Fire In The Hole

Words & Music by by Walter Becker and Donald Fagen.
(1972年発表)










(原題直訳 「火がどんづまり」) *1








歌詞は、次のURLから、
http://www.sing365.com/music/lyric.nsf/Fire-in-the-Hole-lyrics-Steely-Dan/923FB42DA1D0703548256D4900074239








From the Steely Dan album, "Can't Buy A Thrill".

名作アルバム度 ☆☆☆



アルバム「キャント・バイ・ア・スリル」(スティーリー・ダン)より






名曲度 ☆☆








邦題「ファイアー・イン・ザ・ホール」 (スティーリー・ダン))









I decline
ぼくはハッキリ言っておこう
To walk the line
真っ直ぐ歩いていくのだと
They tell me that I'm lazy
みんなからぼくは怠け者だと言われている
Worldly wise
世間のことがわかったやつだと。
I realize
ぼくにはわかってる
That everybody's crazy
誰も彼もが狂ってるっていうことを。
A woman's voice reminds me  *2
ある女性の声がぼくに思い起こさせてくれるんだ
To serve and not to speak
黙って大人しく従っていることだと
Am I myself or just another freak?
こんな自分が、ぼくなのだろか?
それとも、ただのそこらの変人か?




You know
わかるだろ、きみ
There's fire in the hole *3
どんづまりになってる火があるんだ
And nothing left to burn
そして、燃やすものが何ひとつとして残っていないんだ
I'd love to run out now
ぼくは、もう、これで品切れだってことにして
逃げ出したくなってくる
There's nowhere left to turn
向かうあてなどどこにも残っていないのに
No, no
うん、ないんだよ




With a cough
咳をひとつして
I shake it off
ぼくはそんなの知らんぷりん
And work around my yellow stripe *4
そして自分の黄色い縞模様のまわりでうろうろ働く
Should I hide
ぼくは隠すべきなのか
Or eat my pride
それともぼくのこの自尊心をすり減らすべきなのか?
Or wait until it's good and ripe ?
あるいは、それがちゃんとしたものに育ち熟するまで待つべきか?
My life is boiling over
ぼくの人生は吹きこぼれてしまっている
It's happened once before
まえにも一度、これは起こっている
I wish someone would open up the door
ぼくは誰かがドアを開け放ってくれるのを願ってる




Don't you know
わからないのかい、きみ
There's fire in the hole
火がどんづまりになってしまっているんだ
And nothing left to burn
そして、燃やすものが、なんにも残っちゃいないんだ
I'd love to run out now
ぼくはもう逃げ出したくなってくる
There's nowhere left to turn
向かうあてなんて、どこにも残っちゃいないんだ




Don't you know
きみにはわからないのかい
There's fire in the hole
どんづまりになってるんだ、火が
And nothing left to burn
そして、燃えるものは 何ひとつ残ってない
I'd love to run out now
ぼくはもうこれで品切れだと逃げ出したくなってくる
There's nowhere left to turn
向かうあてなんかどこにも残っちゃいないのに




Hey, da-da-da-da.......
♪ ヘイ、ダァダァ、ダダダダァー












Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 100610












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【Years Ago−Go!】








(1年前のエントリーを Playback♪)







・「グッド・タイム・ミュージック」 (ラヴィン・スプーンフル
  (Good Time Music)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070509








(2年前のエントリーも Playback♪)






・「ラシアンズ」 (スティング)
  (Russians)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060509







(3年前のエントリーも Playback♪)






3年前(=5年前)の「監獄」シリーズ、
前日の「バンド・オン・ザ・ラン」でまんまと脱獄に成功したようですね!




・「若さをつかもう」 (デイヴ・クラーク・ファイヴ)
  (Catch Us If You Can)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050509

*1:どうぞ、みなさん、ご安心ください。英語圏の英語族のヒトたちも、これが何の歌だかよくわかりはしないようですから。「hole(=穴)」という語にどんな意味があるにせよ、この歌のタイトル・ラインとなっている歌詞は「火が穴の中にある」(もしくは「穴の中に火がある」)と英語族のヒトたちの耳にはまず届いているのです。いわゆるスラングや慣用句としてのこのフレーズに相当するものはなく(僅かにヴィエトナム戦争時の前線の兵士たちの間で「危険物、取扱い注意」といったニュアンスでこのフレーズが使われていたこともあるようですが)、そうした語義どおり以外の意味やその他の含意を知らぬ(いわば無知にして無垢なる(ムイシュキン公爵的な))白痴の耳で聴くならば、この「穴の中の火」にジミ・ヘンドリクスの「ファイアー」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20080428 に歌われた「火」(それこそ「hole(穴、割れ目、窪み)」の中の火 )というイメージを想うこともできるだろう。そして、その「火」に対して「燃えるもの/燃やすもの」がもう何も残っていない」と歌っていると聴くこともできるだろう。あるいはまた「燃え尽き症候群」といういささか社会学的な現象の類を幻聴するのもまた楽しかろラインwink

*2:アハハ、このくだり(と次のライン)は(もしかしたら)あのビートルズの「レット・イット・ビィ」の有名な歌詞「Mother Mary comes to me, speaking words of wisdom, "Let it be". 」が重要参考人(!)として浮上してきますなw。(< いや、ほんの余興というコトで。酒場のお話の類ネ)

*3:もちろん、コトバとしては「穴の中に火があるんだ」と歌われており、そう聴くのが筋だろう

*4:この「ぼくの黄色い縞模様」も何のことだか(わたしには)わかりません。(まあ、「縞模様」から囚人服など連想しますが・・・・。そして「yellow(=黄色)」に「怯えた」という心理的な要素を聴き取るならば、このラインは、また「ぼくの怯えた囚人服を避けて働く」というようにも聴けなくもないだろう。つまり、法に触れる悪いコトをしないよに生活すると・・・・(!)、まあ、これは意見を求められれば、いささか躊躇いがちに口するようなわたくし個人の考えだが、しかし、この歌の最初のヴァースには既に「To serve and not to speak(大人しく従って、黙ってることだと)という歌詞があるw。