You Don't Miss Your Water

Words & Music by William Bell.
(1961年発表)









(原題直訳 「きみはきみの水を失くしはしない」)








歌詞は、次のURLから、
http://www.lyrics007.com/OTIS%20REDDING%20Lyrics/You%20Don't%20Miss%20Your%20Water%20Lyrics.html








From the William Bell album, "The Soul Of A Bell".  *1









Also on the Otis Redding album, "Otis Blue, Otis Redding Sings Soul".  *2

名作アルバム度 ☆☆☆☆



アルバム「オーティス・ブルー」(オーティス・レディング)より *3






Also on The Byrds album, "Sweetheart Of The Rodeo". *4

名作アルバム度 ☆☆☆☆



アルバム「ロデオの恋人」(バーズ)より *5






Also on the Taj Mahal album, "The Natch'l Blues". *6

名作アルバム度 ☆☆☆



タージ・マハール)より





Also you can listen to the Brian Eno's version,
on the film soundtrack album,"Music From The Film, Married to the Mob". *7

名作アルバム度 ☆☆☆



ブライアン・イーノ、映画「愛されちゃって、マフィア」サウンドトラック盤)より








名曲度 ☆☆☆☆☆









邦題「ユー・ドント・ミス・ユア・ウォーター」 (ウィリアム・ベル) *8 *9









In the beginning
はじめのうちは
You really loved me, oh
きみは本当にぼくのことを愛してくれた。あゝ
I was too blind
ぼくはひどく盲目だった
I could not see, now
ぼくにはわからなかったんだ、
いま、




But now that you left me
でも、いま、きみがぼくを置いて去っていった
Oh, how I cried out, I keep crying
あゝ、ぼくはどんなに大声を上げたことか
ぼくは泣きっぱなしだ
You don't miss your water
人間、自分の水分(ルビ=なみだ)は失くならないものだな
'Till your well are run dried
自分の井戸が干上がってしまうまでは




I kept you crying
ぼくは、ずっと きみを泣かせてばかりだった
Sad and blue, oh my, oh
悲しく、暗い気持ちにしてばかりだった、
あゝ、ぼくは、おゝ
I was a playboy
ぼくは遊び人(ルビ=プレーボーイ)だった
I just wouldn't be true
ちっとも ぼくは誠実になろうとしなかった




But now that you left me
だけど、いま、このぼくを置いて、きみがいなくなり
Good Lord, how I cried,
善き主よ、このぼくがどんなに泣いたことか
I keep crying, I keep crying
ぼくは泣きっぱなしだ、泣いてばっかりなんだ、ぼくは
Ooh, I've been miss my water
あゝ、ぼくは自分の水(ルビ=うるおい)を欠いてたんだ
No, I never miss my water
いや、ぼくはけっして自分の水をなくしてなんかいない
'Till my well are run dried
ぼくのこの井戸が干上がってしまうまでは




I sit here and wonder
ぼくはここにすわって頭を抱えてる
How in the world this could be, yeah, my, oh my
いったい全体、どうしてこんなことになってしまうのか、
あゝ、ぼくは、あゝ
I never thought,
ぼくは 全然 思わなかった
Oh, I never thought
おゝ、ぼくは一度だって思いもしなかった
You ever leave me
きみが、まさか、ぼくのもとからいなくなってしまうとは




But now that you left me
だけど、いま、きみはぼくを置いて出て行った
Good Lord,
善き主よ
Good Lord, how I cried out
善き主よ、どれだけぼくが声を上げて泣いたことか
You don't miss your water
人間、自分の水(ルビ=なみだ)はなくならないものだ
You don't miss your water
人は自分の水(ルビ=うるおい)を失くしはしない
'Till your well are run dried
自分の井戸が干上がってしまわないうちは




Ooh, You don't miss your water, oh
あゝ、人は自分の水を失くしてしまうことはない
You don't miss your water
人は自分の水を失いはしないのだ
'Till your well are undried
おまえの泉が干上がってしまうまでは
I miss my water
ぼくは自分の水を逃してしまった
I keep missing my water
ぼくは自分の水をなくしてばかりだ
I keep missing my water
ぼくは自分の水をなくしっぱなしなんだ
And I want my water
そして、ぼくは、ぼくの水が欲しいんだ
I need my water
ぼくには ぼくの水が必要なんだ
I love my water
ぼくは、ぼくの水を愛している
And I want my water
そして、ぼくは、ぼくの水を求めている
And I'm little destined now
そう、ぼくは ちょっとばかり
運命づけられてしまったんだ、いま
And I'm little destined now
そして、ぼくは少しばかり運命が決まったのだ、
いま、
I want my water
ぼくは、ぼくの水が欲しいんんだ
I need wanting my water
ぼくには自分の水を求める必要があるんだ
I never miss my water
ぼくは、けっして自分の水(ルビ=うるおい)を失くしはしない











Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 082610











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つづいて、ピーター・トッシュのファースト・アルバムから
きょうのこの歌のレゲエへのリメイクを聴いてみましょう。
(意外にも ちっともレゲエ臭くないんですよ・・・・)

*1:フィニアス・ニューボーン・ジュニアという(そのトリオ編成によるアルバム「ワールド・オブ・ピアノ」などの演奏を聴けば自ずとわかる)ジャズ・ピアノのとんでもない(・・・・でしかないようなところが大いに物足りなくもあるのだがナイショノハナスw)がリーダーを務めるニューヨーク、マンハッタンの洗練されたショー・バンド「フィニアス・ニューボーン・オーケストラ」の専属歌手をしていたウィリアム・ベルが、あるときニューヨークから故郷のメンフィスに戻り、現地のスタジオでチップス・モーマンのプロデュースのもとに(本人はニューヨークに持ち帰るつもりの(?)デモ・テープのつもりで)録音したのが自作のきょうのこの歌。言うまでもなく、そのスタジオとはサザン・ソウルの一大牙城、偉大なるスタックス・レーベルであるのだが、モーマンは、これを当初はスタックからのベルのデビュー・シングル「Fomula Of Love」のB面として発表。しかし、地元やその周辺のラジオDJたちはB面のこの曲を気に入り、もっぱらそちらのほうをオンエアしたため、この曲の人気が高まり(全米のR&Bチャートには遂にエントリーすることはなかった(!)ものの)ポップ・チャートのHOT100に入る(全米95位にまでなる)ヒットとなり、やがて、オーティス・レディングら人気アーチストたちの解釈を経て、遂にはサザン・ソウルの古典的な名曲となっていったのでしたトサ。 また、この歌のヒットから5年した1967年になって初めて発表されたベルの最初のアルバムからは(アレサ・フランクリンで有名になる)「恋のおしえ」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070603 が、すでにここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*2:このアルバムからは、すでに「マイ・ガール」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20041221 、「ワンダフル・ワールド」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070212 、「ロック・ミー・ベイビー」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20080108 、「サティスファクション」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20080304 がここで紹介されていますので、よろしければアルバムのお伴にどうぞ♪

*3:1965年発表のオーティスのこのアルバムでは「恋を大切に」という邦題がつけられている。

*4:このアルバムからは、すでに「ゴーイング・ノーホエア」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20080216 、「ヒッコリー・ウィンド」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20080320 、「クリスチャン・ライフ」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060218 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ。

*5:1968年発表のバーズのこのアルバムでは「涙の涸れるまで」という邦題がついている。また、1990年に発表されたCD4枚組のボックスセット「The Byrds」にはグラム・パースンズがリード・ヴォーカルをとっているトラックが収録されている。

*6:アル・クーパージェシィ・エド・デイヴィスらがバックを務める1968年発表のこのアルバムでは、この歌のタイトルが「You Don't Miss Your Water ('Til Your Well Runs Dry) 」と副題つきになっている。

*7:デイヴィッド・バーンが音楽監督を務めた1988年のアメリカ映画「愛されちゃって、マフィア」(ジョナサン・デミ監督、ミシェエル・ファイファー、マシュー・モディーン主演)のサントラ盤で、ほかにシニーアード・オコナー、ニューオーダー、デビィ・ハリー、トムトム・クラブなどの曲が使われていて、面白い。

*8:原題カタカナ表記のこの邦題は、ベルのベスト盤の日本盤「ヴェリー・ベスト・オブ・ウィリアム・ベル」からのもの。なお、このアルバムからは(アルバート・キングやクリームで有名になった)「悪い星の下で」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060112 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*9:また、以下の歌詞は(日本ではもっとも広くこの歌が聴かれていると思われる)オーティス・レディングのヴァージョンにしたがったもので、オリジナルのウィリアム・ベルのものは(一部に歌詞の些細な相違はあるものの)大意は変わらず、(「oh」だの「just」だの、また同じフレーズの繰り返しなどはなく)もっとあっさりと歌っている。