Two Of Us

Words & Music by John Lennon and Paul McCartney.
(1970年発表)






(原題直訳 「わたしたちふたり」)






歌詞は、次のURLから、
http://www.lyrics007.com/The%20Beatles%20Lyrics/Two%20of%20Us%20Lyrics.html







From The Beatles album, "Let It Be".  *1

名作アルバム度 ☆☆



アルバム「レット・イット・ビー」 (ビートルズ)より








名曲度 ☆☆







邦題「トゥ・オブ・アス」 (ビートルズ






(John Lennon shouting)
ジョン・レノンがおどけて叫んでいる))


"'I Dig a Pygmy', by Charles Hawtrey and the Deaf Aids... *2
「「私はピグミー好き」、チャールズ・ホートレーならびに聾者支援による。
Phase One, in which Doris gets her oats!"
「第1段階、ここではドリスがオート麦にありつくのだ!」






Two of us riding nowhere
ぼくたちふたり、
とくにどこということもなく 乗りまわして
Spending someone's hard earned pay
誰かさんが しんどい思いをして稼いだおカネを使ってる
You and me Sunday driving
きみとぼくは日曜日のドライブ
Not arriving
到着せずに
On our way back home
家路につく
We're on our way home
ぼくたちは家路について
We're on our way home
ぼくたちは家路について
We're going home
ぼくたちはおうちに帰って行くとこさ




Two of us sending postcards
ぼくたちふたり、ハガキを送って
Writing letters on my wall *3
文字を書く、ぼくのところの壁にだよ
You and me burning matches
きみとぼく、マッチを燃やして
Lifting latches
閂(ルビ=かんぬき)を上げて
On our way back home
家路につく
We're on our way home
ぼくたちは家路について
We're on our way home
ぼくたちは家路について
We're going home
ぼくたちはおうちに帰って行くとこさ




You and I have memories
きみとぼくには思い出がある
Longer than the road that stretches out ahead
前途に伸びていくこの道よりももっと長いのが




Two of us wearing raincoats
ぼくたちふたり、レインコートを着て
Standing solo in the sun
日なたで ひとりで立って
You and me chasing paper  *4
きみとぼく、書類にあたふたかかずらわって
Getting nowhere
どこにも行き着くこともなく
On our way back home
家路につく
We're on our way home
ぼくたちは家路について
We're on our way home
ぼくたちは家路について
We're going home
ぼくたちはおうちに帰って行くところ





You and I have memories
Longer than the road that stretches out ahead
きみとぼくには
前途に伸びていくこの道よりも長い長い思い出がある




Two of us wearing raincoats
ぼくたちふたり、レインコートを着て
Standing solo in the sun
日なたで ひとりで立って
You and me chasing paper
きみとぼく、書類にあたふたかかずらわって
Getting nowhere
どこにも行き着くことなく
On our way back home
家路につく
We're on our way home
ぼくたちは家路について
We're on our way home
ぼくたちは家路について
We're going home
ぼくたちはおうちへと帰って行くところ




(spoken)
(セリフ)
We're going home *5
ぼくたちは家に帰るとこなのさ


Better believe it
信じていいって



(whistling)
(♪口笛)


Goodbye
さよなら〜










Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 072510













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【Years Ago−Go!】








(1年前のエントリーを Playback♪)







・「グッド・ガールズ・ドント」(ナック)
  (Good Girls Don't)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070310







(2年前のエントリーも Playback♪)







・「アス・アンド・ゼム」 (ピンク・フロイド
  (Us And Them)
・「狂人は心に」 (ピンク・フロイド
  (Brain Damage)
・「狂気日食」 (ピンクフロイド
  (Eclipse
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060310







(3年前のエントリーも Playback♪)






・「一人ぼっちの世界」 (ローリング・ストーンズ
  (Get Off Of My Cloud)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050310

*1:このアルバムからは、すでに「アクロス・ザ・ユニバース」20050107 、「マギー・メイ」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060709 、「ワン・アフター・909」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060708#p2 、「 ゲット・バック」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20071213 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*2:ジョン・レノンがおどけて喚いているが、歌の内容とはまったく関係はない。ちなみにチャールズ・ホートレーは(1914年生まれの)イギリスの映画俳優、「聾者支援」は(とてつもなく大きい音がするという意味で)彼らがかつて使用していたVox社のギター・アンプの(内輪のジョークめいた)呼び方であるようだ。

*3:(まあ、必要ないかもしれないが)「壁に書く(Writing on the wall)」は(あるいは「壁に書かれた文字(the writings on the wall)」)「旧約聖書」の「ダニエル書」の第5章の5節から25節を連想させる。そこに書かれているのは(預言者ダニエルが解読したところによると)「Your days are numbered」((敢えて複数形で訳せば)「おまえたちの時代はもう残りわずかだ」)となって、この時期のビートルズの(不和から分裂・解散へといたる)ビートルズの終焉の前兆ともとれなくもない。(もちろん、全然、わたしはそんなこと本気で言ってるわけではなく、ちょっとした酒場の与太話やゲームのつもりでの示唆であるにすぎないが、いま、ざっと見てみたところ、きょうのこの歌について、こんなことを言ってるのはWorldWideWeb 広しといえども(エヘンこのSCIGO以外に)見当たらないのがちょっと不思議ねwink。)

*4:この「書類(ルビ=ペーパー)」も(この歌についてよく指摘されていることだが)例えば「契約書」などと考えれば、きょうのこの歌が発表された時期にビートルズが(ポールが支持する)ジョージ・イーストマンという弁護士と(ジョン、ジョージ、リンゴが支持する)アラン・クレインという会計士のどちらをビートルズのマネージャーにするかみたいなことでもめていたことに照応するフレーズになると言えるだろう。

*5:考えるまでもなく、ビートルズのファイナル・アルバムとして発表された「レット・イット・ビィ」は、この歌にはじまり「ゲット・バック」((かつて属していたところに)「引き返せ」)で終わるアルバムなんですね。そして、そもそもが「ゲット・バック」というタイトルの下に構想され、1969年の7月にリリースが予定されながら(ドキュメンタリー映画「レット・イット・ビー」に見られるように)ただダラダラとスタジオで録音されたままに半ば投げ出されていたのをフィル・スペクターにほぼ丸投げするかたちで1970年の5月にリリースされることになるわけだが、このアルバムを「家に帰る」「引き返す」ということを念頭にして全篇を聴いてみるのもまた一興かと思う。(なお、アルバムとしてはその後のラスト・レコーディングになった「アビー・ロード」の方が実質的にはビートルズの最後のアルバムになるのだが、そちらの方が先にアルバムとして作品化され、また発表も先行することになったのはすでにご存知のことと思う、)