Silver, Blue & Gold
Words & Music by Paul Rogers.
(1976年発表)
(原題直訳 「銀色と青色と金色」)
From Bad Company Album, "Run With The Pack".
名作アルバム度 ☆☆☆
「ラン・ウィズ・ザ・パック」 (バッド・カンパニー)
歌詞は、次のURLから
http://www.lyricsdepot.com/bad-company/silver-blue-gold.html
名曲度 ☆
邦題 「シルヴァー・ブルー・アンド・ゴールド」 (バッド・カンパニー)
In the beginning, I believed every word that you said
初めのころは、きみの言うことを、
ぼくは一語一語すべてを信じていた。
Now that you're gone my world's in shreds
それがいまじゃ、きみのおかげで、
ぼくの世界は粉々になってしまっている
Oh you loved me and left me
あゝ、きみはぼくを愛した、
そして、ぼくのもとを去っていった
You took all the things that I needed so bad
きみは、ぼくが必要としているものすべてを持っていってしまった
I'm standing here wondering where is the love that I had oh
ぼくはここで途方にくれて立ちつくしている
ぼくが手にしていた愛はどこにいってしまったのだと、あゝ
Give me silver, blue and gold
銀色と青い色と、それから黄金色をぼくにおくれ
The color of the sky I'm told
それが空の色だと教えられたんだ
My rainbow is overdue
ぼくの虹はもうすっかり機が熟してきてるんだ
In the beginning, there was something of love that was mine
初めのころは、愛の何かがそこにあった、それはぼくのものだった
Now that it's gone, woh I'm crying
いまじゃそれは消え去った、あゝ、ぼくは泣いてるよ
Oh the time that it takes for a love to grow cold is a wonder to me
あゝ、愛が冷えきってしまうのにかかった時間が、
ぼくには不思議でならないんだ
I'm walking around with my head hanging down
ぼくは首を垂れて歩き回っているばかり
Tell me where is she
教えてくれい、あいつはどこにいるんだよ
Give me silver, blue and gold
銀色と青い色と、それから黄金色をぼくにおくれ
The color of the sky I'm told
それが空の色だと教えられたんだ
My rainbow is overdue
ぼくの虹が時間切れになってしまっている
Don't forsake me cause I love you
ぼくを見捨てないでおくれ、
きみが好きなんだから
Don't forsake me cause I love you
ぼくを見限らないでくれ、
きみを愛しているんだから
Give me silver, blue and gold
銀色と青い色と、それから黄金色をぼくにおくれ
The color of the sky I'm told
それが空の色だと教えられたんだ
My rainbow is overdue
ぼくの虹はもうすっかり機が熟してきてるのに
Translated into Japanese by komasafarina.訳詞
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この歌のフックは、リフレインの部分、
Give me silver, blue and gold
The color of the sky I'm told
My rainbow is overdue
銀色と青い色と、それから黄金色をぼくにおくれ
それが空の色だと教えられたんだ
ぼくの虹が、時間切れになってしまっているんだ
「空」の色が、金と銀と青からなっているというのは初耳だが、 *1
おわかりのとおり、この歌の主人公は、
恋人に去られて「空」がなくなってしまったと嘆いているのだ。
そして泣かせるのは、空がないと、
ぼくの「虹」を見せられない、発揮できない、
空がないと、カラフルなぼくの「虹」の見せ場がないじゃないか、
ぼくの「虹」は賞味期限が切れちゃうよ、
といったところだろうか。
もともと「虹」というのは儚いものではるのだけれど、 *2
今夜、さきに紹介した「黒く塗れ!」の主人公が、
突然、不条理にも恋人を喪ってしまい、
自分の世界が真暗闇になってしまい、ごくふつうにカラフルな世界に耐えられなくなり、
世界を黒く塗りつぶそうとしたのとは逆に、
この彼は、
自分のカラフルな「虹」を映し出す場がなくなってしまったことを嘆いている、
悲劇のタイプ、悲痛さの度合い、あるいはダメージの種類、ダメージの度合いというのもあるだろうが、
そこには人間のタイプというのも、やはりあるのではないだろうか。
タイプでなければ、それはやはり強さ、弱さ、という度合いの問題になるだろうか。
そして見過ごされてならないのが、彼らの去っていった女との関係だ。
関係の一方の項がなくなって関係が成立しなくなってしまったとき、
明らかになってしまうのが取り残された項のそれまでのあり方だ。
そのとき、そこで「虹」が行き場を失い消散するのか、
あるいは「闇」がたちこめその闇に覆われてしまうのか、、、
以上、今夜のこの与太話に題名をつけるとしたら、
それは「闇と虹」ということになるだろう。
Darkness&Rainbow
ところで虹というのは、言うまでもなく厳密に7色なのではなく、
「虹」色というひとつの色のグラデーションなのだというのが、
わたしの主張であり、未確認だが、おそらくは科学的にも真理であるだろう。
そして、闇もまた。。。と断言するには、わたしはまだ(幸いにも)闇を知らない。
だが、想うに、
闇は一様に闇でしかないのではないか・・・・?
それは暗がりとは違うのだから。
光のほうへ。
ぼくら、夜型だからこそ、向日性の生き物なのだ、、、、ってヘンかしらん?