Fire And Water
Words & Music by Paul Rogers and Andy Fraser.
(1970年発表)
(原題直訳 「火と水」) *1
歌詞は、次のURLから、
http://www.stlyrics.com/songs/f/free19199/fireandwater520084.html
From the Free album, "Fire And Water".
名作アルバム度 ☆☆☆☆
アルバム「ファイアー・アンド・ウォーター」(フリー)より
Also on the Free live album, "Free Live".
名作アルバム度 ☆☆☆☆☆ *2
アルバム「フリー・ライブ」(フリー)より
Also on the Wilson Pickett album, "Don't Knock My Love". *3
名作アルバム度 ☆☆☆
(ウィルソン・ピケット)より
名曲度 ☆☆☆
邦題「ファイアー・アンド・ウォーター」 (フリー)
Every single day,
一日、一日ごとに
I got a heartache comin' my way
おれの行く手に苦しい思いがやってくる
I don't wanna say goodbye
おれは、さよなら なんか言いたかないんだ
Baby but look at the tears in my eye
だけど、なあ、このおれの瞳のこの涙を見るがいい
I don't wanna say goodbye
さよならなんか、おれは言いいたかないんだぜ
Mama, but look at the way you made me cry
だけど、よお、
おまえのせいで泣いているおれのこのざまを見てくれよ
Every way that's nice
どっから見たって、たいしたもんだぜ
You show you've got a heart that's made of ice
おまえがハッキリさせてるのは
おまえのその心(ルビ=ハート)が 氷でできてるんだってことだ
And I know
そう、おれは知ってるんだ
Fire and water
火と水が
Must have made you their daughter
おまえをその娘にしたにちがいないんだとな
You've got what it takes,
おまえにはそれだけのものがある
To make a poor man's heart break
哀れな男の心を引きちぎってしまうだけのものがな
A poor man's heart break
哀れな男の心を引き裂いてしまうんだ
Baby. you turn me on
おい、おれをその気にさせたのはおまえなんだぜ
But as quick as a flash your love is gone
ところが、閃光のように瞬く間におまえの愛は消え去った
Baby, I'm gonna leave you now
なあ、おれはもうおまえとは別れることにするよ
But I'm gonna try to make you grieve somehow
けどな、おれだって何とかおまえに悲しい思いをさせてやるつもりだぜ
Fire and water
火と水が
Must have made you their daughter
おまえのことを自分たちの娘としたのにちがいない
You've got what it takes
To make a poor man's heart break
おまえには哀れな男の心をいたぶるだけの
それだけのものがあるぜ
A poor man's heart break
哀れな男の心を破り捨てるだけのものがな
And my heart is breakin' too
そう、このおれのハートもまたズタズタになってるんだ
Ah, yeah
あゝ、そのとおりさ
Alright
いいんだ
I don't wanna say goodbye, baby
おれは、さよならなんか言いたかないんだぜ、おい
But look at the tears you made me cry
だけどよ、この涙を見るがいい、おまえのせいで泣いてるこのおれの
Every way that's nice
どっから見たって、見事なもんだぜ
You show you've got a heart that's made of ice
おまえが見せてくれてるのは
おまえのそのハートが 氷でできてるっていうことだ
And I know
そう、おれにはわかるんだ
Fire and water
火と水が
Must have made you their daughter
おまえをその娘にしたにちがいない
You've got what it takes
おまえにはそれだけのものがあるぜ
To make a poor mans heart break
哀れな男のハートを引き裂くだけのものがな
Fire,
炎だ
Fire and water
火と水が
Must have made you their daughter
おまえを自分たちの娘にしたにちがいないぜ
Baby, you've got what it takes
なあ、おまえにはそれだけのものがあるぜ
To make a poor man's heart break
哀れな男の心を破り捨ててしまうだけのものがな
Heart break
人の心をいたぶりやがる
Baby, and my heart is breakin'
そして、なあ、おれのこのハートは悲しみにスタズタになってるんだ
Oh, my heart is breakin'
あゝ、おれの心が悲しみにくれてるんだ
Ohh, listen
おゝ、聞いてくれ
Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 091210
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【Years Ago−Go!】
(1年前のエントリーを Playback♪)
・「ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン」 (ビートルズ)
(Happiness Is A Warm Gun)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070420
(2年前のエントリーも Playback♪)
・「カンザス・シティ」 (ウィルバート・ハリスン)
(Kansas City)
・「メドレー:a.カンサス・シティ〜b.ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ」 (ビートルズ)
(Kansas City / Hey,Hey,Hey,Hey!)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060420
(3年前のエントリーも Playback♪)
・「カム・トゥ・ミルトン・キーンズ」 (スタイル・カウンシル)
(Come To Milton Keynes)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050420
*1:邦題をつけるとしたら「恋のマッチポンプ」とかになるだろうか(笑)。アッカンベー48とかパフーンあたりの新曲なんかに似合いそーなタイトルじゃなかんべぇーか!?
*2:いつ選ぶとしても、わたしがあの世まで持っていきたいアルバムのひとつに必ず入るひとつであり、もっとも美しい(!)ロックのアルバムのひとつでもあります。(正規のラインナップの)アルバムのラストのスタジオ録音の1曲がまた泣かせる歌で。(CDボーナス・トラックはほとんど不要w)
*3:ウィルソン・ピケットが歌うきょうのこの歌がシングルとして発表されたのは1971年の12月。このときすでにオリジナル・メンバーでのフリーはなく、作者のふたりは一緒に歌を書くことも活動をともにすることもなくなっていたけれども、自分たちの歌があの偉大なるウィルソン・ピケットに歌ってもらえて、しかも、それがシングルとしてリリースされるなんて彼らにとっては何よりも嬉しく、また、誇らしいことだったに違いない。(この歌の発表当時でポール・ロジャーズは20歳、アンディー・フレイザーにいたってはまだ18歳にもなっていなかった。) ウィルソン・ピケットのこのシングルは全米チャートの24位、全米R&Bチャートでは2位となるヒットとなった。イギリスのグループの歌をアメリカの人気R&Bシンガーがレコーディングするのは、わたしの知る限りではローリングストーンズの1965年の大ヒット曲の名作「サティスファクション」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20080304 を採り上げたオーティス・レディングの(同年のアルバム「オーティス・ブルー」からの)1966年のシングルが最初のようだが、ピケットは、1968年にビートルズの「ヘイ・ジュード」がヒットして以来、ステッペンウルフの1968年の大ヒット曲で翌1969年に映画「イージー・ライダー」の冒頭に使われて話題を呼んだ「ワイルドで行こう」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20061230 や、(シュープリームズのシングルを大胆にへヴィーにアレンジしてヒットした)ヴァニラ・ファッジの「キープ・ミー・ハンギング・オン」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070323 、1970年には何とTVアニメの2次元グループ、アーチーズのナンバー・ワン・ヒット「シュガー、シュガー」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20061130 までレコーディングし、きょうのこの歌の後にも1972年にはスリー・ドッグ・ナイトの「ママ・トールド・ミー」も採り上げ、どうやら毎年1曲は白人アーティストのヒット曲をシングルとしてリリースするのが当時のピケット・ラインwの既定の路線となっていたような形跡が見受けられるが、フリーのこの歌は(シングル「オール・ライト・ナウ」の大ヒットでセールス上でも成功することになった彼らの3作目のアルバムのタイトル・ソングにはなっているものの)とくにヒットしたわけでもなく、それどころかシングル・カットすらもされなかった歌なので純粋にピケット自身が気に入ってのものだったと考えられる。しかも、ピケットは、この「ファイアー・アンド・ウォーター」を(ピケット自身の当時の最新の(というか直前の)ヒット曲ということもあったろうが)自身の次作アルバム「ドント・ノック・アイ・ラヴ」のアルバム・トップにオープナー・トラックとしてラインナップしているのだ。そして、さらに素晴らしいことは、両者の歌を聴きくらべて、ポール・ロジャーズのヴォーカルがまったく聴き劣りすることなく(とくにアルバム「フリー・ライブ」の「ファイアー・アンド・ウォーター」など)堂々とチャンピオンと互角以上のソウルフルなヴォーカルを聴かせている。