Sitting On Top Of The World

Words & Music by Walter Vinson and Lonnie Chatmon.
(1968年発表) *1







(原題直訳 「世界のてっぺんにいるような気分で」)







歌詞は、次のURLから、
http://www.lyricsfreak.com/c/cream/sitting+on+top+of+the+world_20034204.html








From the Cream album "Wheels Of Fire".  *2

名作アルバム度 ☆☆☆☆



アルバム「クリームの素晴らしき世界」(クリーム)より






Also on the Howlin' Wolf compilation album, "The Real Folk Blues".  *3

推奨アルバム度 ☆☆☆☆☆



アルバム「リアル・フォーク・ブルース」(ハウリン・ウルフ)より






Also on the Cream album, "Goodbye Cream".

名作アルバム度 ☆☆☆☆



アルバム「グッバイ・クリーム」(クリーム)より





Also on the Howlin' Wolf album, "The London Howlin' Wolf Sessions". *4

名作アルバム度 ☆☆☆



アルバム「ザ・ロンドン・ハウリン・ウルフ・セッション」(ハウリング・ウルフ他)より







名曲度 ☆☆☆







邦題「トップ・オブ・ザ・ワールド」 (クリーム) *5







One summer day, she went away
ある夏の日、彼女が出て行った
Gone and left me, she's gone to stay.
いなくなってしまったんだ、このおれを残して
彼女はどこかへ行ってしまった
She's gone,
彼女がいなくなってしまったんだ
I don't worry,
おれは気に病んだりはしてないぜ
I'm sittin' on top of the world. *6
おれは世界のてっぺんにすわってような気持ちでいるんだ




All the summer, worked on this farm
夏の間中、この農場で働いた
Had to take Christmas in my overalls.
クリスマスもおれは作業着姿で迎えなきゃならなかったんだ
She's gone,
彼女はいなくなってしまった
But I don't worry,
でも、おれはくよくよしたりはしてないぜ
I'm sittin' on top of the world.
おれはこの世のてっぺんにすわってるような気分なんだ




Going down to the freight yard,
貨物置き場に行ってみよう
Gonna catch me a freight train. *7
貨物列車を見つけて乗り込むんだ
Gonna leave this town,
この町を出て行くのさ
Work done got to hard.
仕事を終えるのがきつくなってきたんだ
She's gone,
あの女もいないし
But I don't worry,
けど、おれは気に病んでなんかいないぜ
I'm sittin' on top of the world.
おれは世界のてっぺんにすわってる気分なんだ








Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 062510










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では、つづけて、このクリームによる演奏のもとになったハウリン・ウルフの演奏を聴いてみましょう。 *8

*1:クリームのヴァージョンは(その歌も演奏も歌詞も)(スタジオ録音もライヴ録音も ともに)ハウリン・ウルフの1957年発表の解釈に沿ったものだということは一聴して明らかだが、きょうのこの歌のオリジナルは、1920年代から30年代にアメリカ南部のデルタ地帯で人気があったグループ、ミシシッピィ・シークスによる1930年発表の(当然、SP盤のレコードによる)もので、以後、この歌は上述のハウリン・ウルフをはじめ、ドク・ワトソンなどブルースやカントリーなどジャンルを超えてさまざまなかたちでアダプトされて歌い継がれている。きょうはクリームによるものにつづけて、その元となったハウリング・ウルフによるもの、そしてオリジナルのミシシピィ・シークスのものまで3曲つづけて聴いてみましょう。

*2:このアルバムからは、すでに「悪い星の下に」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060112 と「クロスロード」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050520 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*3:このアルバムからは、すでに「キリング・フロア」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070404 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*4:1971年発表のロンドン録音によるもので当時のイギリスのブルース系の人気ミュージシャンたちがバックを務めている。とくにエリック・クラプトンチャーリー・ワッツビル・ワイマンの3人は全トラックに参加している。なお、このアルバムからは(CDボーナス・トラックから)「キリング・フロア」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070404 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*5:ハウリン・ウルフのアルバムでは、邦題は「シッティン・オン・トップ・オブ・ザ・ワールド」となっている。

*6:アルバム「グッドバイ」では、どのバースでも このラインのは「'Cos」(=なぜなら)という語から歌われている。その他、同アルバムの当該曲のトラックはライヴ録音であるため(語の(強調のための)繰り返しなど)スタジオ録音との多少の異同はあるが、とくに歌の流れとして異なるものはないのでいちいちその異同を指摘する註はつけないものとした。)

*7:(ブルースの世界で)貨物列車に乗り込むとは、す(大恐慌の時代以来?)無賃乗車であるというお約束がある。フォーク・ソングの名曲「フレイト・トレイン」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050210#p2ウディ・ガスリーの自伝に基づいた映画「ウディ・ガスリー わが心のふるさと」(ハル・アシュビー監督、デイヴィッド・キャラダイン主演、アメリカ映画、1976年公開)や映画「北国の帝王」Emperor Of The North(ロバート・アルドリッチ監督、リー・マーヴィンアーネスト・ボーグナイン主演、アメリカ映画、1973年公開)などを参照いただくとよろしいでしょう。

*8:ウルフは、きょうのこの歌をさまざまな時期にレコーディングしていますが、ここではアルバム「リアル・フォーク・ブルース」からのものを採り上げてみました。