Everybody's Sometime And Some People's All The Time Blues


Words & Music by Kevin Ayers.
(1974年発表)



(原題直訳 「誰もがいつかは、中にはしょっちゅうって人たちもブルース」)



From Kevin Ayers album,
"The Conffesions of Dr. Dream And Other Stories"
名作アルバム度 ☆☆

「夢博士の告白」 (ケヴィン・エアーズ)


歌詞は、次のURLから
http://go.to/Kevin_Ayers




邦題 「オール・ザ・タイム・ブルース」 (ケヴィン・エアーズ)






It's late in the evening
夜になって
And the weather is cold
寒くなってきて
I'm beginning to miss you
きみが恋しくなりはじめてきた
But that story's so old
でも、話の筋は相変わらず
I know I've been knocking
My head on the wall
わかってるよ、
ぼくは自分の頭を壁に叩きつけていたんだ
And I must have been crazy
きっと、
ぼくは狂ってしまっていたんだろうね
To leave
出て行きたくて
Oh yeah, yeah
あゝ、そうだ、そうなのさ
Strange kind of blues coloured moon
あの奇妙な種類のブルース色した月が
Shines in the middle of my room.
ぼくの部屋の真ん中で照りつけるんだ。




Sometimes I'm burning
ときどき、ぼくは燃え上がる
With a vision so bright
とても輝かしいヴィジョンとともに
That it brings on the sunshine
それが陽の光をもってきてくれる
In the middle of the night
夜のさなかに
And all those musical ladies
そしてミュージカルに出てくるあの女たちと
And the crazed young men
気の触れた若者たちが
They are trying to make music
音楽をはじめようとしてるんだ
Together again?
もう1回、みんなでやってみるかい?
0h no no
いや、いや、けっこう
And a strange kind of blues coloured moon
そしてあの奇妙な種類のブルース色したお月さまが
Shines in the middle of my room.
ぼくの部屋の真ん中で輝くのだ。







Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞








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スペインのイビサ島に暮らすケヴィン・エアーズの歌には、ひねりの利いたショート・ショートを読むようなおかしな曲が多いが、この歌もタイトルの「Everybody's Sometime And Some People's All The Time Blues」だけでもう笑ってしまって、あとはなくてもいいような(と言ったら怒られてしまうが)ものなのだが、この曲が入ったアルバムのタイトルも(日本語にすれば)「夢博士の告白、その他の物語」というあちらの短編集のタイトルによくあるスタイルで、いわば「書物」に扮したアルバムなのだが、この歌に「月」が登場するように彼の歌には「月」が出て来るものが多く、ぼくにはそれがどことなく(ただ「月」というだけのことなのだが)稲垣足穂を連想させたりもする。「お月さま」と訳してみたのはそういう理由からだが、他にも彼がよく歌うものに「眠り」とか「バナナ」がある。「眠り」については、ここでも1月21日に「Why Are We Sleeping」という曲を紹介している。
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050121