The Day John Kennedy Died

Words & Music by Lou Reed.
(1982年発表)






(原題直訳 「ジョン・ケネディが死んだ日」) *1







歌詞は、次のURLから、
http://www.musicsonglyrics.com/L/loureedlyrics/loureedthedayjohnkennedydiedlyrics.htm







From the Lou Reed album, "Blue Mask".

名作アルバム度 ☆☆



アルバム「ブルー・マスク」(ルー・リード)より





名曲度 ☆








邦題「 ジョン・ケネディの死」 (ルー・リード







I dreamed I was the president of these United States
ぼくは、自分がこの合衆国の大統領になっている夢を見た
I dreamed I replaced ignorance, stupidity and hate
自分が無知や愚劣や憎悪にとって替わっている夢を見た
I dreamed the perfect union and a perfect law, undenied
ぼくは完全なる統一や完全なる法律、否定しえないものを夢に見た
And most of all
そして、中でもいちばん大きなことは
I dreamed I forgot
ぼくが自分が忘れてしまっている夢を見たことだ
The day John Kennedy died
あのジョン・ケネディが死んだ日を




I dreamed that I could do the job that others hadn't done
ぼくは、自分が他の人間たちがやらなかった仕事ができるのだと夢に見た
I dreamed that I was uncorrupt and fair to everyone
ぼくは、自分が堕落することなく
そして、何人(=なんびと)に対しても公平であることを夢に見た
I dreamed I wasn't gross or base, a criminal on the take
自分が粗野でも、さもしくもなく、
賄賂を受け取る犯罪者でもないことを夢に見た
And most of all
そして、中でも一番大きなことは
I dreamed I forgot
ぼくが夢で見たのが、
自分が忘れてしまっているということだった
The day John Kennedy died
あのジョン・ケネディーが死んだ日を




Oh, the day John Kennedy died
あゝ、ジョン・ケネディが死んだあの日
Oh, the day John Kennedy died
あゝ、ジョン・ケネディが死んだあの日




I remember where I was that day,
ぼくは、あの日、自分がどこにいたのかを憶えてる
I was upstate in a bar
州の外れのとあるバーに ぼくはいた
The team from the university was playing football on TV
TVで大学のフットボール・チームの試合をやっていた
Then the screen want dead and the announcer said,
すると画面が消えて、そしてアナウンサーが言ったのだ
"There's been a tragedy
「悲劇が起こりました
There's are unconfirmed reports the president's been shot
And he may be dead or dying.
「大統領が狙撃され、死亡した、
ないしは危篤状態にあるという未確認の情報が入っています」
Talking stopped, someone shouted, "What !?"
会話が止んで、誰かが「何だとォッ!?」と声を張り上げた
I ran out to the street
ぼくは通りに駆け出した
People were gathered everywhere saying,
いたるところで 人々が集まって、口にしていた
"Did you hear what they said on TV ?"
「TVで言ってたの、聞いたか?」と
And then a guy in a Porsche with his radio hit his horn
すると、そのとき、
ポルシェに乗った ラジオをつけた男がクラクションを鳴らし、
And told us the news
そして、ぼくらにそのニュースを教えてくれた
He said,
彼が言った
"The president's dead,
「大統領が亡くなったぞ
He was shot twice in the head in Dallas,
頭に2発 撃たれたんだ、ダラスでだ
And they don't know by whom."
誰の仕業かはわかっていない」と




I dreamed I was the president of these United States
ぼくは、自分がそんな合衆国の大統領だという夢を見た
I dreamed I was young and smart and it was not a waste
ぼくは、自分が 若くて、聡明で、
そう、それが無駄なことではないのだという夢を見た
I dreamed that there was a point to life and to the human race
ぼくは夢に見たんだ、
人生にも、そして人類にも大事なことがあるのだと
I dreamed that I could somehow comprehend
That someone shot him in the face
ぼくは、何者かが大統領の頭部を撃ったことを
何とか折り合いをつけている自分を夢で見た




Oh, the day John Kennedy died
あゝ、ジョン・ケネディが死んだあの日、
Oh, the day John Kennedy died
あゝ、ジョン・ケネディが死んだあの日、
Oh, the day John Kennedy died
あゝ、ジョン・ケネディが死んだあの日、
Oh, the day John Kennedy died
あゝ、ジョン・ケネディが死んだあの日、








Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 012710










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夢見る、夢に見る、夢で見る・・・・、


あるとき、
自分が合衆国大統領になってることを夢に見た
この歌の歌い手(=語り手)は、
その夢の中で
自分が忘れてしまっていたことを、
すなわち自分が忘れてしまっていることを気づかされる、
そう、思い起こされてしまうのだ
日々の暮らしの中で、日々の眠りの中から
自分が夢見ていたことや、自分が夢見ていた自分を、
忘れてしまっていることを
すなわち、いつしか忘れてしまったいたことを思い起こされる
それが、この歌の歌い手を
日々の惰眠と思わせる日常から(思い=)起こし、目覚めさせるに至るのかは、
はなはだ心もとなく思われはするが
彼が忘れてしまったその夢は、
作者ルー・リードの書いたこの歌の中でば
ジョン・F・ケネディという合衆国大統領が死んだその日の
アメリカのごく一個人の見た光景に集約され、象徴される
多くの若いアメリカ人にとって ひとつの大きな希望の象徴として
ケネディという大統領=国家指導者(=国のリーダー)が
人々の意識というレベルにおいても
リーダー(=先頭に立つ者=指導者)として機能(もしくは作用)しえたことを、
そして、そのケネディの死という喪失が
人々に大きな失望をもたらしたという(忘れられた)心的な事実(トラウマと呼ぶべきか?)を、
物語り、また証言するかのような歌となっている。


いつもながら、
ルー・リードの歌は、
(ディランの歌と同様に)
聴く者の魂の中でこそ響きわたる♪歌となっている。




ということで(は、全然ないのですが・・・w)
一昨日、昨日、本日と(ハイ、写真をご覧くださーい)
ジャケットで「赤」「黄色」「青」とやって見ましたw
アハハ、交通信号ですよ、
そして、これが、また、明日の歌へとつづいていくのです♪








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【Years Ago−Go!】







(1年前のエントリーを Playback♪)







・「ジュディーのごまかし」 (ジョン・フレッドとプレイボーイ・バンド)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20061024








(2年前のエントリーも Playback♪)







・「快楽の奴隷」 (ローリング・ストーンズ

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20051024

*1:第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディが暗殺された1963年11月22日。かりにこの日付を、きょうのこの歌の作者のルー・リードの伝記的事実に照らし合わせれるとすれば、当時、リードは、ニューヨーク州ロングアイランドのシラキュース大学で、デルモア・シュウォルツの下で詩を学び、またジャーナリズムを学ぶ英米文学部の学生だった。(ヴェルヴェット・アンダーグランド最初のアルバム「Velvet Underground and Nico」に収録された「Eouropean Son」という歌は師のデルモア・シュウォルツに捧げられている。また、同グループの2作目のアルバム「White Light, White Heat」に収められた「The Gift」という曲は、リードがシラキュース大学の最終学年に詩作したものにジョン・ケールらと音をつけたもので、左のスピーカーからはその詩が、右のスピーカーからはグループの演奏が流れるというかたちのプレゼンテーションで収録されている。)