I've Been Working

Words & Music by Van Morrison.
(1970年発表)



(原題直訳 「おれは働いてたんだ」)



From Van Morrison album, "His Band And Street Choir".
名作アルバム度 ☆☆☆☆☆

「ストリート・クアイア」 (ヴァン・モリスン)



Also you can listen to Van Morrison live album,
"It's Too Late To Stop Now",
名作アルバム度 ☆☆☆☆☆

「魂の道のり」 (ヴァン・モリソン


And "A Night In San Francisco".
名作アルバム度 ☆☆☆☆☆

「ア・ナイト・イン・サンフランシスコ」 (ヴァン・モリソン




歌詞は、次のURLから
http://www.twin-music.com/lyrics_file/van/his/i.html



名曲度 ☆☆☆




邦題 「アイヴ・ビーン・ワーキング」 (ヴァン・モリソン









I've been workin'
おれは働いてたんだ
I've been workin' so hard
おれは一生懸命働いてた
I've been workin'
働いてたんだぞ
I've been workin' so hard
おれは一生懸命働いてたんだ
When I come home
家に帰ったら
I make love to you, make love to you
おれはおまえとやる、おまえとやるんだ




I've been grindin'
おれは身を粉にしてきた
I've been grindin' so long
長い間、骨の折れる思いをしてたんだ
I've been grindin'
つらくて退屈な
I've been grindin' so long
ずっとずと
つらくて退屈な目にあってたんだ




I been up the thruway
おれは高速道路に入り
Down the thruway
高速道路を行き
Up the thruway, down the thruway
高速道路に入り、高速道路を行き
Up the thruway, down, up down, back
高速に向かい、飛ばし、向かい、下り、戻り
Up again
また向かってきたんだ*1




I said woman, woman,
おれは言うぜ、女よ、女よ
Woman, woman, woman
女よ、女よ、女
Make me feel alright
おれを
すっきりしたいい気持ちにさせてくれ
I said woman, woman,
おれは言うぜ、女よ、女よ
Woman, woman, woman
女よ、女よ、女よ
Make me feel alright
おれをいい気分にしてくれ
Alright, alright, alright,
すべてよしっていう、オールライトな
オールライト
Alright, alright
いいぞ、そうだ








Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞







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さながら「労働の影に女あり」と(でも)いう(ような)この「生活の真実」といったロック・ミュージックにおける労働と女というこの図式は、(まるで昆虫か何かのように本能に忠実なさまを想わせるが)(そのあたりは)やはりブルース(というそのルーツのひとつ)からの強い影響なのだろう。
きょうのこの歌「アイヴ・ビーン・ワーキング」は、ヴァン・モリソンのステージ栄えする名曲だが、きょうはもう1曲、若い頃に在籍していたゼム時代に彼が歌っていたジミー・ウィザースプーンのこんな都会的なブルース、、、、♪

*1:この高速道路はきみの肌かな、裸の肌、女体だろうな、ライヴだとそう聞こえてしまうのは、わたしのせい? 「thruway」ってコトバがいかにも指でも入れたくなる綴りと響きだ。歌詞っていうのは、ときに(作品という「結=構」の虚ろな構えを解いて(すなわち文脈から解き放ち)ステージの上でバラバラに解体して聴く者の内に薔薇薔薇に懐胎していくものなのですね。ステージのパフォーマーとラジオのDJがそれをよく知っている。おそらく、日々、歌でひとつの流れを作り推し進めていくこのわたくしもまた。ぬあんてな、椅子、アンテナ、糸、ヴァン・モリソンはさすがジェームズ・ジョイスの同胞だけあって、ステージの上では(ひとつの言葉を連呼反復したり、分節化したりするなどして)ひとつのヴォーカル・パフォーマンスとしていじりまわして、そういうジョイスの「フィネガンズ・ウェイク」みたいな魔術をステージ上でよくやります。