Dark Star

Words & Music by Robert Hunter, Jerry Garcia. Phil Lesh, Bill Kreutzmann, Mickey Hart, Ron "Pigpen" McKernan and Bob Weir.
(1968年発表) *1







(原題直訳 「暗黒星」) *2







From The Grateful Dead live album, "Live / Dead".

名作アルバム度 ☆☆☆☆☆



「ライヴ/デッド」 (グレートフル・デッド)






Also on The Grateful Dead compilation album,
"What a Long Strange Trip It's Been". *3

推奨アルバム度 ☆☆☆☆



(グレート・フルデッド)






名曲度 ☆☆☆ *4








邦題「ダーク・スター」 (グレイトフル・デッド








Dark star crashes,
闇の星が轟音とともに砕け散る
Pouring its light into ashes.
その光を灰の中へと降りまいて
Reason tatters,
理性はズタズタに裂けてしまい
The forces tear
力は分裂し
Loose from the axis.
軸から解き放たれる
Searchlight casting
サーチライトが投じられる
For faults in the clouds of delusion.
惑いという雲の中に誤謬を求めて
Shall we go,
わたしたちも行くとしようか?
You and I while we can
あなたとわたし、
わたしたちにできるうちに
Through the transitive nightfall of diamonds?
ダイヤモンドの過渡的な黄昏の中を




Mirror shatters
鏡が粉微塵に砕け散る
In formless reflections of matter.
物質のかたちなき反映のうちに
Glass hand dissolving
ガラスの手は溶けるようにして
To ice petal flowers revolving.
氷の花弁の花へと変わる
Lady in velvet recedes in the nights of good-bye.
ヴェルヴェット姿の淑女が さよならの夜々へと引き下がる
Shall we go,
わたしたちも行くとしようか?
You and I while we can
あなたとわたし、わたしたちに可能なうちに
Through the transitive nightfall of diamonds?
ダイヤモンドの過渡的な黄昏の中へと









Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 110209










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【Years Ago−Go!】






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・「モザンビーク」 (ボブ・ディラン

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060820








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☆ ピンク・フロイドザ・ウォール」アルバム全曲訳(第7回) ☆






・「グッバイ・クルエル・ワールド」 (ピンク・フロイド

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050820

*1:オリジナルは、1968年4月に発表された2分40秒ほどのシングルなのだが、デッドにもシングルを出していた時代があったなんて、何だか笑ってしまいますが、、世界中の多くの人にとっては、この曲は(彼らのアルバム第4作にあたる)名作ライヴ・アルバム「ライヴ/デッド」の(レコード盤2枚組のA面すべてを費やした)23分18秒にわたる名演で知られている。

*2:この「dark star」というタイトルには、(言葉としては)「暗い星」とか「闇の星」といったいかにも文学的な(?)表現を与えることも可能だろうが、天文学の術語で「暗黒星」という日本語で言われるものへも十分に目を(あるいは意識を)向けておく必要はあるだろう。ということで、原題の訳語としては「暗黒星」としておいた。・・・・・そして、さて、その「暗黒星」であるが、わたしたちの国語では(とくにその知識を必要とはしない者向けには)一般に「連星のうちの暗い方の星」だとか「連星系の不可視星」といった説明(?)ないしはごく手短な解説が提供されているが、この説明には、(では)「連星」(とは何か?)というさらなる説明が求められることになる。「連星」binary stara とは(同様の説明に従うならば、こんなものだという・・・)共通の重心のまわりを公転するふたつの星のことなのだと。言い換えれば、その明るいものを主星、暗いものを伴星とする。そして(連星の中には両者の距離が近いあまりにふたつの星として見えないものもある。おそらく、そのときなのだろう、主星に対して伴星が「暗黒星」という不可視星とされるのは・・・・・・、と何やら物語(やら地上の俗世の喩え話にもなりうる話)の糸が紡ぎ出されて、自然と目のまえに垂れてくるような話になるが、当該アルバムでのデッドの23分余に及ぶこの曲のインプロヴィゼーションは、そのような糸を楽器で紡いでいくような演奏になっている・・・・・・ホンマカ(?)キイテオタシカメカメw

*3:(当初、シングルとして発表された)きょうのこの歌のスタジオ録音のものが収録された珍しいコンピレーション・アルバムだが、このアルバム自体がまず、なかなか見つからないようだ。

*4:(「名曲」度というよりも)「名演」度とするべきだろうか。