Baby's On Fire

Words & Music by Brian Eno.
(1973年発表)









(原題直訳 「かわいいいあいつが燃えている」)









歌詞は、次のURLから、
http://www.stlyrics.com/songs/b/brianeno659/babysonfire30745.html








From the Brian Eno album, "Here Come The Warm Jets".

名作アルバム度 ☆☆☆



アルバム「ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ」(ブライアン・イーノ)より







Also on the Kevin Ayers and friends live album, "June 1, 1974",  *1

名作アルバム度 ☆☆☆



アルバム「悪魔の申し子たち」(ケビン・エアーズほか)より






Also on the 801 live album, "801 Live".  *2

名作アルバム度 ☆☆☆☆☆



アルバム「ライヴ」(801)より








名曲度 ☆☆☆









邦題「ベイビーズ・オン・ファイアー」 (ブライアン・イーノ









Baby's on fire
かわいいあいつが燃えている
Better throw her in the water
あの女を水の中に放り込んでやったほうがいいぜ
Look at her laughing
見ろよ、あの女、笑ってやがるぜ
Like a heifer to the slaughter
まるで屠殺人のもとへ向かう未経産の雌牛みたいだ




Baby's on fire
かわいいあいつが火ダルマだ
And all the laughing boys are bitching
それに、あの笑ってる若い男どもときたらオカマ特有の口の悪さで
Waiting for photos
写真になるのを待っている
Oh, the plot is so bewitching
おゝ、その筋書きときたら、まさにウットリしてくるぜ




Rescuers row row
救助のやつらはワイワイガヤガヤ
Do your best to change the subject
諸君の最善を尽くしてこの素材を変えるのだ
Blow the wind blow blow
風を起こすんだ、吹けよ、吹け
Lend some assistance to the object
この狙いにご支援をいくらか願いたい




Photographers snip snap
写真家(ルビ=フォトグラファー)はカシィーン、カシィーン、
Take your time she's only burning
時間をかけるんだ、このコは燃えてるだけなんだ
This kind of experience
この種の経験は
Is necessary for her learning
あのコが学んでくのには必要なこと




If you'll be my flotsam
もしも、きみがぼくのガラクタになろうってつもりなら
I could be half the man I used to
ぼくも半分ぐらいはむかしの自分になれるだろう
They said you were hot stuff
世間のやつらは、
きみのことを「セクシー・アイドル」なんて言ってたな
And that's what baby's been reduced to
そう、かわいいあいつはそうやって安売りされてきたってわけさ
*3




Juanita and Juan *4
ファニータとホアンは
Very clever with maracas
マラカスにかけてはひじょうに如才なく
Making their fortunes
ふたりの運命を開こうと
Selling second-hand tobaccoes
セコハンのタバコを売っている




Juan dances at Chico's
ホアンはチコの店で踊ってる
And when the clients are evicted
それで馴染みの客が追い立てられると
He empties the ashtrays
やつは灰皿を開けてまわって
And pockets all that he's collected
それで、自分でかき集めたものを全部ポケットにしまい込む




But
だけど
Baby's on fire!
かわいいあいつが一大事!
And all the instruments agree that
そう、すべての機材類がそれを示している
Her temperature's rising
彼女の体温は上昇中
But any idiot would know that.
でも、そんなことは、どんなバカにもわかること












Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 091710















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【Years Ago−Go!】








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・「心のラヴ・ソング」 (ウィングズ)
  (Silly Love Song)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070425








(2年前のエントリーも Playback♪)





・「わが心のジョージア」 (レイ・チャールズ) 
  (Georgia On My Mind)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060425








(3年前のエントリーも Playback♪)







・「うつろな空」 (エルトン・ジョン
  (Empty Sky)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050425

*1:このアルバム・タイトルとなっている日付は、ケヴィン・エアーズの(その時点での)新作アルバム「夢博士の告白」の発表に伴い、ロンドンのレイボー・シアターに(きょうのこの歌の)ブライアン・イーノと(元ヴェルヴェット・アンダーグランドのふたり)ジョン・ケール、ニコをゲストに迎えた(まさにロック・シーンの曲者が一堂に会したかの観がある)(なるほどアルバムのその邦題もわからないことはない)このケヴィン・エアーズとそのアルバムからは、すでに「オール・ザ・タイム・ブルース」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050212#p2 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*2:(CDなどの解説文ふうに退屈な事実を書き並べていくとするなら)ブライアン・イーノの2作目のアルバム「テイキング・タイガー・マウンテン」の1曲「ザ・トゥルー・ホイール」の歌詞の一節からそのグループ名をとったこの「801」という実験的なロック・ユニットによるプロジェクトは、1976年に(当時、活動を休止していた)(ロクシー・ミュージックのギタリスト)フィル・マンザネラを中心に(きょうのこの歌の)ブライアン・イーノのキーボード、シンセサイザー、ギター、ヴォーカルに(元カーヴド・エアで、後にスカイというクラシック・ベースのプログレッシヴ・ロック・グループを組む)フランシス・モンクマンのエレクリトリック・ピアノとクラヴィネット(えーと(まったくの余談になってしまうが)このヒトは有為エンジェルという日本の小説家の元夫で、彼女の小説「前奏曲(プレリュード)」(講談社刊=1982年度「群像」新人長編小説賞受賞作=絶版)や(1991年度の泉鏡花文学賞を受賞した)「踊ろう、マヤ」(講談社文庫=絶版)に副主人公(というか敵役w)で登場し、その人となりが(気の毒なことに)(離婚後、作家となった別れた妻によって)残酷なまでに書き暴かれてしまっているコワーイ。ことに前者の「前奏曲」には(当時、夫妻の近所に住んでいた(という設定で)アル・スチュワートが登場し、さらには(作曲家でクラシックのギタリストとして有名なジョン・ウィリアムズをはじめとする)スカイ(作中では「アカツキ」となっている)のメンバーなども変名で登場して、その誰もが実にイヤったらしい人間として描かれているのがけっこう面白いw。トイウコトハサテオキサタデーナイト))、ドラムスとリズム・マシーンの設定にサイモン・フィリプス、ベースとヴォーカルにビル・マコーミック、サイド・ギターとスライド・ギターに(イーノのきょうのこの歌でもロバート・フリップのサイドを弾いている)ロイド・ワトソンといったひと癖もふた癖もあるミュージシャンたちによる・・・・・このアルバムからは「TNK」(イーノが歌うビートルズの「Tomorrow Never Knows」)」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20051205 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*3:ここからブライアン・イーノのセッティングのもとにロバート・フリップの長い長いギター演奏のセットがつづいていく。それはまさにイーノのロキシーな音楽(♪)そのものにほかならいwink

*4:この「ホアン(=juan)」は(カタカナでは)「ファン」と表記するのが適切かもしれないが(すぐに人名だと受け取りにくいかもしれないので)(あえて古めかしいカタカナ表記で)「ホアン」としたアッシーカラズヤ。