Too Many People

Words & Music by Paul McCartney.
(1971年発表)




(原題直訳 「あまりに大勢の人間」)




From Paul McCartney album, "Ram".
名作アルバム度 ☆☆☆☆

「ラム」 (ポール・マッカートニー


歌詞は、次のURLから
http://www.tekst.us/Paul-Mccartney/Ram/Too-Many-People/



名曲度 ☆☆




邦題 「トゥ・メニー・ピープル」 (ポール・マッカートニー*1







Too many people going underground
あまりに多くの人間たちが地下鉄に乗って行く
Too many reaching for a piece of cake
ケーキの切れ端を追い求めるあまりに多くの人間たち
Too many people pulled and pushed around
あまりに多くの人間たちが
こき使ったり、こき使われたりしている
Too many waiting for that lucky break
幸運な飛躍を待ちわびているあまりに多くの人間たち



That was your first mistake
あれがおまえの最初の失敗だったな
You took your lucky break and broke it in two
幸運な飛躍をうまくものにして
そして、おまえはそれをブチ壊して、まっぷたつにしてしまったんだ
Now what can be done for you?
いま、おまえのために何ができるというんだい?
You broke it in two
まっぷたつに叩き割ってしまったのはおまえなんだ




Too many people sharing party lines
混線したラインを分かち合うあまりに多くの人間たち
Too many people never sleeping late
あまりに多くの人間たちが
夜が遅くなってもどうしても眠れずにいる
Too many people paying parking fines
駐車違反の罰金を払うあまりに多くの人間たち
Too many hungry people losing weight
あまりに多くの腹をすかせた人間たちが体重を減らしている




That was your first mistake
あれがおまえの最初の間違いだった
You took your lucky break and broke it in two
おまえは自分の幸運な飛躍に恵まれて
そして、それをまっぷたつに叩き割ってしまったんだ
Now what can be done for you?
いま、おまえのために何ができるというのだろう?
You broke it in two
おまえがぶち壊して、まっぷたつにしてしまったんだぜ




Too many people breaching practices
あまりに大勢の人間たちがなすべきことを不履行にしている
Don't let them tell you what you wanna be
このぼくがどうなりたいのかを、あいつらから言われたかないぜ*2
Too many people holding back, this is
あまりに大勢の人間たちが我慢してるんだ
こんなことって
Crazy and maybe it’s not like me
気違いじみてるぜ
そう、たぶん、ぼくらしくないことだ



That was your last mistake
あれがおまえのいちばん最近のドジだったな
I find my love awake and waiting to be
ぼくには自分の恋人が目を覚まして待ってるのがわかるんだ
Now what can be done for you
さて、おまえのために何ができるというのだろう?
She’s waiting for me
彼女がぼくを待っててくれるんだ







Translated into Japanese tonight by komasafarina.

*1:ここでは一昨日からの流れて「都会の生活」を歌った歌ということでこの歌を取り上げているわけだが、この曲はビートルズの解散をめぐってポール・マッカートニージョン・レノンを非難した歌だと言われている。せっかくビートルズとしてうまくやっていたのに、おまえってやつは・・・・(世間の人間はみんな大変なんだぞ)という歌なのだろう。ジョン・レノンは(これに対抗して)ポールのこの曲が入った「ラム」というアルバム全体を痛烈にやり込める「ハウ・ドゥ・ユウ・スリープ」(よく眠れるな)という曲を書いて、アルバム「イマジン」の中で発表している。この「よく眠れるな」というのは、やはり、きょうここでつづけて紹介する「Heart Of The Country」の中の一節に反応したもののようだ。

*2:このフレーズから、わたしが連想してしまうのは、やはり、ビートルズの解散をめぐる訴訟のことだ。裁判は、ジョン、ジョージ、リンゴと(この3人によって)新たにアップルのボスとして迎えられたアラン・クラインと、ポールとそのマネージャーとなった義父で弁護士のジョン・イーストマンの間で争われた。