You Don't Pull No Punches, But You Don't Push The River

Words & Music by Van Morrison.
(1974年発表)






(原題直訳 「おまえはいっさい手加減をしないが、さりとて、おまえは河の流れを速めるわけでもない」)







歌詞は、次のURLから、
http://www.lyricstime.com/van-morrison-you-don-t-pull-no-punches-but-you-don-t-push-the-river-lyrics.html







From the Van Morrison album, "Veedon Fleece". *1

名作アルバム度 ☆☆☆☆☆ *2



アルバム「ヴィードン・フリース」(ヴァン・モリスン)より







名曲度 ☆☆☆☆ *3








邦題「ドント・プル・ドント・プッシュ」 (ヴァン・モリソン









Da da da da da ....
♪ タァタァタァー、ダァダダダァーダー・・・・
Da da da da da....
♪ タァタ、タァータ、ダァダー・・・・




When you were a child,
きみが子供だった頃、
You were a tomboy
きみはオトコの子みたいなお転婆さんだった
Gimme soul satisfaction
ぼくに魂の充足を与えておくれ
Way back in shady lane
遥か昔の日陰の小径に戻って
Do you remember?
きみは憶えているだろうか?
Remember, darlin'?
憶えているかい、愛しい人よ?




And it's the woman in you,
そう、それはきみの中の女の部分
And it's the woman in you
そう、それはきみの中にいる女性なるもの
Gimme soul satisfaction
ぼくにおくれ、魂の充足を
Ya ya ya ya ya
♪ ヤー、ヤー、きみよ、きみよ、きみよ
And it takes the child in you
そして、そのためには
きみの中の子供の部分がいるんだ、
To know the woman an' you are one
その女の部分ときみがひとつのものだと知るためには




We're goin' out in the country
ぼくたちは田園に出かけていく
To get down to the real soul,
真の魂に勤しむ(ルビ=いそしむ)ために
I mean the real soul people,
ぼくが言っているのは本当の魂を持った人間たち
Talkin about real
本物のことを話しているんだ
And We're goin' out in the country,
そう、ぼくたちは田園へと向かって行く
Get down to the real soul
真の魂に勤しもうと
We're gettin' out to the west coast
ぼくらは西方の海岸へと出て行くのだ
Shining our light into the days of bloomin' wonder
不思議と驚きの日々の中にぼくたちの灯火(ルビ=ともしび)を輝かせて
Goin' as much with the river as not,
河の流れとともに行く、これまでになく大いに
As not, yeah, yeah
これまでになく、そう、そうなんだ
An' I'm goin' as much with the river as not
そして、ぼくは、これまでになく大いに河の流れにしたがって進んで行く
Yeah, yeah, right, yeah
そう、そうなんだ、そのとおり、そうなんだ




Blake and the Eternals *4
ブレイクと永遠なる神々が
Standin' with the Sisters of Mercy *5
慈悲の尼僧たちとともに立っている
Looking for the Veedon Fleece, yeah *6
黄金の羊毛皮を探しているのだ、うん、
William Blake and the Eternals
ウィリアム・ブレイクと永遠なる神々が
Standin' with the Sisters of Mercy
慈悲の尼僧たちと立っている
Looking for the Veedon Fleece, yeah
黄金の羊毛皮を探しているのだ、そうなんだ、うん




Ah lalalala dy dy dy
♪ アーララララディディディ




You don't pull no punches,
おまえはいっさい手心を加えない
But you don't push the river
さりとて、おまえが河の流れを速めることはない
You don't pull no punches,
おまえはいっさい手加減ということをしない
And you don't push the river
そして、おまえが河の流れを速めることもまたないのだ
You don't pull no punches,
おまえはいっさい手心を加えない
And you don't push the river, no, no
そして、おまえが河の流れを速めることもないのだ
Goin' as much with the river as not
進んでいく、これまでになく大いに河の流れとともに




We're goin' out in the West,
わたしたちは西方へと出かけて行く
Down to the cathedrals
聖堂を巡るのだ
We're goin' out in the West, right,
わたしたちは西方へと出向いて行く
Down to the beaches
いくつもの浜辺へと
And the Sisters of Mercy,
そして慈悲の尼僧たちのもとへと
Behind the Sun
太陽の向こう側にいる
Oh, behind the Sun
おゝ、あの太陽のその向こう側にいる




And William Blake
そしてウィリアム・ブレイク
And the Sisters of Mercy
そして慈悲の尼僧たちが
Looking for the Veedon Fleece, yeah
黄金の羊毛皮を探している、そうなのだ
You don't pull no punches,
あなたがたはいっさい手心を加えない
Goin' west,
西方へ向かって
Goin' as much with the river as not
珍しく大いに河の流れとともに行く
With the river as not
珍しく河の流れとともに
With the river as not
珍しく河の流れにしたがって
Goin' as much
行くのだ、大いに
Goin' as much with the river as not
これまでになく大いに河の流れとともに進んでいく
No, ah
あゝ、これまでになく




You don't pull no punches,
あなたがたはいっさい手心を加えない
And you don't push the river, no
そして、あなたがたが河の流れを速めるわけでもない
You don't pull no punches,
おまえはいっさい手加減をしない
But you don't push the river, no
さりとて、おまえは河の流れを速めるわけではない
You don't pull no punches,
おまえは手心というものをいっさい加えない
But you don't push the river, no
さりとて、おまえは河の流れを急くわけでもないのだ
You don't pull no punches,
おまえはいっさい手加減というものをしない
But you don't push the river
だが、おまえが河の流れを速めるわけでもないのだ




And we was contemplating, Baba,
そして、わたしたちはじっと黙考していたのだ、尊師(ルビ=ババ)よ
William Blake and the Eternals,
ウィリアム・ブレイクと永遠なる神々が
Goin' down to the Sisters of Mercy
慈悲の尼僧たちのもとへと赴いていく
Looking for the Veedon Fleece
黄金の羊毛皮を探して
Looking for the Veedon Fleece
黄金の羊毛皮を探して
Looking for the Veedon Fleece
金羊毛の皮を探して




You don't pull no punches,
おまえはいっさいの手心を加えない
But ya, you don't push the river
だが、きみよ、おまえが河の流れを速めるわけではないのだ
You don't pull no punches, not ya,
おまえはいっさいの手加減ということをしない
You don't push the river, no
おまえは河の流れを速めやしない、そうはならない
You don't pull no punches, but ya,
おまえは手加減ということをいっさいしない、だが、おまえは
You don't push the river
河の流れをおまえが急くこともまたないのだ
You don't push the river,
おまえが河の流れを速めたりするなどありはしないのだ




You don't push the river
きみが河の流れを速めたりするなんて ありはしないのさ










Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 071010










∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮







【Years Ago−Go!】








(1年前のエントリーを Playback♪)





・「先生のお気に入り」 (ドリス・デイ
(Teacher's Pet)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070226







(2年前のエントリーも Playback♪)





・「明日なき世界」 (バリー・マクガイア
(Eve Of Destruction)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060226







(3年前のエントリーも Playback♪)





・「リリーの面影」 (ザ・フー
(Pictures of Lily)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050226

*1:このアルバムからは、すでに「フェア・プレイ」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20041219 と「 故郷の君」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20041219#p2 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*2:わたしがあの世まで持っていきたいアルバムのひとつとしてどうしても外せない1作です。

*3:もちろん☆5つ以上に値する大傑作なのですが、いかんせん知名度が。

*4:ブレイクは、もちろんイギリスの詩人、ウィリアム・ブレイク(1757-1827)のこと。画家、版画家としても知られているが、俗世と宇宙のことわりを重ね合わせたような神秘的で象徴的な作品が多く、わが国のノーベル賞作家、大江健三郎にもこのブレイクの作品を大いなる導きとして書かれた作品がいくつもあるなど、時代や言語や超えていまなお人々の魂に強い影響を与える作品を残している。代表作に数えられるのは「無垢と経験の歌」(1794年)、「天国と地獄の結婚」(1793年)など。そして(ここでは)「永遠の神々」と訳した「the Eternals」とは、そのブレイクの詩版画集「ユリゼンの書」(1794年)に登場する神々で、幾多の予言を告げるユリゼンも元々はこの神々のひとりであったという設定になっている。

*5:1831年に設立されたダブリンに本部を置くカトリックの女性信者たちによる慈善や啓発を目的とした女性団体が、やはりこの名前を持っているが、きょうのこの歌との関連は不明。

*6:きょうのこの歌が収められたアルバムのタイトルにもなっているこの「ヴィードン・フリース」の「Veedon」という語がどこから来て何を意味するのかについては(わたしには)不明だが、この「フリース」は(いまもユニクロの安価なそれにその名残りが残っているフリースで)ギリシャ神話やホメロス叙事詩に登場する黄金の羊のこと、また、それを剥いだふさふさした金色に輝く羊毛皮のこと。イアソンと(のちにギリシャの代表的な英雄や神人となるヘラクレス、ネストル、テセウス、オルペウスら錚々たる顔ぶれを乗せた)アルゴ船はこの金羊毛を求めてテッサリアの浜辺から船出した。また、それを剥いだ羊毛でふさふさした皮のこと。