Changes

Words & Music by David Bowie.
(1971年発表)






(原題直訳 「諸変化」)






歌詞は、次のURLから、
http://www.lyricsdepot.com/david-bowie/changes.html







From the David Bowie album, "Hunky Dory".  *1

名作アルバム度 ☆☆☆☆☆



アルバム「ハンキー・ドリー」(デイヴィッド・ボウイ)より







名曲度 ☆☆☆☆☆





邦題「チェンジス」 (デヴィッド・ボウイ






(muttering)
(つぶやき)


Oh, yeah
おゝ、いいねえ
Mmmm
ウーーーン




Still don't know what I was waiting for
いまだに自分が何を待っているのかわからないんだ
And my time was running wild a million dead-end streets
そして、ぼくの時間は獰猛に
実にたくさんの行き止まりとなる街路を駆けまわっていた
And every time I thought I'd got it made
そして、自分としては やったぞと思ったその度にいつも
It seemed the taste was not so sweet
その味はそんなに甘くはないものに思えたんだ
So I turned myself to face me
それで、ぼくは自分で自分を直視してみた
But I've never caught a glimpse
How the others must see the faker
だけど、ぼくは
他の人間たちがいかに人のことをペテン師と見てるかなんて
全然これっぽちも目にしたことはない
I'm much too fast to take that test
そんなテストをされるには、このぼくはあまりにも速さがありすぎるんだ




Ch-ch-ch-ch-Changes *2
へ、へ、へ、へ、変化だ
(Turn and face the starange)
(見知らぬものに顔を向けて直視してみるんだ)
Ch-ch-Changes
へ、へ、変化
Don't want to be a richer man
金持ち男になんかなりたくない
Ch-ch-ch-ch-Changes
へ、へ、へ、へ、変化
(Turn and face the starange)
(奇異なる物事に顔を向けて直視するんだ)
Ch-ch-Changes
へ、へ、変化
It's gonna have to be a different man
違う人間にならなきゃならなくなってくるものさ
Time may change me
時はぼくを変えてしまうかもしれない
But I can't trace time
だけども、ぼくには時間をなぞることはできないんだ




Oooh, yeah
ウーー、イェー




I watch the ripples change their size
ぼくは波紋がその大きさを変えていくのを見つめている
But never leave the stream of warm impermanence
けれども、それは
けっしてその暖かな不定性の流れを立ち去ることがない
And so the days float through my eyes
そして、そんなふうにして日々はこのぼくの目の中へと漂って来る
But still the days seem the same
なのに、いまだに日々が同じように思えてしまう
And these children that you spit on
そして、あなたがたが唾するようにバカにしていたあの子供たちは
As they try to change their worlds
自分たちの世界を変革しようとしながら
Are immune to your consultations
あなたがたの諮問には免疫になってしまっているんだ
They're quite aware of what they're going through
彼らは自分たちが何を体験しつつあるのかってことには
きわめて意識的になっているのだ




Ch-ch-ch-ch-Changes
へ、へ、へ、へ変化する
(Turn and face the starange)
(見知らぬものに顔を向けて直視するんだ)
Ch-ch-Changes
へ、へ、変化
Don't tell them to grow up and out of it
彼らに成長して卒業しろなどと言ってはいけない
Ch-ch-ch-ch-Changes
へ、へ、へ、へ、変化
(Turn and face the starange)
(奇異なるものに顔を向けて直視してみろ)
Ch-ch-Changes
へ、へ、変化
Where's your shame
あなたがたの恥辱となるところに
You've left us up to our necks in it
あなたがたは
このぼくたちをひどい目に合わせたままにしてきたのだ
Time may change me
時がぼくを変えてしまうのだろう
But you can't trace time
けれども、人は時間をたどることはできないのだ




Strange fascination, fascinating me
不思議な魅惑に ぼくは魅了されている
Ah, changes are taking the pace I'm going through
あゝ、変化は、このぼくが進んでいくそのペースをとっ ているんだ




Ch-ch-ch-ch-Changes
しょ、しょ、しょ、諸変化
(Turn and face the starange)
(奇異なる物事に顔を向けて直視してみろ)
Ch-ch-Changes
へ、へ、変化
Oh, look out you rock 'n rollers *3
おお、きみたちのロックンローラーたちをよく見てるといい
Ch-ch-ch-ch-Changes
へ、へ、へ、へ、変化
(Turn and face the starange)
(見知らぬものに顔を向けて直視するんだ)
Ch-ch-Changes
へ、へ、変化
Pretty soon now you're gonna get older
すぐにそのうち、きみたちは齢をとってしまうのさ
Time may change me
時がこのぼくを変えてしまうだろう
But I can't trace time
だけども、ぼくには時間をなぞっていくことはできないんだ
I said that time may change me
そうなんだ、時がこのぼくを変えてしまうだろう
But I can't trace time
だけど、このぼくには時間をなぞることはできないんだ








Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 041510









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変化とは、また、ひとつの生成でもあるはずだ。
アルバム「ハンキー・ドリー」では、
冒頭のきょうのこの歌につづけて、デイヴィッド・ボウイは
「オー、ユウ・プリティ・シングズ」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070318
アルバムの2曲目のトラックとして配しているのは
世界のボイオロジスト(=Bowieologist)たちwが注目してやまないところだ。



しかし、「ハンキー・ドリー」って、ホント、いいアルバムですね♪
のっけから(とくにA面はw!)次から次へといい曲ができてきます。
ボウイ24歳のときの作品。







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【Years Ago−Go!】





(1年前のエントリーを Playback♪)





・「オール・トゥゲザー・ナウ」 (ビートルズ
All Together Now
・「イングリッシュ・ティー」 (ポール・マッカートニー
(English Tea)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20061227






(2年前のエントリーも Playback♪)




☆THE WHO ロック・オペラ「トミー」全曲訳(7)☆




・「アシッド・クイーン」 (ザ・フー
(Acid Queen
・「アンダーチュア」 (ザ・フー
(Underture)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20051227






(3年前のエントリーも Playback♪)






・「ホワイト・ハウス」 (エリック・バードン&アニマルズ)
(White Houses)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20041227

*1:このアルバムからは、すでに「ユー・プリティ・シングスhttp://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070318 、「火星の生活」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070813 、「ボブ・ディランに捧げる歌」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070614 がここで紹介されていますので、よろしければアルバムのお伴にどうぞ♪

*2:ここで「♪チェチェチェチェチェインジェス」と吃ってみせるボウイのこの歌は、「♪セセセセンセーション」や「ジェジェジェジェネレーション」などとやたらと吃りまくってみせるザ・フーの「マイ・ジェネレーション」と並ぶロックにおける吃音の名場面として広く世界のロック・ジャーナリズムで評されている。

*3:このフレーズから(おそらく)誰もが思い浮かべてしまうのは、その類稀なる創造性によって(音楽においても、ファッションにおていも、また思想においても)次々と変化(というよりも進化!)を遂げてみせたザ・ビートルズというグループだろう。そして、このデイビッド・ボウイ自身もまた(次作アルバム「ジギー・スターダスト」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050709 というさらなる大きな変化を経て)そうした変化、変貌をひとつの彼のセールス・ポイントのようにして、長く音楽の世界を生きてきたのがわかりますね。