Speed King

Words & Music by Ian Gillan, Ritchie Blackmore, Roger Glover, Jon Lord and Ian Paice.
(1970年発表)







(原題直訳 「速度の王」)*1







歌詞は、次のURLから、
http://www.sing365.com/music/lyric.nsf/Speed-King-lyrics-Deep-Purple/86C5FC1F58EAD3C34825695E0004E74D






From the Deep Purple album, "Deep Purple In Rock". *2

名作アルバム度 ☆☆☆☆ *3



アルバム「イン・ロック」(ディープ・パープル)より






名曲度 ☆☆☆







邦題「スピード・キング」 (ディープ・パープル) *4









Good Golly, said little Miss Molly  *5
あら、凄いわね、
と かわいいミス・モーリーが言ったんだ
When she was rockin' in the house of blue light *6
彼女が青い灯りの館(ルビ=やかた)で体を揺すってたときに
Tutti Frutti was, oh, so rooty  *7
トゥッティ・フルッティは、あゝ、ひどくムラムラしてくるぜ
When she was rockin' to the east and west
彼女が東へ西へと体を揺すってた日には
Lucille was oh, so real  *8
ルシールは、あゝ、とてもリアルだ
When she didn't do her daddy's will
彼女が親父さんの言うとおりにしていないときにはな
Come on baby, drive me crazy
カモン、ベイビー、おれを狂わせてくれよ
Do it, do it
来いよ、さあ




I'm a speed king
おれはスピード・キング
You gotta hear me singing
おまえたちはこのおれが歌うの聴くといい
Yeah, I'm a speed king
おれは速度の王
See me fly
おれが飛ぶのを見るがいい




Saturday night and I just got paid *9
土曜日の夜、そう、おれは給料貰ったばっかりだ
Gonna fool about, ain't gonna save
カネを使って騒ぎまくるぞ、貯めといたりなんかするもんか
Some people gonna rock
ロックする連中がいる
Some people gonna roll
ロールする連中がいる
Gonna have a party to save my soul *10
パーティを開いておれの魂を救うんだ
Hard headed woman and a soft hearted man *11
頭の固い現実的な女に心のヤワなやさしい男
They been causing trouble since it all began
それが、すべてのはじまりのとき以来、厄介の素になってきた
Take a little rice *12
ちょっぴりライスを食おう
Take a little beans
ちょっぴり豆を食おう
Gonna rock and roll down to New Orleans *13
ニューオーリンズへとロックンロールしていこう




I'm a speed king
おれはスピード・キング
You gotta hear me singing
おまえら、おれが歌うのを聴くがいい
I'm a speed king
おれは速度の王
See me fly
おれが飛ぶのを見るがいい




Oh....oh....
おゝ・・・、おゝ・・・
C'mon, wah
カモン、ワオッ




Good Golly, said little Miss Molly
うわ、凄いわ、
と がかわいいモーリー嬢が言ったんだ
When she was rockin' in the house of blue light
青い灯りの館の中で彼女が体を揺らしながらな
Tutti Frutti was, oh, so rooty
トゥッティ・フルッティは、おゝ、とてもムラムラしてくるぜ
When she was rockin' to the east and west
彼女が東へ西へと体を揺すっていたならな
Hard headed woman and a soft hearted man
強い頭をした現実的な女に心のヤワな やさしい男
They been causing trouble since it all began
そんなやつらが、すべてのはじまりのとき以来、厄介の素になってきた
Take a little rice
ちょっぴりライスを食って
Take a little beans
ちょっぴり豆を食い
Gonna rock and roll down to New Orleans
ロックンロールしてニューオーリンズへと




I'm a speed king
おれはスピード・キング
You gotta hear me singing
おれが歌うのをあんたら聴かなきゃな
Yeah, I'm a speed king
おれは速度の王
See me fly
おれが飛ぶのを見るがいい




I'm a speed king
おれはスピード・キング
You gotta hear me singing
おれが歌うのを聴くがいい
Yeah, I'm a speed king
おれは速度の王
See me
見るんだ、おれを



(laughter)
(笑い声)

Ha ha ha ha ha
ハッハッハッハッハ




I'm a speed king
おれはスピード・キング
You gotta hear me singing
おれが歌うのを聴いてみな
Yeah, I'm a speed king
おれは速度の王
See me, oh
おれを見ろ、おゝ









Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 040310









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【Years Ago−Go!】






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・「ノー・ミルク・トゥデー」 (ハーマンズ・ハーミッツ)
(No Milk Today)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20061216






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・「明日の太陽」 (モンキーズ
(Tomorrow's Gonna Be Another Day)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20051216







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・「ユー・シー・ア・チャンス」 (スティーヴ・ウィンウッド
(While You See A Chance)
・「スローダウン・サンダウン」 (スティーヴ・ウィンウッド
(Slow Down, Sun Down)
・「アンインスパイアード」 (トラフィック
((Sometimes I Feel So) Unispired )

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20041216

*1:F1などカー・レースの優勝者を(くだけた表現で)「スピード・キング」と呼んだりすることもある。

*2:このアルバムからは、すでに「チャイルド・イン・タイム」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070123 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*3:ディープ・パープルがディープ・パープルになったアルバムと言えるでしょうか。ディープ・パープルの5作目のアルバム。

*4:以下にお聴きのとおりこの歌はその大部分が(最大限に広義な)ロックンロールの古典的な名作の引用や援用(それによってこの歌をロックンロールへのオマージュ(=頌歌)もしくは「讃歌」とするようなもの)からなっている。そのそれぞれについては手短な註を附したが、註がないところにも((現時点のわたくしにおいて)曲を特定できていないだけで)同様にそうした引用や援用と思われるものがあるので、それらについては、早晩、気づき次第、また思い当たり次第、註を加えていくものとする。(ですから、「ここはアレだぞ!」とお気づきの方がいらっしゃれば、どうぞご教示ください。メールアドは左欄下部のプロフィールより「komasafarina」をこまクリック、鼓膜リック・・・・) 

*5:リトル・リチャードのロックンロールの名曲「グッド・ゴーリー・ミス・モーリー」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20061002#p3 のタイトルのもじり。

*6:これも同じく「グッド・ゴーリー・ミス・モーリー」の歌詞のもじりで、歌の中でもモーリーは青い灯りの館、つまり娼館の女として登場している。

*7:これもリトル・リチャードのロックンロールの名曲「Tutti Frutti」。なお、「トゥッティ・フルッティ」とはイタリアン・アイスクリームのこと。

*8:これもリトル・リチャードの名曲「ルシール」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20061002 の中で歌の主人公ルシールは「Lucille, you won't do your sister's will」(おまえはお姉さんの願いを果たさずに)と歌われているが、「daddy's will」で歌われるヴァージョンやカバーもけっこうある。

*9:サム・クックの名曲「アナザー・サタデイ・ナイト」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050115 で歌われているのと同じ設定が引用されている。

*10:これもサム・クックの名曲の「Having A Party」を思わせるフレーズだが、先のラインの「貯金する(=とっておく)」という意味の「save」がここでは「魂」の救済の「save」へと同じ語ながらもその意味がシフトしている。

*11:「ハード・ヘッデド・ウーマン」はエルヴィス・プレスリーの後期のヒット曲だが、その冒頭の歌詞をほどんどそのまま引用するかたちになっているのが、このくだり。ちなみにエルヴィスの原曲では、「Well, a hard headed woman, a soft hearted man been the cause of trouble ever since the world began.」と歌われている。

*12:このくだりは、アメリカ独立戦争時の名高い戦闘を歌ったジョニー・ホートンのヒット曲「ニューオーリンズの戦い」に「We took a little bacon and we took a little beans(おれたちはほんのちょっとのベーコンを食べ、おれたちはほんのちょっとの豆を食った)という歌詞をもじったものだろう。メロディーとしての類似性も他の引用よりもこの歌に関しては顕著でもある。

*13:これも同じくジョニー・ホートンの「ニューヨークの戦い」のキメのライン「Down the Mississippi to the Gulf of Mexico.」(ミシシッピを下ってメキシコ湾へ)とイギリス軍の駐屯するニューオーリンズへと進軍する歌詞のもじりだと聴ける。