明け方、見た夢/朝一番に書いたこと

夢を見た、久しぶりかも、覚えているのは、やたら水道の水の出がいいので、(オネショはしてないッ!)、ヘンだと思って、外へ元栓を見に行くと、なぜか元栓は屋上にあって、金網とかで封鎖されてる、その封鎖の周囲にはトレンチコートやアタッシュケースの偉そうな人たちが何人かいて、その中のひとりは知り合いで、声をかけてきた、ので(いちおう)ご挨拶、すると、だれかぼくを管理人と勘違いした人が来て、役所に行くのでこの建物の所在地を記した東京都の地図をくれという、そのゼロックスしてその当該地点を黄色くマーカーしたような細かい地図の絵はすぐに(画像として)頭に浮かんだので、管理人じゃないんだけどなあ、と思いつつも、引き受けて、なんだかみすぼらしい恰好のその人と同行することになって、なぜか下北沢の街を歩いていると、いきなり(そりゃいきなりだが)携帯が鳴って、知らない女の声で、「いつまで待たせりゃ気が済むんですかッ!」とたいそうな剣幕、あれれ、なんか約束あったっけ? 締切とか、きょうあったっけ、と思いつつ、自分の名前を告げ、どちらにおかけですか?と言うと、相手は、ぼくが言った名前を聞き違えて、一字違いで響きのよく似たその名前を言って、××だが誰だか知らないけど、ここで待ってる人がいるんだよッ、と少しは剣幕もやわらいだ声で言ったので、その人のとなりに襟元までコートのボタンをとめてあったかそうなもわーんとした帽子をかぶった(その電話の女と同年齢の<若い)女がいるのがわかった、が、その件はそのままで(たぶんさっきと同じ下北沢なんだろうが)人通りの多いやや坂になった商店街を(さっきの役所に行くという)その男と歩きながら、なんとなくお互いに昔の知り合いのようで、お互いには知らないが、共通の知り合いや、共通の場所やイベントなんかがあることがわかって、そいつに誘われて、ラーメン屋に入ることになって、ラーメンが300円で、その値段が高いとか安いとかでなく、あんまりない価格だなと思い、(やっぱり安いと思ったのか)(腹が減ってたのかはわからないが)(なぜか初めての店なのに)大盛りを注文して、テーブル(だった、よくある無色系のデコラトップのスチールの安テーブル)の下からスポーツ新聞取り出して、なんかトクしたような気分になった、、、、ところで(スポーツ新聞のトップの見出しも確認することなく)そこで明らかに目が覚めた。


思ったこと(1)ラーメン食いそこねたなあ(2)最近ラーメン屋なんて行ってねえなあ(3)つまんねえ夢だな(4)そういえば、外でスポーツ新聞読むといつもトクした気分になるんだなあ、オレは。(5)たぶん、でえきらいなフロイト流のイヤったらしい夢判断すると、けっこう見え見えなところもあるだろうな。そして(少々飛躍があるが)(6)これが結論なのだが、、、、、


「ホームレスもスーパー高額納税者も「眠る」んだよな、ということ」、


このことに(いまこの瞬間)いたく感動している。
「眠る」ということを中心に据えると、「眠る」ということにこだわると、
「ホームレス」であることも「高額納税者」であることも周辺の事態になって、視野の外に(とりあえず)償却されてしまう。
(そして、ここからはある程度、知識のバイアスがかかった不本意なアカデミックなシステム思考のいいなり的、従属的な展開になってしまうが)
「眠り」において(ホームレスも高額納税者も)個人の別なくひとつになるのではないか、
「眠り」という戸口から「夢」の世界の周縁地域にそれぞれが入り込み、ひとつの壮大無限な夢の宇宙に美しく気持ちよくウルトラ猛スピードで優雅にランダムにスピンを繰り返しながらそれでいてゆっくりと散りばめられていく。
(すでに、やだな、ユングっぽいな、キューブリックの2001年のラストみたいだな、眠りでもあり、死でもあるなあ、仏教じゃねえかとアタマの中の副音声チャンネルが思っているが、)
あ、おれにとって大事なのは(もう一度、書いておこう)(といいつつコピー&ペーストするおれ)
「美しく気持ちよくウルトラ猛スピードで優雅にランダムにスピンを繰り返しながらそれでいてゆっくりと」ということなのだな、
これだと、実際やってることは他力でスピンしているだけ(ようは振り回されているだけ、という受け身のことだけで)で、あとは「どう」(=how)の部類に属することだ。(いいのか悪いのかわからないが)(ようするに受け身、外からの力を受けて、どう(いかに)反応するかに関心が向いている)(いや、外からの力を探し求めている)(のかもしれない)(自分の「どう」を見るため and/or 見せるために)(なぁーんだ、やっぱりフロイトっぽい)(ママ、こっち向いて。ボクのこと見て。にすべてが還元されちゃう。そこに「父」が絡んできて、、、、というオイデプス。大ッ嫌いだ。)(「アンチ・オイデプス」党!)こんなんでいいのかねと思う。よ。やっぱりね。
やっぱり、これは(おれは)取締りの対象かもしれないね。


というところで思い浮かぶのがディランの歌


If my thought-dreams could be seen,
They'd probably put my head on a guillotine.
But it's all right,ma,
I'm only sighing.


もしぼくの頭の中の夢が見えてしまったら
みんなはきっとおれの頭をギロチンにかけるだろう
でも、大丈夫だよ、ママ、
ぼくはただため息をついているだけなんだから



まだマニュアル読んでないんで手動でトラバカしまうす
ディランのシュールレアリスティックな歌も、まあ(シュールということで)夢みたいなもんだなということで、
興味のある方は、もう一度、どうぞ


http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050108
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050103


・1月8日分 Desolation Row
・1月3日分 Memphis Blues Again

さらにケヴィン・エアーズの眠りの歌も
・Why Are We Sleeping

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050121