The Battle Of Evermore

Words & Music by Robert Plant and Jimmy Page.
(1971年発表)








(原題直訳 「絶えざる戦い」) *1









歌詞は、次のURLから、
http://www.azlyrics.com/lyrics/ledzeppelin/thebattleofevermore.html









From the Led Zeppelin album, "Led Zeppelin IV". *2

名作アルバム度 ☆☆☆☆☆



アルバム「レッド・ツェッペリンIV」(レッド・ツェッペリン)より







Also on the Jimmy Page and Robert Plant live album, "No Quarter".

名作アルバム度 ☆☆☆☆



アルバム「ノー・クォーター」(ジミー・ページ&ロバート・プラント)より






Also on the Ann Wilson and Nancy Wilson and various others live album,
"Women, Live from Mountain Stage".  *3

名作アルバム度 ☆☆



(アン&ナンシー・ウィルソンほか)より









名曲度 ☆☆☆☆










邦題「限りなき戦い」 (レッド・ツェッペリン










Queen of Light took her bow,
光の女王が腰をかがめて挨拶し
And then she turned to go,
そして次に彼女は去っていった
The Prince of Peace embraced the gloom,
平和の王子は闇の暗さを好み
And walked the night t'fro
そして、夜中に外を歩きまわる




Oh, dance in the dark of night,
あゝ、宵闇に踊れ
Sing to the morning light.
朝の光に向けて歌うのだ
The dark Lord rides in force tonight,
暗黒の主が、今宵、大軍を率いてやって来る
And time will tell us all.
そして、われらすべての者に時を告げるだろう




Oh, throw down your plow and hoe,
おゝ、おまえのその鋤と鍬を投げ捨てろ
Rest not to lock your homes.
休むのだ、おまえたちの住まいには鍵をかけぬよう




Side by side we wait the might of the darkest of them all.
身を寄せ合って、われらは待つ
すべてのものの中でも もっとも暗黒の勢力を
Oh, ah
おゝ、あゝ




I hear the horses' thunder down in the valley blow,
わたしには下の谷間から馬どもの激しい嘶(ルビ=いなな)きが聞こえてくる
I'm waiting for the angels of Avalon,
わたしが待っているのはアヴァロンの天使
Waiting for the eastern glow.
東の空が赤く輝くのを待っているのだ




The apples of the valley hold,
谷間(ルビ=たにあい)の林檎は
The seeds of happiness,
幸福の種子を孕んでいる
The ground is rich from tender care,
かいがいしき心くばりで大地は土壌豊かに
Repay, do not forget, no, no!
報いるのだ、忘れてはならぬ、ならぬ、ならぬ!
Oh, dance in the dark of night,
おゝ、宵闇の中で踊るのだ
Sing to the morning light.
朝の光に向けて歌うのだ




The apples turn to brown and black,
林檎は黄ばみ、そして黒くなる
The tyrant's face is red.
暴君の顔は赤ら顔




Oh, the war is common cry,
おゝ、戦(ルビ=いくさ)こそは平民の叫びなり
Pick up you swords and fly.
剣(ルビ=つるぎ)を拾い上げ、飛びかかるのだ
The sky is filled with good and bad that mortals never know.
夜空は命ある者がけっして知ることのない善と悪に満ちている
Oh, ah
おゝ、あゝ




Oh, well, the night is long
あゝ、なんとまあ、夜は長く、
The beads of time pass slow,
時の髭は のんびりと伸びていく
Tired eyes on the sunrise,
くたびれた瞳(ルビ=まなこ)を日の出へと向け
Waiting for the eastern glow.
東の空の赤き輝きを待ちわびる




The pain of war cannot exceed the woe of aftermath,
戦(ルビ=いくさ)の苦しみも その後の悲惨に勝ることはなく
The drums will shake the castle wall,
いくつもの太鼓が城の壁を震撼させることだろう
The ring wraiths ride in black, *4
環状の光となった死霊どもが闇の黒衣で騎乗する
Ride on.
行け、進むのだ!
Sing as you raise your bow,
おまえのその弓をとり、歌うのだ
Ride on
進むのだ
Shoot straighter than before.
かつてなく真剣に射るがよい
No comfort has the fire at night that lights the face so cold.
夜の火には慰めも安らぎもなく、それはひどく冷えびえと人の顔を照らし出す




Oh, dance in the dark of night,
おゝ、宵闇に踊れ
Sing to the morning light.
朝の光に向けて歌え
The magic runes are writ in gold to bring the balance back. *5
魔法のルーン文字が調和を取り戻すべく金色で記される
Bring it back!
取り戻すのだ!




At last the sun is shining,
ついにようやく太陽が光り輝き
The clouds of blue roll by,
憂鬱の雲の数々が流れゆく
With flames from the dragon of darkness,
暗黒のドラゴンの炎もともに
The sunlight blinds his eyes.
陽の光にその目を潰され盲いた闇のドラゴン




Ah, oh, woo
あゝ、おゝ、うーん
Ah, oh
あゝ、おゝ




Bring it back!
取り戻すのだ!
Bring it back!
取り戻すのだ!
Bring it back!
取り戻すのだ!
Bring it back!
取り戻すのだ!
Bring it back!
取り戻すのだ!
Bring it back!
取り戻すのだ!
Bring it back!
取り戻すのだ!
Bring it back!
取り戻すのだ!




Oh, now, oh, now, oh, now, oh
あゝ、いまこそ、おゝ、いまこそ、おゝ、いまこそ、おゝ
Oh, now, oh, now, oh, now
あゝ、いまこそ、おゝ、いまこそ、おゝ、いまこそ
Bring it back!
取り戻すのだ!
Bring it back!
取り戻すのだ!
Bring it back!
取り戻すのだ!
Bring it back!
取り戻すのだ!
Oh, now, oh, now, oh, now, oh
あゝ、いまこそ、おゝ、いまこそ、おゝ、いまこそ、おゝ
Oh, now, oh, now, oh, now
あゝ、いまこそ、おゝ、いまこそ、おゝ、いまこそ
Bring it. bring it, bring it
持ち来たるのだ、
持って来い、持って来るのだ
Bring it. bring it, bring it
持ち来たれ、
持って来るのだ、持って来い
Bring it. bring it, bring it
持ち来たるのだ、
持って来い、持って来い
Bring it. bring it, bring it
持ち来たるのだ、
持って来るのだ、持ち来たれ











Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 101810












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【Years Ago−Go!】







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・「ソング・イン・ザ・ブラッド」 (ジョーン・バエズ
  (Song In The Blood)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070517








(2年前のエントリーも Playback♪)






・「ベルリン」 (ルー・リード
  (Berlin)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060517








(3年前のエントリーも Playback♪)







・「年老いていく子供たちへ」 (ジョニ・ミッチェル
  (Songs To Aging Children Come)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050517

*1:「絶えざる」とか(邦題に用いられている)「限りなき」とか、この「evermore」という語には日本語ではどうしても(「ざる」とか「なき」といった否定辞(=助動詞?)をともなった)否定形の表現でしか言葉にならないところに(なかなか夜も眠れえぬほどの(?)わたしたち日本語族の)深淵がひそんでいるように思う。そして、そう、この「絶えざる、果てしなき」戦いとは、日々(わたしたちの知らない次元あるいは地平、界域で)繰り返し繰り広げられるれている「昼」と「夜」との不断/不朽の戦いを歌ったもののようにわたしの耳の奥の ここ(=here)こころ(=heart)に心地よく聞こえ(=hear)響くのだが、それはまた歌われている言葉たちのもっとも素直で自然な受けとり方でもあるだろう((そして、今回、たまたま見てしまったから言うのだがw)ワーナー・パイオイニアという世界的な超一流企業から発売されているこの歌の入った日本盤のCDアルバムに解説書として封入されている一枚の紙からなる印刷物に署名入りで「訳詞」として掲載されている(たんなる訳文としても不正確きわまりない)訳の分らない訳詞とやらは、きょうのこの歌のそうした基本的な構図(=見取り図)さえも見えなくしてしまう、また(心の)耳で聞くことすらも妨げてしまうものでしかないことが何ら問題とならずに(ファンや購買者、またこの国の音楽評論家や音楽ライターをはじめとする音楽ジャーナリズム(かりにそんなものがあるとしてw)やラジオDJをはじめとする人々たち、そして何よりも商契約によってそれを「円(=¥)」の圏域において発売する権利を有するレコード会社によって)野放しされていること(やその倫理的な(人の心に対する)罪=悪や影響)をわたしたちはどう説明したらいいのだろう? 恥ずべきことである。(もしも外国映画の字幕スーパーが日本語盤CDの対訳みたいなレベルだったら、どうしますか? って事態をマジニイマジンご想像願いたい。(まあ、もし、かりにそうであれば、ヒトはもっと映像を(演技や表情はもちろん、そこに映っている物や色や形、光を、そして、つまり、何よりも)「映画」そのものを(単に頭による了解(やそれに引きずられた心での納得のしぐさをしてみせるという)だけではなく、もっと「目=眼球」そのもので)(そこに映っているもの、つまり「映画」として作られたものを)よく見てまたよく聴くということをするだろうけれどもネ カタメノwinkie。))( と、さらっとデモナイカ(ちょっとばかり)深いことを言ってしまったwinkついでに、さらにさらっと言ってしまうなら、わたしたち日本人は皇統派の国粋主義を気取りながら(「限りなく」とか「はてしなく」とか「絶えざる」とか)そうした否定辞を伴う否定形による(近代以降の)日本語の表現を(例えば)(この「evermore」という外国語の単語を)アハハアッパレ「千代に八千代に(!)」と訳すことで(この種の問題を(>それをモシ「問=題」とするならば))解決することが可能であり、また、そちらの皇統にして(もしかしたら高踏(ルビ=こうとう)的でもあり(かつまた口頭アハハ的にして口腔的なオーラルなものとしての日本語の音韻的な))方向には近世や近代以降、すっかり忘れ去られた(この島々をその圏域とする)大いなる言葉の王国が休眠中なのかもしれぬ。と(わたしには)推測され、また予感される。のもまた、きょうのこのレッド・ゼプリンの音と言葉とその響きによる音楽、すなわちロック(!)がブリテン島界隈の人々の奥深い記憶に訴える(この楽曲のオーラというべき)(ある何らかのその)「力」にひとつの異郷の異教の異国語の魂として感応させられてのことだろう。レッド・ゼプリンの音楽と歌と演奏とその録音(♪)には本物ならではの(美神的=ミューズ=イックな=Muse-ic な)音楽の精(!)が宿っているのが、あなたにも(その耳という感覚器官や肌の全域を通じてその内側のからだのどこかの心の内奥でキットしっかりと)感じられることだろう。トアイホープソウ)

*2:というアルバム・タイトルになっているが、これはあくまでも通称であって、厳密にはこのアルバムにはタイトルも、またタイトルと思しきアルファベットによる文字も、そしてさらに驚くべきことにはグループ名すらもいっさい(ジャケットの外側(表紙、背表紙、裏表紙)には)印刷されておらず、かわりにインナー・スリーヴ(=中袋)と盤面のラベルに(その読み方すらあるのかどうかも不明な)(メンバー4人のそれぞれを示すとされる)4つの記号というかマーク(=しるし=記章)というか(あるいは文字?)があることから(困ったレコード会社(=アトランティック)もこの記号だか記章だか象形文字を積極的にメディアに流し、それもあってか、このアルバムは、また)、「Four Symbols(4つのシンボル)」という通称でも呼ばれている。(この4つの印の いわくや いわれについては、わたしの興味外なので詳細には触れません。)なお、このアルバムからは、すでに「ロックン・ロール」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070511 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*3:元ハートのヴォーカルとリードギタリストの姉妹ふたりによるきょうのこの歌のすばらしいライヴ・カヴァーが収録された1996年の女性アーチストばかりのコンサート(ほかにk.d.ラングやジョーン・バエズらが出演)のライブ・ライブ

*4:トルキーンの「指輪物語」に登場する種族をも連想させるが、スコットランドの亡霊の一種のようだ(詳細未確認)。

*5:ルーン文字」とは、西暦200年ごろから1200年ごろまでブリテン島やその周辺、またスカンジナヴィア半島一帯でゲルマン語の文字として使われた古代のアルファベット文字のこと。