Good Morning Little Schoolgirl

Words & Music by John Lee Williamson.*1

(1964年発表)*2

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歌詞は、次のURLから、
http://lyrics.astraweb.com/display/310/yardbirds..five_live_yardbirds..good_morning_little_schoolgirl.html







From The Yardbirds album, "For Your Love". *3


名作アルバム度 ☆☆



「フォー・ユア・ラブ」 (ヤードバーズ






Also on The Yardbirds live album, "Five Live Yardbirds". *4



名作アルバム度 ☆☆



「ファイヴ・ライヴ・ヤードバーズ」 (ヤードバーズ





名曲度 ☆☆☆







邦題 「グッド・モーニング・リトル・スクールガール」(ヤードバーズ







Good morning, little schoolgirl.
おはよう、かわいい女子学生
Good morning, little schoolgirl.
おはよう、かわいい女子学生
Can I go home with you?
ぼくと帰りに一緒してくれないかい?
Won't you let me go home with you,
ぼくと一緒に帰らないかい?
So I can hug, hug, squeeze, squeeze?
そしたら、ハグしたり、ギュッと強く抱きしめられるだろ?
If you let me I can tease you baby.
もし、そうさせてくれるんだったらさ、
ベイビー、ぼくはきみのことドキドキさせてあげるぜ
Hey, hey hey hey.
さあ、さあ、さあ。さあ
Hey hey hey hey.
さあ、さあ、さあ、さあ
Hey, yeah.
ヘーイ、イェーッ




Let's dance, little schoolgirl. *5
踊ろうよ、かわいい女子学生
Let's dance, little schoolgirl.
踊ろうよ、かわいい女子学生
Won't you let me take you to the hop, hop,
ぼくと一緒にダンパに行ってくれないかい、ダンパにさ?
Have a party at the soda shop
ソーダ・ショップでパーティがあるんだ
So we can do the twist, do the stroll
そしたら、ぼくたち、ツイストもできるし、ストロールも踊れるぜ
To the music of the rock 'n' roll.
ロックンロールの音楽に合わせてさ
Hey, hey hey hey.
さあ、さあ、さあ、さあ
Hey hey hey hey.
さあ、さあ、さあ、さあ
Hey, yeah.
ヘイ、イェーイ




Good morning, little schoolgirl.
おはよう、かわいい女子学生
Good morning, little schoolgirl.
おはよう、かわいい女子学生
Can I go home with you?
帰りはぼくと一緒してくれないかい?
Won't you let me go home with you,
ぼくと一緒に帰らないかい?
So I can hug, hug, squeeze, squeeze?
そしたら、ハグしたり、ギュッと強く抱きしめられるだろ?
If you let me I can tease you baby.
もし、そうさせてくれるんだったら、
ベイビー、ぼくはきみのことドキドキさせてあげるぜ
Hey, hey hey hey. Hey hey hey hey. Hey, yeah.
さあ、さあ、さあ、さあ、




Good morning, little schoolgirl.
おはよう、かわいい女子学生
Good morning, little schoolgirl.
おはよう、かわいい女子学生
Can I go home with you?
帰りはぼくと一緒してくれないかい?
Won't you let me go home with you?
ぼくと一緒に帰らないかい?
Tell your mama and your papa that I love you.
きみのママやパパに、
ぼくがきみのこと好きなんだって言ってやりなよ
Tell your sisters and your brother that I love you.
きみのお姉さんやきみのお兄さんに、
ぼくがきみのこと好きなんだって言ってやりなよ
Hey, hey hey hey.
さあ、さあ、さあ、さあ
Hey, hey hey hey.
ほら、ほら、ほら、ほら
Hey, hey hey hey.
ヘイ、ヘェ、ヘェ、ヘーイ、
Hey, hey hey hey.
ヘーイ、ヘェ、ヘェ、ヘーイ








Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 042009







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多くのアーチストにレコーディングされているブルースの名曲だが、
ヤードバーズは、これを まるでチャック・ベリーを思わせる軽快なロックンロール調での明るく無邪気なナンバーとしてキャッチーな演奏しているが*6、それはこの曲がシングルとして発表されたこともあるのだろう。


しかし、よく聴いてほしいのだが、この歌で重要なのは、
ヤードバーズのこのヴァージョンでは すぐにはわかりにくいようになっているが)、
「おはよう、かわいい女子学生」と呼びかけているこの語り手(=歌い手)の男が実は学生ではない(!)ということだ。
つまり、彼女が通う学校があるその地域(=コミュニティ=地理的共同体)に暮らすある正体不明の(学生ではない)ひとりの男がこの(通学する女子学生への呼びかけの)歌を歌っているということ・・・・。
(そう考えると、ヤードバーズのその楽天的な歌と演奏にもかかわらず、この曲が有名なブルース・ナンバーだということにも納得がいくだろう)
歌い手であるこの人物が(果たして)何者なのかは(わたしたち聴く者には)(ハッキリとは)わからない。 ・・・・・真面目な若い労働者なのか、・・・・・実直な勤め人か、・・・・・あるいは無職も同然の遊び人か、・・・・どこかの金満家のせがれか・・・・・。



いずれにせよ、
われらの可愛い女子学生は、きょうも颯爽とミニスカート姿で
地域の男たちの視線の中を 通学していくのだ。



ということで、つづいて、今度は、より原曲に近い(多くのアーチストたちが取り上げているもののプロトタイプのような)ヴァージョンを聴いてみるとしよう・・・・・。

*1:このジョン・リー・ウィリアウソンとは、そのブルースハープで後世に大きな影響を与えているブルースマンのサニーボーイ・ウィリアムソン一世のこと。なお、ヤードバーズがバックを務めてロンドンのマーキー・クラブでのライヴ・アルバムを出しているサニー・ボーイウィリアムソンは、一世の死後にその名を継いだ本名をライス・ミラーという二世のサニーボーイで両者の間にはブルース・シンガーでハーモニカ・プレーヤーという繋がりだけで、血縁関係はまったくない。

*2:デビュー・シングルの「I Wish You Would」につづく2枚目のシングルとして1964年10月に発表された曲。チャート・インしなかった前作の失敗を取り返そうとするかのようにブルース色を消して明るく軽快なロックンロール・ナンバーに仕上げているが、全英チャートでは最高位で44位にとどまり、ヤードバーズは次の3枚目のシングル「For Your Love」の世界的な大ヒットで大きくその世界を広げていく。

*3:シングル「フォー・ユア・ラブ」の大ヒットでアメリカをはじめとする国々で発売されたが、イギリスでは当時は発売されなかった。

*4:ヤードバーズのイギリスでの最初のアルバム。1964年3月に(彼らが当時、毎週金曜の晩にレギュラーで出演していた)ロンドンのクラブ「マーキー」でのステージの模様をライヴでレコーディングしたもの。きょうのこの歌「グッドモーニング・リトル・スクールガール」も収録されているが、なぜか作者のクレジットに「H. G. Demarais」という正体不明のなぞの名前が記載されている。

*5:この2番目のヴァース(=スタンザ=連)の歌詞は、ヤードバーズのヴァージョンに独特のもので、サニーボーイ・ウィリアムスンの原曲をはじめとするおびただしい数のアーチストやグループのものでも、こうしたチャック・ベリーを思わせるような歌詞を歌っているのはいまだ(わたしは)聴いたことがない。

*6:クラプトンのリード・ヴォーカルにキース・レルフのヴォーカルが影によに寄り添っている。