Kansas City


Words & Music by Jerry Leiber and Mike Stoller.*1
(1959年発表)



(原題直訳 「カンザス・シティ」)*2




Performed by Wilber Harrison.


Kansas City: His Legendary Golden Classics
推奨アルバム度 ☆☆☆

(ウィルバート・ハリスン)




歌詞は、次のURLから
http://www.moblyrics.com/song/6511-WilbertHarrison-KansasCity.htm





名曲度 ☆☆☆☆☆





邦題 「カンザス・シティ」 (ウィルバート・ハリスン)







I'm going to Kansas City,
おれはカンザスシティに行くところさ
Kansas City here I come
カンザスシティよ、いま行くぜ
Im going to Kansas City,
カンザスシティにおれは行くんだ
Kansas City here I come
カンザスシティよ、いま行くぜ
They got a crazy way of loving there
あそこじゃ、すっげえ愛し方をしてくれるのがいるんだとよ
And Im gonna get me some.
そう、おれもちょっとばかしそういう目にあってみるのさ




I'll be standing on the corner
街角におれの姿があるだろうな
On the corner of Twelfth Street and Vine
12丁目の通りとヴァインの角のところだ
I'm gonna be standing on the corner
おれは街角に立ってるよ
On the corner of Twelfth Street and Vine
12丁目の通りとヴァインの角のところだ
With my Kansas City baby
カンザスシティのおれの女と
And a bottle of Kansas City wine.
そう、カンザスシティ・ワインのボトルを持ってな




Well I might take a train
そうだなあ、おれは汽車で行くかもしれない
I might take a plane,
飛行機で行くかもしれない
But if I have to walk
でも、歩いて行かなきゃならなくなっても
I'm gonna get there just the same
おれがあそこに着くのは同じこと
I'm going to Kansas City,
おれはカンザスシティに行くとこなんだ
Kansas City here I come
カンザスシティよ、いま、行くからな
They got a crazy way of loving there
あそこにはすっげえ愛し方をするのがいるんだよ
And I'm gonna get me some.
そう、おれもちょっとそういう目にあってみるのさ




I'm gonna pack my clothes
服を詰め込んで
Leave at the break of dawn
夜明けに出かけるぜ
I'm gonna pack my clothes
服を詰め込まないとな
Everybody will be sleeping
みんな眠りこけてることだろうよ
Nobody will know where I've gone
おれがどこに消えちまったかなんて
誰も知りゃあしないだろう
Cause if I stay in town
だって、この町にいたら
I know I'm gonna die.
おれは死んじまうぜってのがわかるんだ
Gotta find a friendly city
もっと愛想のいい街を見つけないとな
And thats the reason why,
そうよ、それが理由さ
I'm going to Kansas City
おれはカンザスシティに行くんだ
Kansas City here I come
カンザスシティよ、いま、行くからな
They got a crazy way of loving there
あそこじゃ、とんでもねえ愛し方をしてくれるのがいるんだよ
And I'm gonna get me some.
そう、おれもちょっとそういう目にあってみるのさ







Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞





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イギリスでは同じ年にリトル・リチャードのバージョンがそこそこのヒットを記録している。
彼は(当時の全米ナンバーワン・ヒットのこの曲に)自作の「Hey-Hey-Hey-Hey」をメドレーにしてシングルを発表していたが、ビートルズの「カンザス・シティ」はそのリトル・リチャードのヴァージョンをカバーしたもので、ハンブルグ時代からの彼らのレパートリーとして長く歌いこまれてきているのが、その演奏から察せられる。
では、次にそのビートルズの「カンサス・シティ」を聴いてみましょう。

*1:のちにエルヴィスやコースターズをはじめとする数々の輝かしいロックンロールの名曲を書くことになるこの白人(でありながら黒い黒い歌を書いていた)ソングライター・コンビの最初のヒット曲がこの曲「カンザス・シティ」だ。1952年にフェデラル・レーベルからリトル・ウィリー・リトルフィールドの歌で初めてこの曲が世に出た当初のタイトルは(彼らの意図に反して)「K.C.Lovin'」とうものだった。「K.C.」とは当然のことながら「カンザス・シティ」の略号だろう。その後、日の目を見ずにいたこの曲が9年たってまったく無名のマイアミ生まれてシンガーによってレコーディングされ、オリジナルのタイトルで発売されたのが1959年の3月のこと。ほどなくして市場には、リトル・ウィリー・リトルフィールの再発の「カンザス・シティ」(!)、ハンク・バラード&ミッドナイターズの「カンザス・シティ」、ロッキー・オルソンの「カンザス・シティ」、ロッキン・ロナルド&レベルズの「カンザス・シティ」、さらにはリトル・リチャードの「カンザス・シティ」の6種類の「カンザス・シティ」のレコードが出回り、火付け役のハリソンのものはもちろん、バラード、オルソン、リチャードのものまでチャート入りするヒットとなり、中でもウィルバート・ハリソンの「カンザス・シティ」は1959年5月に2週連続してチャートのトップになる大ヒットとなった。

*2:カンザスシティ」という都市、実はカンザス州とミズーリ州のふたつのカンザス・シティがあるのをご存知でしょうか? ミズーリ河とカンザス河の合流地点にあるこの都市にカンザスミズーリの州境があるためにふたつのカンザス・シティがあるというわけ。