Dixie Chicken

Words & Music by Lowell George and Kenny Gradney.
(1973年発表)








(原題直訳 「南部のいいコ」) *1








歌詞は、次のURLから、
http://www.lyricsfreak.com/l/little+feat/dixie+chicken_20191946.html







From Little Feat album, "Dixie Chicken".

名作アルバム度 ☆☆☆☆





「ディキシー・チキン」 (リトルフィート





名曲度 ☆☆☆☆








邦題「ディキシー・チキン」 (リトルフィート








I've seen the bright lights of Memphis
おれはメンフィスのまばゆい灯りを見た
And the Commodore Hotel
そして、コモドア・ホテルだ *2
And underneath a street lamp,
そう、街灯の下で
I met a southern belle
おれはひとりの南部の別嬪さんに会ったんだ
Oh, she took me to the river,
あゝ、彼女はおれを河まで連れて行くと
Where she cast her spell
そこで彼女は呪いをかけてきた
And in that southern moonlight,
そう、南部の月明かりの下で
She sang this song so well
彼女がこの歌を歌ったんだ、実に見事に




If you'll be my Dixie chicken,
もしも、あんたが、
あたいの南部のステキなおバカさんになってくれるなら
I'll be your Tenessee lamb
あたいは、
あんたのテネシー産のウブなお人好しになったげるわ
And we can walk together down in Dixieland
それで、あたしたち、ふたりして南部の国々をまわりましょ
Down in Dixieland
ディキシーランドをずうっとね *3





We made all the hot spots,
おれたちはホットなスポットをあちこち全部まわった
My money flowed like wine
おれのカネはワインのように流れていった
Then the low-down southern whiskey,
その先は南部のきついウィスキーだ
Yeah, began to fog my mind
そうよ、おれのアタマは朦朧としはじめて
And I don't remember church bells,
そう、おれは教会の鐘の音も覚えちゃいない
Or the money I put down
残しておいたカネのこともだ
On the white picket fence and boardwalk
白塗りの柵とか板張りの通路のための
On the house at the end of town
街のはずれの あの家のためのだ
Oh, but boy, do I remember the strain of her refrain
おゝ、だがよ、おい、
おれが思い出すのは
彼女の あの歌いっぷり、あの繰り返しの部分のなんだ
And the nights we spent together
そう、おれたちがふたりで過ごしたあの夜々と
And the way she called my name
そして、あいつがこのおれの名前を呼ぶ、あの呼び方だ




If you'll be my Dixie chicken,
もしも、あんたが、
あたいの南部のステキなおバカさんになってくれるなら
I'll be your Tenessee lamb
あたいは、
あんたのテネシー産のウブなお人好しになったげるわ
And we can walk together down in Dixieland
それで、あたしたち、ふたりして南部の国々をまわりましょ
Down in Dixieland
ディキシーランドをずうっとね




Many years since she ran away
彼女に逃げられて、もう何年もの年がたつ
Yes, that guitar player sure could play
まったく、あのギター弾きの野郎ときたら、
なるほど、かなりのやり手だったぜ、というわけだ
She always liked to sing along
彼女は、いつも 声を合わせて歌いたがった
She always handy with a song
いつだって、あの女、なかなかの歌いっぷりだったんだ
But then one night at the lobby of the Commodore Hotel
ところが、それから、あるとき ある晩に、
あのコモドア・ホテルのロビーで
I chanced to meet a bartender who said he knew her well
おれは、たまたま
彼女のことをよく知ってるというバーテンダーに出くわした
And as he handed me a drink
そして、そいつは おれに酒を出しながら
He began to hum a song
歌をハミングしはじめた
And all the boys there, at the bar, began to sing along
すると、そこにいた野郎どもが、
そのバーにいた全員が、声をそろえて歌い出したぜ






If you'll be my Dixie chicken,
もしも、あんたが、
あたいの南部のステキなおバカさんになってくれるなら
I'll be your Tenessee lamb
あたいは、
あんたのテネシー産のウブなお人好しになったげるわ
And we can walk together down in Dixieland
それで、あたしたち、ふたりして南部の国々をまわりましょ
Down in Dixieland
ディキシーランドをずうっとね
Down in Dixieland
ディキシーの国をどんどんと








Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 092409









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アハハ、人類(いや、オトコどもが)、みな、兄弟って歌でしたッ!










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【Years Ago−Go!】







(1年前のエントリーを Playback♪)







☆アルバム「ヴィレッジ・グリーン」(キンクス)全曲訳(2)☆





・「ウォルターを覚えているかい」 (キンクス

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060716







(2年前のエントリーも Playback♪





☆「ジギー・スターダスト」(デイヴィッド・ボウイ)全曲訳(8)☆







・「君の意志のままに」 (デヴィッド・ボウイ

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050716

*1:きょうのこの歌のタイトルとなっている「Dixie」、ならびにこの歌の歌詞にも出て来る「 Dixieland」 とは(20世紀の初めにニューオーリンズで生まれたた古いジャズのスタイルを指す語であるとともに)(そのほかに)南部諸州を総称してひとつの全体として指す(ニックネームのような)語でもある。南部諸州と言われて、わたしたちがすぐに思い浮かべるのは、南北戦争で南軍として戦った「南部同盟」の11州(そのとき「アメリカ合衆国」から離脱を決定した順にその名を挙げていくと)(開戦前にすでに離脱を宣言していた)サウス・キャロライナ、ミシシシッピィ、フロリダ、アラバマジョージアルイジアナ、テキサスに(開戦後に連邦を離脱し、南軍に参じた)、ヴァージニア、アーカンソーテネシー、ノース・キャロライナ)だが、そこから地理的にいちばん北に位置するヴァージニアといちばん南のフロリダと、そして いちばん西のテキサスの3州を除いた8州がまあ、だいたい、「ディキシー」とか「ディキシーランド」と呼ばれる国々と考えておいて(とくに)支障はないでしょう。(そして、もしかしたら、いま除外した3つの州は何となく(わたしの印象では)音楽的な嗅みがちょっと他の8州に共通してあるようなものを欠いているようなイメージがあるように想うのですが、そのあたり(実証的に)どうなのでしょうかねえ?)

*2:コモドア・ホテルというのは(よくわからないのだが)(きょうのこの歌に即したもので言えば)テネシー州のメンフィスとナッシュヴィルの間に位置するリンデンという街に実在するホテルで、その(サパークラブ風の?)カフェでは地元のジャズやブルースやカントリーのライヴも行われているようだ。

*3:うーん、どうしようか迷ったのだが、もしも、これを(歌の中の女が歌う)オトコ歌として日本語にするなら、「♪ もしも、おまえが、このおれの南部のいかしたいいコになるんなら/おれは、おまえのテネシーのウブなお人好しになってやるぜ/それで、おれたち、ふたりして 南部の国々を歩こうぜ/ディキシーランドをずうっとな」となるわけで、そのままリトル・フィートの歌声が(歌の世界を超えたところでも二重に)活きてくるわけです。 あ、また、「chicken(ニワトリ)」(=いいコ、おバカさん)と「lamb(子羊)」(お人好し)の対応もうまく表せすことは断念しましたノデアシカラズー。