニング・ルーム」という絵だそうですよ。なお、このアルバムからは、すでに「監獄ロック」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050427 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*3:たいへんよくできた第1作アルバム「トゥルース」よりも遥かにレア(=生肉)な感じがして聴くほどによくなります。一回限りの素晴らしい時間帯がいくつかあって、そんなところでは思わず耳をそば立ててしまいます。

*4:ベックは、