Big Man On Mulberry Street

Words & Music by Billy Joel.
(1986年発表)







(原題直訳 「マルベリー・ストリートの大物」) *1








歌詞は、次のURLから、
http://www.metrolyrics.com/big-man-on-mulberry-street-lyrics-billy-joel.html








From the Billy Joel album, "The Bridge". *2

名作アルバム度 ☆☆



アルバム「ザ・ブリッジ」(ビリー・ジョエル)より






名曲度 ☆☆








邦題「ビッグ・マン・オン・マルベリー・ストリート」 (ビリー・ジョエル









Why can't I lay low?
どうして、おれは
鳴りをひそめていられないんだ?
Why can't I say what I mean?
どうして、おれは
自分が言うつもりのことが言えないんだ?
Why don't I stay home
どうして、おれは家にいて
Get myself into some boring routine?
何か決まりきった退屈な雑事に取り組んでいないんだ?




Why can't I calm down?
どうして、おれは沈着になれないんだ?
Why is it always a fight?
なんで、いつも喧嘩ばっかりなんだ?
I can't get unwound
おれはのんびりなんてできなくてな
Why do I throw myself into the night?
どうして、おれは夜へと身を投げ出してしまうのか?




I'm on the outside
おれは部外者で
I don't fit into the groove
型にはまるなんて、おれには似合わねえ
Now I ain't a bad guy
いまんところ、まあ、おれは悪党じゃあない
So tell me what am I trying to prove
ってっことで、おれに言ってくれ、
おれは何を証明しようとすりゃあいいんだ?




Why can't I cool out?
どうして、おれは冷静な顔していられないんだ?
Why don't I button my lip?
どうして、おれは
自分の唇にチャックをしとかないんだ?
Why do I lash out?
どうして、おれはボロククに言ってしまうんだ?
Why is it I always shoot from the hip?
どうして、おれは 後先 考えずに突っ走ってしまうんだ?




I cruise for Houston to Canal street *3
おれはホウストンからカナル・ストリートへと流して歩く
A misfit and a rebel
問題児にして反逆児
I see the winos talking to themselves
安酒飲みのアル中どもが
独り言を言ってるのが、おれの目に入る
And I can understand
そう、おれには理解できる
Why is it everytime I go out
どうして、いつも、おれが外に出かけるたびに
I always seem to get in trouble?
おれが決まってゴタゴタに巻き込まれがちなのかがだ
I guess I made an impression on somebody
North of Hester and south of Grand *4
たぶん、おれは、へスターの南やグランドの北で
一部の人間にある印象を与えてしまうんだろうな




And so in my small way
そう、そういうことで、
おれのこのケチなやり方で
I'm a big man on Mulberry street
おれ様はマルベリー・ストリートの大物なんだ
I don't mean all day
べつに一日ずっとってわけじゃない
Only at night when I'm light on my feet
夜の間だけな
おれが自分の脚で軽々としていられる間だけ




What else have I got
ほかに おれには何があるだろう?
That I'd be trying to hide?
つまり、自分が隠そうとしてしまうものが
Maybe a blind spot
たぶん、盲点ってものがあるな
I haven't seen from the sensitive side
おれは微妙な側からはものを見てないんだ




But you know in my own heart
だけど、わかるかい、
おれは自分のこの心の内じゃあ
I'm a big man on Mulberry street
おれは、マルベリー・ストリートの大物なんだ
I play the whole part
その役を おれはすべてこなしてるぜ
I leave a big tip with every receipt
どんな払いにだって
おれは、たんまりとチップを置いてきてるんだ




I'm so romantic
おれはひどくロマンチックだな
I'm such a passionate man
こんな具合に おれは情熱的な人間だ
Sometimes I panic
ときどきは、おれもパニくっちまうぜ
What if nobody finds out who I am
このおれが何者なのか
誰にもわかってもらえなかったら、どうなるんだ と











Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 021510














∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮









【Years Ago−Go!】







(1年前のエントリーを Playback♪)








・「ジョアンナのヴィジョン」 (ボブ・ディラン

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20061108







(2年前のエントリーも Playback♪)







・「リトル・ミス・クイーン」 (キンクス

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20051108

*1:マルベリー・ストリートは、通称「リトル・イタリー」と呼ばれるイタリア人街や「チャイナ・タウン」がある通り。くのそういえば1974年公開のフランシス・コッポラ監督ののアメ以下映画の名作「ゴッドファーザー PART II」(アル・パチーノロバート・デ・ニーロ主演)には1910年代後半のリトル・イタリーが生きいきと印象的に描かれていますね。(ただし、この歌の作者であり歌手であるビリー・ジョエルは(父がドイツ系、母がイギリス系の)ユダヤアメリカ人。

*2:レイ・チャールズをはじめ、スティーヴ・ウィンウッドシンディ・ローパーらのゲストが楽しい。きょうのこの歌でも、ジャズの歴史的な大物、ロン・カーターがベースを弾いてます。

*3:(ヒューストンではなく)ホウストン・ストリートはマンハッタンを東西に横切るダウンタウンの大通り、(ウェスト・サイドでは、この通りがグリニッチ・ヴィレッジとソーホー(=SoHo=South of Houston Streer)の境目となっており)この歌の舞台となっているロウワー・イースト・サイド(=島の南東部)は、イースト・サイドのこの通りより南側を言い、北側はイースト・ヴィレッジとなる。カナル・ストリートは、そのホウストン・ストリートよりさらに南にあるロウアー・イストサイド(=島の南東部)の大通りで、西はニュージャージー州、東はブルックリンへと通じており、リトル・イタリーとチャイナタウンは、このカナル・ストリートを挟んで(きょうのこの歌のマルベリー・ストリートとの角で)向かい合うかたちになっている。

*4:この歌の当時は、ヘスター・ストリートの北川とグランド・ストリートの南はユダヤ人街として知られていた。