Glad Tidings

Words & Music by Van Morrison,
(1970年発表)







(原題直訳 「嬉しい便り」)







歌詞は、次のURLから、
http://www.lyricsty.com/lyrics/v/van_morrison/glad_tidings.html






From the Van Morrison album, "Moondance".  *1

名作アルバム度 ☆☆☆☆☆




アルバム「ムーンダンス」(ヴァン・モリスン)より






名曲度 ☆☆☆








邦題「嬉しい便り」 (ヴァン・モリソン









And they'll lay you down low in the easy
そして、彼らはきみのことを
安らぎのうちに静かに横たえてくれるだろう
And the lips that you kiss will say christmas.
そして、きみがくちづける唇が
「降誕祭」(ルビ=クリスマス)と口にするだろう
And the miles that you traveled the distance
そう、きみが遠方を旅をしてきた長いその距離
We believe no lies,
ぼくたちは これっぽっちも嘘なんか信じちゃいない
Dry your eyes
きみの目を渇かして
And realize
そう、理解するんだ
By surprise
驚きによって




La, la, la, la, la, la, la, la,
♪ ララララ、ララララ
La, la, la, la, la, la, la, la,
♪ ララララ、ララララ
La, la, la, la, la, la, la, la,
♪ ララララ、ララララ
La, la, la, la, la, la, la, la, la
♪ ララララ、ララララ、ル




And the businessmen will shake hands and talk in numbers
そして、ビジネスマンたちが握手を交わし、数字で話をする
And the princess will wake up from her slumber
すると、お姫様が彼女のそのまどろみから目を覚ますことだろう
And all the knights will step forth with their armbands
すると、すべての騎士たちが腕章をした姿で まえへと歩み出るだろう
And every stranger you meet in the street will make demands
そして、きみが街路で出会う ありとあらゆる見知らぬ人間たちが問い質す
So believe no lies,
だから、嘘なんかこれっぽちも信じちゃいけない
Then dry your eyes
そのときは、きみの瞳を渇かして
And realize
そして、理解するんだ
By surprise
驚きとともに




La, la, la, la, la, la, la, la,
♪ ララララ、ララララ
La, la, la, la, la, la, la, la,
♪ ララララ、ララララ
La, la, la, la, la, la, la, la,
♪ ララララ、ララララ
La, la, la, la, la, la, la, la, la
♪ ララララ、ララララ、ル




Umm
うーん




And we'll send you glad tidings from New York
そして、ぼくたちはニューヨークから きみへと喜びの便りを送るんだ
Open up your eyes so you may see
ちゃんとわかるようにしっかりきみの目を見開いてくれよ
Ask you not to read between the lines
行間なんかは読んだりするなと、きみに頼んでおくぜ
Hope that you will come right in on time
しっかりと時間どおりに
きみがやって来てくれることを願ってるんだ




Oh, oh, oh
おゝ、おゝ、おゝ




And they'll talk to you while you're in trances
そして、彼らときたら、
没我の状態にあるきみに向けて話しかけるのだ
And you'll visualize not taking any chances
すると、きみには
何のチャンスも得ることなく 見えてしまうことだろう
But meet them halfway
だが、彼らには寛大に接してやってくれ
With love, peace and persuasion
愛と平和と信念をもって
And expect them to rise for the occasion
そして、ことに及んで彼らが立ち上がることを期待するんだ
And it gratify
そう、それが喜びをもたらすことになるんだ
When you see it materialize
人が命を肉化したかたちで見ているときにはね
Right in front of your eyes
まさにきみの両の瞳のすぐまえで
By surprise
驚きのうちに




La, la, la, la, la, la, la, la,
♪ ララララ、ララララ
La, la, la, la, la, la, la, la,
♪ ララララ、ララララ
La, la, la, la, la, la, la, la,
♪ ララララ、ララララ
La, la, la, la, la, la, la, la, la
♪ ララララ、ララララ、ル




Ummmm
うーん




And we'll send you glad tidings from New York
そして、ぼくたちはニューヨークから嬉しい便りをきみに送ろう
Open up your eyes so you may see
ちゃんとわかるようにきみの瞳をよく見開いていてくれよ
Ask you not to read between the lines
行間なんか読んだりしないようにと きみに頼んでおくぜ
Hope that you will come right in on time
しっかりと時間どおりにきみがやって来ることを願ってるぜ




Ohh, ohh, ohh
おゝ、おゝ、おゝ




And they'll lay you down low and easy
そして、彼らはきみを低く安らかに横たえてくれるだろう









Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 022110











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13日付けで通算1300曲に到達(!)というのも、
なんだか気になる数字かもしれませんね(!?)
そのへんの事情(?)にまさにふさわしいのが、きょうのこの歌と言えるかもしれません。

しかし、これは、どう聴いても
(わたくしには)葬儀の歌のように聞こえてしまうのですよ。
もはや死者となってしまった者にとって、
葬儀というものが 必ずしも悲しみの出来事ではないかもしれないのは、
このアルバムの前作としてアルバム「アストラル・ウィークス」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050917 で *2
人間の死後の「四十九日」間を歌い描いたヴァン・モリソンの作品からすれば、
けっして不思議なことではありません。




ということで、
また、1400曲目の嬉しいお知らせのときまで、
いい歌をどんどん口づさんでいきましょう♪
今後とも、どうぞよろしく。








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【Years Ago−Go!】







(1年前のエントリーを Playback♪)







・「さすらいの心」(ジョン・メイオール&ヒズ・ブルーズブレーカーズ) *3

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20061113







(2年前のエントリーも Playback♪)








・「日曜日の印象」 (ジェスロ・タル

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20051113

*1:このアルバムからは、すでに「ストーンド・ミー」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20041215#p2 、「ムーンダンス」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20041226 、「クレイジー・ラブ」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20041215 、「ブラン・ニュー・デイ」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060116 がここで紹介されていますので、よろしければアルバムのお伴にどうぞ♪

*2:ヴァン・モリソンの1968年発表のアルバム・タイトルとなっているこの「アストラル・ウィークス」という語は、わたしたちがよく耳にする言葉でいえば、それは(いわゆる)「四十九日」ということであり、また、わたしたちがあまり耳にすることのない言葉で言えば「中陰」(もしくは「中有」)ということになる。(詳しい説明は、「チベット死者の書」(や、ダライ・ラマなどチベット仏教の関連著作や講話集)でもお読みいただくのが早いかと思うが)(ようするに)仏教で言うところの、死後の世界、すなわち肉体を離れた生命が次なる生に入るまでの期間を指す言葉が、この「四十九日」間にあたる「アストラル・ウィークス」ということで、かりにこれを無理に日本語にするとすれば(それは)「幽体界の一週間」(その複数形)とでもなるだろうか。幽界(=(もしくは)幽体界=アストラル界)では、ちょうど現世=地上の時間に換算して1週間(=7日)が一日に相当するとのことで、「四十九日」とは(すなわち)7×7の49日間にわたる「アストラル・ウィークス」のことだというのがおわかりいただけることだろう。

*3:(というきちんとした邦題がついていますが、) これはロバート・ジョンソンのブルースの名作「ランブリング・オン・マイ・マインド」のことですね。