Hearts On Fire

Words & Music by Walter Egan and Tom Guidera. *1
(1974年発表)








(原題直訳 「ハートが燃えている」) *2








歌詞は、次のURLから、
http://www.elyrics.net/read/g/gram-parsons-lyrics/hearts-on-fire-lyrics.html








From the Gram Parsons album, "Grievous Angel", *3

名作アルバム度 ☆☆☆



アルバム「グリーヴァス・エンジェル」 (グラム・パーソンズ









名曲度 ☆☆☆








邦題「ハーツ・オン・ファイア」 (グラム・パーソンズ*4








Hearts on fire
火がついたハート
My love for you brought only misery
きみへのぼくの愛は、みじめな苦しみばかりをもたらした
Hearts on fire
ふたりのハートが燃えている
Put out the flames and set this cold heart free
炎を消して、そして、この冷たい心を自由にしてくれ




One short year our love has burned
短かったこの1年という間に ぼくたちの愛は燃え上がった
Until at last I guess you learned
The art of being untrue and then goodbye
やがて最後に、きみが、
ぼくの感じだと、不実でいる術(ルビ=すべ)を覚えてしまうまで
そして、その後のさよならだ
What could I do except to cry and moan ?
このぼくに何ができたというのだろう、泣くことと、そして呻くことのほかに?
Lord, what have I done ?
主よ、わたしが何をしたというのでしょう?
Once we were as sweet and warm
かつては、ふたりは仲睦ましく、また心温かかったのだ
As the golden morning sun
あの金色の朝日のように




Hearts on fire
ふたつのハートが燃えている
My love for you brought only misery
きみへのぼくのこの愛は
ひとえにみじめさばかりをもたらしただけだった
Hearts on fire
ふたつのハートが燃えている
Put out the flames and set this cold heart free
この炎を消して、そして、この冷えた心を自由にしてくれ




Friends say it's just a game
友達連中が言うには、
恋っていうのはちょっとした試合(ルビ=ゲーム)なのだと
And that no one is to blame
だから、それは誰が悪いとかいうものじゃないんだと
Go out forget her lies
どこかに出かけて、彼女の嘘の数々など忘れてしまえと
But she'll be there and sparks will fly
だけど、どこに行っても彼女がいるだろう
そして、火の粉が上がるのだ
My love has turned to hatred
ぼくの愛は憎しみに変わってしまった
Sleep escapes me still
眠りがをぼくを静かに遁(ルビ=のが)してくれる
God, please take this heart of mine
神よ、どうぞ、このぼくのハートを召し上げてください
'Cause if you don't the devil will
だって、あなたが、もし、そうしてくれなかったら
悪魔がそうしてしまうでしょうから




Hearts on fire
ふたつのハートが燃えていく
My love for you brought only misery
きみへのぼくのこの愛は、ただ、みじめさばかりをもたらすだけだった
Hearts on fire
燃えていくふたつのハート
Put out the flames and set this cold heart free
炎を片付けて、そして冷たいこの死んだ心を自由にするんだ
Hearts on fire
ふたりのハートが燃えていく









Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 100210












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【Years Ago−Go!】







(1年前のエントリーを Playback♪)









・「ウーマン」 (ジョン・レノン
  (Woman)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070506








(2年前のエントリーも Playback♪)






・「メインライン・フロリダ」 (エリック・クラプトン
  (Mainline Frorida)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060506








(3年前のエントリーも Playback♪)







・「はかない監獄」 (キンクス
  (Holloway Jail)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050506

*1:作者のひとり、ウォルター・イーガンは、のちにシンガーとして(フリートウッド・マックのリンズィ・バッキンガムのプロデュースで)1978年の自作のヒット曲「Magnet And Steel」などで知られることになるアーチストで、もうひとりのトム・グィデラは、カントリーやブルース系のべーシストとして知られ、エミルー・ハリスがフライング・ブリトォ・ブラザーズのクリス・ヒルマンによって見い出され(また、そのヒルマンを通じてパーソンズに紹介され)た頃に彼女のバックで(パーマネントなメンバーとして)ベースを弾いていた人物で、おそらくパーソンズがきょうのこの歌を採り上げたのは、エミルー・ハリスを通じてのことだろうと推察される。

*2:「ハート」が複数形であることに注意。また、この「火」が情熱的に燃え上がるような火ではまったくなくて、むしろ焼き捨てるための焼却処理用の火であるようだ。したがって、この「火」は詩的にはきわめて低温wであり、むしろ冷たい炎であるのかもーん・・・・・!? (グラム・パーソンズには(この歌とは対照的に)激しく燃え上がった夜の果てに「朝になって、わたしたちはその灰を片付ける」という「We'll Sweep Out The Ashes In The Morning」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050604 という歌もある。)

*3:(日本語にすれば「嘆きの天使」と題する)このアルバムは、1973年9月に26歳で亡くなったグラム・パースンズの死後4ヵ月後の1974年1月に発表された遺作となったアルバムで(レコード盤で言うA面の)スタジオ録音と(B面の)ライブ・レコーディングから構成されている。なお、このアルバムからはすでに「ヒッコリー・ウィンド」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20080320 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*4:デュエットの女声は(言わずと知れた)エミルー・ハリスですwho wlse?。そもそもこの歌が収録されたアルバム本来は「グラム。パーソンズ with エミルー・ハリス」となるはずだったが、パーソンズの未亡人の意向でそれは取り下げられた。(三者の関係トカクワケデスカラについては、皆さんのご想像どおりと言っておくにとどめよう。)