Chelsea Morning

Words & Music by Joni Mitchell.
(1969年発表)







(原題直訳 「チェルシーの朝」) *1







歌詞は、次のURLから、
http://www.lyricsexpert.com/jonimitchell/jonimitchell-lyrics030.html







From the Joni Mitchell album. "Clouds". *2

名作アルバム度 ☆☆☆☆☆



「青春の光と影」 (ジョニ・ミッチェル







Also on the Judy Collins compilation album, "The Very Best of Judy Collins". *3

推奨アルバム度 ☆☆☆☆☆



「ジュディ・コリンズのすべて」 (ジュディコリンズ)*4







Also on the Fairport Convention album, "Fairport Convention". *5

名作アルバム度 ☆☆☆☆☆



「フェアポートコンヴェンション」 (フェアポート・コンヴェンション)





名曲度 ☆☆☆








邦題「チェルシーの朝」 (ジョニ・ミッチェル*6









Woke up, it was a Chelsea morning,
目を覚ましたら、そこはチェルシーの朝でした
And the first thing that I heard
そして、最初にわたしに聞こえてきたのは
Was a song outside my window,
窓の外の歌と
And the traffic wrote the words
そして、道行くクルマが書いた歌詞でした
It came a-reeling up like Christmas bells,
それがクリスマスの鈴のようにつながって
And rapping up like pipes and drums
そして笛や太鼓のように音を立てているのでした




Oh, won't you stay
あゝ、あなた、いてくれないの
We'll put on the day
ふたりでこの日をまといましょ
And we'll wear it
そう、わたしたちで着こなしてしまうのよ
'till the night comes
夜がやって来るまでね




Woke up, it was a Chelsea morning,
目を覚ましたら、そこはチェルシーの朝でした
And the first thing that I saw
そして、わたしが最初に目にしたのは
Was the sun through yellow curtains,
黄色いカーテンを透かしたお日様と
And a rainbow on the wall
そして、壁にできた虹でした
Blue, red, green and gold to welcome you,
青、赤、緑、そして黄金色(=こがねいろ)が
あなたを歓迎してくれて
Crimson crystal beads to beckon
深紅のクリスタルのビーズが手招きしていたわ




Oh, won't you stay
あゝ、あなた、いてくれないの
We'll put on the day
わたしたち、昼の時間をまとうのよ
There's a sun show every second
毎秒、毎秒、お日様が見えてるわ




Now the curtain opens
いま、カーテンも開いて
On a portrait of today
きょうという日の横顔が覗いてる
And the streets are paved with passersby
そう、街路はギッシリ通行人たちで覆われて
And pigeons fly
そして鳩が飛び、
And papers lie
新聞は嘘をつき、ひらひらと
Waiting to blow away
吹き飛ばされるのを待っている




Woke up, it was a Chelsea morning,
目を覚ましたら、そこはチェルシーの朝
And the first thing that I knew
そして、わたしが最初に知ったのは
There was milk and toast and honey
そこにミルクとトーストと蜂蜜があったこと
And a bowl of oranges, too
そして、うつわにいっぱいのオレンジも
And the sun poured in like butterscotch
それから、お日様が降り注ぎ、バタースコッチみたいだった
And stuck to all my senses
そう、わたしの全感覚に突き刺さってきたわ




Oh, won't you stay
あゝ、あなた、いてくれないの
We'll put on the day
わたしたち、この日をまとってしまいましょ
And we'll talk in present tenses
そして、ふたりで、現在形でお話しするのよ




When the curtain closes
カーテンが閉められて
And the rainbow runs away
そして、虹も消え去ってしまったら
I will bring you incense owls by night
わたしは、あなたに
フクロウさんのかっこをした香炉で
夜になったらお香(=インセンス)を炊いてあげるわね
By candlelight
キャンドルの灯のそばで
By jewel-light
ジュウェリーの輝きのそばに
If only you will stay
あなたが、ただ、
いてくれさえしてくれるのなら
Pretty baby, won't you
きれいな、かわいい、あなた、ねえ、
Wake up, it's a Chelsea morning
起きなさい、チェルシーの朝よ










Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 121509











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【Years Ago−Go!】






(1年前のエントリーを Playback♪)






・「セプテンバー」 (アース・ウィンド&ファイヤー)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060921






(2年前のエントリーも Playback♪)






この歌もニューヨークを歌った名曲ですね♪





・「オン・ブロードウェイ」 (ドリフターズ

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050921

*1:この歌の舞台となっているのはチェルシー・ホテルではなく、同じチェルシーの西16丁目にあった彼女の住まいだったようです。

*2:1969年度のグラミー賞最優秀フォーク・アルバムに選ばれた このアルバムからは、すでに「年老いていく子供たちへ」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050517 と「フィドルとドラム」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060327 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*3:ジュディ・コリンズは1969年8月に きょうのこの歌をシングルとして発表している。レコーディング自体は、ミッチェル自身よりも早く、1968年発表のアルバム「Who Knows Where the Time Goes」用のレコーディングの際にこの歌も(アルバムの収録にはもれたものの ともに)録音されていた。

*4:クロスビー・スティルズ&ナッシュの名曲「青い目のジュディ」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060922 は、このジュディ・コリンズを歌った歌として知られていますね。ジョニ・ミッチェル同様、ロック・ミュージシャンたちからはめちゃモテした女性シンガーです。

*5:しかし、フェアポートのようなイギリスのグループがきょうのこの歌を歌うと、同じイギリス人にはどうしてもごく自然にロンドンのチェルシー地区を思い浮かべてしまうでしょうね。

*6:アメリカのヒラリー・クリントン国務長官ビル・クリントン元大統領のお嬢さんのチェルシーさんは、ジョニ・ミッチェルのこの歌から名づけられたのはよく知られた話ですネ。若き日の(希望に燃えたロマンチックな)クリントン夫妻が偲ばれます。