Third Week In The Chelsea

Words & Music by Jorma Kaukonen.
(1971年発表)







(原題直訳 「ザ・チェルシーでの3週目」)








歌詞は、次のURLから、
http://www.lyricsdomain.com/10/jefferson_airplane/third_week_in_the_chelsea.html







From The Jefferso Airplane album, "Bark". *1

名作アルバム度 ☆☆



「バーク」 (ジェファーソン・エアプレーン)




名曲度 ☆☆







邦題「チェルシーの第三週」 (ジェファーソン・エアプレーン)








Sometimes I feel like I am leaving life behind
ときどき、ぼくは
自分が人生を置き忘れて来てしまっているような気持ちになるんだ
My hands are moving faster than the movement of my mind
ぼくの両手は、ぼくの心の動きよりも速く動く
Thoughts and generations of my dreams are yet unborn
ぼくの夢の思想や時代は、まだ生まれて来ずにいる
I hope that I will find them 'fore my moving gets too worn
ぼくの動きがあんまり擦り切れて来ないうちに
ぼくがそれらを見つけられることを願うぜ
If only I could live to see the dawning of the dawn
たとえその夜明けが明けるところを生きて見られるだけだとしてもな




So we go on moving trying to make this image real
だから、ぼくたちは
そんなイメージを現実のものとするために動きつづけている
Straining every nerve not knowing what we really feel
あらゆる神経を張りつめて
ぼくたちが本当に感じていることを知ることがないようにして
Straining every nerve making
あらゆる神経を圧迫してそうさせるんだ
And everybody sees
それで誰にでも見えるようになるんだ
That what they read in the Rolling Stone has really come to be
世間の連中が「ローリング・ストーン」誌で読んでる そのとおりの姿にな
And trying to avoid a taste of that reality
そう、そんな現実を味わうことを避けようとしてるんだ




On an early New York mornin' a mirror in the hall
早朝のニューヨーク、廊下の鏡が
Showed to me a face I didn't know at all
自分には全然見知らぬ顔を映している
Lines were drawn around a pair of eyes that opened wide
大きく見開かれたふたつの瞳のまわりには皺が出ている
When I looked into the mouth there was nothing left inside
その口の中を覗き込むと、その中には何ひとつ残っていなかった
So I walked into the little room and whistled like a sigh
そうして、ぼくは自分の小さな部屋に歩いて入り、
溜息のようにして口笛を吹いたのだった




As dawn light closed around me,
夜明けの光がぼくを取り囲む中
Uh,my head was still in gear
あゝ、ぼくの頭にはまだギアが入った状態だ
Thinking thoughts of playing more and singing loud and clear
Trying to reach a friend somewhere and make that person smile
もっと演奏すること、そして大きな声でハッキリと歌って
どこかにいる友達に心を届かせ、その人物を笑顔にしようとする
そんな考えに入り込んでしまう
Maybe pull myself away from that old lonesome mile
たぶん、そんな寂しい古い旅路から自分を引き離そうというのだろう
That often comes to haunt me in the morning
朝になると、ぼくは よく そんな思いに取り憑かれてしまうんだ




All my friends keep telling me that it would be a shame
ぼくの友人たちは、そんなことはもったいないことだと
みんな、しょっちゅう ぼくに言う
To break up such a grand success and tear apart a name
こんな大成功をブチ壊しにして、名声を引き裂いてしまうなんて
But all I know is what I feel whenever I'm not playin'
だけど、ぼくの頭にあるのは、
ぼくが演奏していないときに自分が感じることばかりなんだ
Emptiness ain't where it's at and neither's feeling pain
この空虚さは、本来あるべきものではなく、
苦痛を感じることも、また、そうではないのだ




Well now what is going to happen now is anybody's guess
うん、そうなんだ、いま、これから起ころうとしていることは、
誰にでも察しがつくことだな
If I can't spend my time with love
もし、ぼくが愛ある時間を過ごすことができなければ
I guess I need a rest
ぼくには休みが必要なのだということになるだろう
Time is getting late now and the sun is getting low
もう遅い時間になってきて、陽も低くなっている
My body's getting tired of carryin' another's load
ぼくのからだは、また次の積荷を運ぶのに疲れてきてしまっている
And sunshine's waiting for me a little further down the road
そして、陽の光が
道行きのもう少し先の方で このぼくを待っているのだ







Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 121409









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果たして、ヨーマ・コーコネンに
こうした伝記的事実があるかのかどうかは定かではありませんが。
ニューヨークのチェルシー・ホテルにこもって
もう、このバンド、抜けちまうかなァ・・・・と
悩める日々を過ごしたことが歌われているようです。*2




あ、そして、お話は変わりますが。
うっかりしていて、気づかぬままに過ぎてしまったのですが、
(現実時間の)去る12月5日は、ここをスタートして5周年にあたる日でした。
えーと、ちょうど
ローラ・ニーロの「ミューヨーク・テンダベリー」と
ビージーズの「ミューヨーク炭鉱の悲劇」の間の何もアップしなかった日がそうでしたw。
ということで、
第1回(2004年12月5日)は、この歌だったんですよー♪ *3
(われながら、実によい選曲♪)


・「ブルー・スエード・シューズ」 (エルヴィス・プレスリー

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20041205#p2








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【Years Ago−Go!】








(1年前のエントリーを Playback♪)






・「セプテンバー・ソング」 (ルー・リード
・「セプテンバー・ソング」 (サラ・ヴォーン

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060920







(2年前のエントリーも Playback♪)





この歌もニューヨークっぽいかもしれませんね♪




・「恋のダウンタウン」 (ペトゥラ・クラーク

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050920

*1:ジェファーソンエアプレーンが設立した自分たちのレーベル「Grunt」からの最初のエアプレーンのアルバムだが、「Grunt」から「Bark」というタイトルも何やらいろいろありげでちょい可笑しいかもw。

*2:このとき、すでにジェファーソンエアプレインは(前年にスペンサー・ドライデンが脱退し、さらにこの年に入って(グループ結成の当事者であった)マーティバリンも脱退)、(自分たちのレーベル、グラントを発足させはしたものの)グレース・スリックとポール・カントナーのご夫婦ペアによるソロ活動(アルバム「造反の美学」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060109 やアルバム「サンファイター」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060110 )と、ジョーマ・コーコネンとジャック・キャサディによるホット・ツナの活動という具合にグループ外での活動の方が盛んになっており、きょうのこの歌が収録されたアルバム「バーク」にもホット・ツナのメンバーであるパパ・ジョン・クリーチのフィドルが聴こえるなど、ジェファーソン・エアプレーンというグループのアウトラインがますます曖昧な像をしか取り結ぶことがなくなって)、そして、とうとうジェファーソンは翌1972年の次作アルバム「ロング・ジョン・シルヴァー」を最後に実質的に解散状態に入ってしまう。

*3:以来、2007年2月14日アップの第789回(エントリー日付「2007年2月1日」)から2009年3月28日の再開(エントリー日付「2007年2月2日」)までの、実に13ヶ月余の期間にわたる長い中断期間を経て、今日までに通算1020回で全1240曲の掲載となっています。