Wooly Bully

Words & Music by Domingo Samudio. *1
(1965年発表) *2








(原題直訳 「毛の生えた獰猛なやつ」)*3








歌詞は、次のURLから、
http://lyricz.net/S/Sam+The+Sam+And+The+Pharaos/134440/








From the Sham The Sam & The Pharaos album, "Wooly Bully".

名作アルバム度 ☆☆



(サム・ザ・シャム&ファラオス)より









名曲度 ☆☆☆








邦題「ウーリー・ブリー」 (サム・ザ・シャム&ザ・ファラオス








(spoken)
(掛け声)

Uno, dos, one, two, tres, quatro
いち(ルビ=ウノ)、にい(ルビ=ドス)、
ワン、ツー、さん(ルビ=トレ)、しい(ルビ=クァトロ)




'Ey
えいッ




(spoken)
(掛け声)
Wooly Bully
ウーリィ・ブゥリィ



Watch it now, watch it,
ちゃんと見るんだよ、見てごらん
Yeah, girl,
そうだよ、お嬢ちゃん
Watch it and get it *4
見てるんだ、それで覚えるんだ




Matty told Hatty *5
マティのやつがハティに話してたのさ
About a thing she saw: *6
あの子が目にしたあるもののことをな
"Had two big horns
「大きな角がふたつ付いてて
And a Wooly jaw.
それで毛が生えた顎があったのよ」って
Wooly Bully
ウーリー・ブゥーリィーーーだァ
Wooly Bully
ウーリー・ブゥーリィーだぜ
Wooly Bully
毛の生えた獰猛なやつ(ルビ=ウーリー・ブリー)
Wooly Bully
ウーリー・ブリーだ
Wooly Bully
ウーリー・ブリーだな




Matty told Hatty
マティがハティに言ってやがんの
"Let's don't take a chance"
「あたしたち、チャンスなんかはつかむのよしましょッ」だってよ
"Let's not be L-7"  *7
「あたしたち、まともな つまんない人間になんか ならないようにしなくちゃねッ」ときたぜ
"Come and learn to dance."
「いらっしゃいよ、ダンスを覚えましょ」って
Wooly Bully
ウーリー・ブゥーリィーーーーーだな
Wooly Bully
ウーリー・ブゥリィだ
Wooly Bully
ウーリー・ブゥーリィさ
Wooly Bully
ウーリー・ブリィ
Wooly Bully.
ウーリー・ブリィだよな




(spoken)
(掛け声)


Watch it now,
さあ、見てなよ
Watch it, watch it, watch it
見ててみな、ほら、見てるんだって



Ahhhhhhhhhhhh
アァーーーーーーーーーッ



Drive, drive, drive *8
ドライヴを効かせろ!、ドライヴだッ、ドライヴだッ!




Matty told Hatty
マティがハティに言ってやがんの
"It's the thing to do"
「やるべきことったら、やっぱ、これよォッ」ってさ
"Get you someone really
「ちゃんと誰かさんを見つけてさ
To pull the wool with you." *9
自分と一緒にうまく世間の目をくらませるのよ」だとさ
Wooly Bully
ウーリー・ブゥーリィーーーーーーーだぜ
Wooly Bully
ウーリー・ブゥーリィだよ
Wooly Bully
ウーリー・ブゥーリィめが
Wooly Bully
ウーリー・ブリィだぜ
Wooly Bully.
ウーリー・ブリィだぜ




(spoken)
(掛け声)


Watch it now
ほら、見ててみな
Watch it, watch it
見るんだよ、見てごらんよ



You got it,
わかるだろ
You got it, you got it
きみにもあるんだ、きみにもついてるんだよ











Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 112210










∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮






【Years Ago−Go!】






(1年前のエントリーを Playback♪)






・「ガール」 (T.レックス)
  (Girl)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070615






(2年前のエントリーも Playback♪)






・「輝ける7つの海」 (クイーン)
  (Seven Seas Of Rhye)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060615






(3年前のエントリーも Playback♪)






・「はげしい雨が降る」 (ボブ・ディラン
  (A Hard Rain's A-Gonna Fall)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050615

*1:作者はグループのリーダーのサム・ザ・シャムの本名。いわゆる「テックス・メックス」と言われるテキサスのメキシコ人なのだろう、スペイン風の名前である。

*2:同年6月に全米チャートで2位となり、全英チャートの11位をはじめ世界各地で大ヒットとなった。日本でもきょうのこの歌「ウーリー・ブリー」やそれにつづく彼らの世界的なヒット曲「赤ずきんちゃん」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070302 とともにサム・ザ・シャム&ザ・ファラオスの名前は往年のポップス・ファンの間でいまでもよく記憶されているようだ。

*3:私的な結論から言えば、この「wooly bully」とは「(ちょうど陰毛が生え揃ってきた時期の年齢の)ローティーンの少女たちのおしゃべり」ということで、その無知からくる生意気盛りの大胆さは、実に空恐ろしい獰猛な破壊力と鋭さを持っているが、その驚異と呆れた痴呆ぶりという二面性を持ったこの結論にわたしはかなりの自信と確信を持っている。まず「bully」の「bull」に「会話する」という意味があこと、また「wooly」には(その縮れ毛から)19世紀前半以来、黒人たちを指す蔑称とし使われてきた過去もあり(その侮蔑的な余韻を引きながら)さらには(男性下着としての)ウールのズボン下や厚地のシャツの意味もあり、そういう意味で(いまどきそんなものを履いたり着たりしている)「ダサい田舎者」という使われ方も(きょうのこの歌の当時は)あったようだ。ということで、より、一般的な(英語教師的なw説明に移ると)「wooly」は「wool=ウール=羊毛=毛糸」のようなであり、転じて「毛むくじゃらの」など「毛の生えたもの」のそのさまを表す語とされ、「bully」は「bull=ブル=雄牛」から転じて「(雄牛のように)乱暴だったり、獰猛な存在、暴れん坊」といった意味に当てられる。いまでこそ日本人のわたしにも(きょうの訳詞のとおり)(だいたい何のことなのか)ピンと来るが、当時のアメリカやイギリスでもほとんどのヒトたちは「L-7」に(註7参照)意味を取り逃がしてしまい、サム・ザ・シャムとファラオたちのそのエキゾチックなコスチュームとノリのいいロックンロールの魔法にかけられてしまったのだろう♪ もちろん、中には(あまりの意味のわからなさから、そこにしっかりと不穏当なモノを嗅ぎつっけて放送除外曲のリストに入れたラジオ局もあったようだ。しかし、きょうのこの歌は1965年の世界的な大ヒットとなったのでした。そう、世界は若く幼い女の子たちの感性、というよりも直観的な(否、むしろ直感的なw)価値意識もどき から変わっていく(もしくは崩壊してwいく)のです。よくも悪くも。・・・・という歌を「グゥディー・バァディー」というタイトルで歌にできますね♪ たぶん、そのことは歴史的に古来からの支配適性を持った権力者たちにはよく知られていたことでしょう。(傾城の美女ならぬ)(かなり幅広い年齢的なスパンをとった上での)傾国のバカ娘たち(ルビ=メスじゃり)とか。

*4:まあ、このへんはウブな女の子に新しい流行のダンスを教えてる要領ですかな?

*5:この「マティ(Matty)」も「ハティ(Hatty)」も どちらも女子名の愛称で。マチルダ(Matilda)さん とかマーサ(Martha)さんに ハリエット(Harriet)さんといったところだろう。

*6:これは、たぶん(年齢で言うと13歳とか14歳ぐらいの(?)ローティーンの女の子の)多分に解剖学的なガールズ・トークというやつでしょうね。わたしにはそう聴こえますが・・・・!?

*7:この「L-7」(ルビ=エル・セヴン)とは(いわゆる「ヒップ」と「スクェア」の)「スクェア」な人間たちを意味するもので、(もっと説明するなら・・)(アメリカの作家ノーマン・メイラーが1957年に発表した有名なエッセイ「The White Negros」(「ホワイト・ニグロ=白い黒ん坊=黒人的な白人」)や(それに基づくさらにくだけた表現のいくつかのエッセイ)の中で比較対照してみせた、ものにとらわれない自由で活気のあるジャズ的な感性と考え方をする「ヒップ」な人間(=ヒップスター)と、社会的な通念やかたちにとらわれた(それこそ四角四面な)(反ジャズ的な)「スクェア」な存在という対照におけるその「スクェア」を意味するスラングで)この「L-7」の語源というかその起源が面白いのここで紹介しておこう。ちょっとしたストレッチングにもなりますので、どうぞ! まず(1)両腕を「前へ倣えッ!」をするように前方に伸ばしてください、ハイ。(2)そしたら今度は、右手を握り締めて拳をつくって、手の甲が上を向くようにしてください。(3)次にその右手の人指し指だけをリリースして開きます、すると人指し指が(文字通り人を指すように)前方を向いていますね。(4)そしたら次に、右手の親指をリリースして開きます。親指は下を向いていますね。(5)さて今度は、左手です。「前へ倣い」をした状態の左の手首を起こして掌を前方に向けるようにしてください。5本の指が上を向いていますね。(6)そしたら今度は人差し指だけを残してあとは握っちゃってください。(腕と手首のいいストレッチングになりますねw。そのままの姿勢で体の突っ張っちゃってる部分を優しく意識しながら、ゆっくりと呼吸をリリースしていってください。はい、体の突っ張りが緩やかにほどけましたか? というストレッチは置いといてw)(7)次にいま握った左のうち親指だけをリリースして開いてください。親指が右方向に伸びて、人指し指と垂直になっていますね。(8)そしたら今度は右手は、さっきの右手です。前方を指している人指し指と下を向いた親指をそのままに、いまの左手の親指と人差し指と合わせるように正方形をつくります。(つまり、左手の親指の頭に右手の親指の頭を、左手の人指し指の頭に右手の人指し指の頭を合わせて正方形をつくります)。すると左の2本の指が「L」の字になっていますね。そして右手の2本の指が「7」の字になっているでしょう。つまり、このスラング「L-7」とは(一目瞭然?)「四角四面」(ルビ=スクェア)という意味になるのです! これに腹を立てるヒトは、アナタ「L-7」ですYOU! (なお、ノーマン・メイラーの「ホワイト・ニグロ」やそこから派生した関連の諸エッセイの日本語訳は、(大きな図書館などで蔵出ししてもらうことになると思いますがw)新潮社刊の「ノーマン・メイラー全集」(絶版)の「第5巻 僕自身のための広告」に収録されています(ので、そんな古文書を読んでみようというヒトはどうぞ チェッキラウト!

*8:これはサックス・ソロへの掛け声♪

*9:わたしは、このラインは「一応、世間的にはちゃんと誰かを見つけて結婚はしておく」というプチブルジョワ的な価値観の限界?wを揶揄したもののように聴こえるが、世界には驚いたことに、これをレズビアンの偽装工作としての結婚のことだと聴くムキもあるようで、(わたしが思うに)そういうヒトたちは、この歌の最初の歌詞(ルビ=ヴァース)のところにあった「(マティがハティに話してた)大きな角がふたつ ついてて、それで毛が生えた顎があったのよ」というところに(必要以上に)何か特別の意味を持たせたり、あるいは妙なこだわりだかを示しているようなそんな共通の嗜好というかあるいは恐れがあるに違いない。「(マティがハティに話してた)大きな角がふたつ ついてて、それで毛が生えた顎があったのよ」というのは、そのまま素直に受け取れば(?)、それは(手鏡wででも見たのだろう)(ローティーンの女の子が自分でチョット観察してみた)自分の性器ということがわかると思う。つまり「ふたつの(牛の)ツノみたいな形状(ルビ=カッコ)をした(解剖学的に言えば)大陰唇があって(まわりを触った見たら)(恥骨のあたりが)毛の生えた顎みたいだった」と(まあ、そんな具合に?)感じられたのだろう。それを女の子同士が自分の女性器を語っていたからといって、即レズビアンに結びつけるのは(かなりの早漏 イヤ)早急に過ぎるだろうと思うベナレスw。