Serenade

Words & Music by Bryan Ferry.
(1973年発表)






(原題直訳 「小夜曲」) *1





歌詞は、次のURLから、
http://www.lyricsfreak.com/r/roxy+music/serenade_20118941.html






From Roxy Music album, "Stranded". *2

名作アルバム度 ☆☆☆



「ストランデッド」 (ロキシ−・ミュージック)





名曲度 ☆






邦題「セレナーデ」 (ロキシー・ミュージック








Darkness falls
闇が降りて来る
Around your window pane
おまえの窓辺に
A light still burns
ともし火はまだ燃えてはいる
But just a smouldering flame
だが、ただ燻るばかりの炎なのだ *3
Is it the end of another affair
これはまたひとつの恋の終わりなのか?
An open engagement with gloom
憂鬱を相手の自由契約
Or will you be smiling
それとも、おまえは微笑んでくれるというのかね?
When the sun conjures up
A broken spell 'au clair de lune' *4
お日さまが「月明かりの下で・・・」と
呪いを解く呪文を唱えるときに *5




Silhouette
シルエット
As you draw the shade
きみがブラインドを下ろしている
Cloak of night
夜の帳
You know it's tailor-made *6
わかるかい、お仕立て品さ
G-Plan gymnastics *7
By an everglow fire
火の絶えることのない暖炉のそばのGプランも
Could never mean the same
その意味は同じはずではありえない
As summer enchantment
夏の魔力のように
By an old mill steam
古い水車の蒸気の力で
From courtly love to costly game
宮廷風の恋愛から値の張るゲームへ




Maybe I'm wrong for seeming
きっと、わたしはこの外見ゆえによくないのだろう
Ungrateful, unforgiving
恩知らずなことだ、情け容赦もないことだ
Oh how it hurts now you're finally leaving
あゝ、何とつらいことだろう
いま、きみは、とうとう 去っていってしまう
I couldn't take anymore ......
これ以上、もう、わたしには手は届くまい




Now's the time!
いまこそ、その時だ!
Let's hide away
隠れてしまおう
Sacred hours
聖なる時間
Saved from yesterday
きのうという日から救われて
Boo-hoo, willows weep around you still
声を上げて、
柳は、いまも おまえのまわりで泣いている
Mirror reflections of dew
露が鏡になって映し出す鏡像も
But waterfall pages of an open book
しかし、滝のようにして
開かれた書物のページたちとなって
Could shower new horizons soon
やがて新たなる地平へと弾け落ちてしまうもの




Call the tune
心を決めてしまおう
Will you swoon
おまえはうっとりとしてくれるだろうか?
As I croon
わたしが低く静かに
Your serenade
おまえへの
この夜の調べを口ずさむうちに








Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 092109











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【Years Ago−Go!】







(1年前のエントリーを Playback♪)







・「トゥ・メニー・ピープル」 (ポール・マッカートニー
・「故郷のこころ」 (ポール・マッカートニー

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060714







(2年前のエントリーも Playback♪





☆「ジギー・スターダスト」(デイヴィッド・ボウイ)全曲訳(6)☆




・「レディ・スターダスト」 (デヴィッド・ボウイ

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050714

*1:夜の調べ。 そもそもは、夜、好きな人のいるの窓やバルコニーの下でその想い人に向けて歌う愛の歌、また、奏でる調べ。(本人や近隣に110番されるおそれが多分にありますので、現代では、あまりお薦めできない恋の直接行動のひとつとなっていますネw)(ということでなのかw、演奏会用に作られるようになった)ロマンチックな歌曲や器楽曲。(形式上のきまりはとくにないようなので、ジョン・ケージ風のセレナーデもまたアリですわななーーんw♪ でも、ロマンチックな夜っぽくナイト!

*2:このアルバムからは、すでに「アマゾナ」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060129 、「祈り」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070616 、「ヨーロッパ哀歌」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060528 の3曲がここで紹介ずみになっていますので、よろしければどうぞ♪

*3:このライン(と直前の上の2つのライン)、(おそらくは)(夜になってきたけれもど)あたりは、まだ、かすかに明るい、というふうに同時に(ごくあたりまえに)自然界のことにも聞こえてしまうように歌われているあたり、実に巧妙な歌のはじまり方ですね。

*4:Au Clair de Lune」(「月明かりの中で」)は、イギリスでもそのメロディーがよく知られるフランスの童謡(民謡?)のタイトルであり、また、その歌い出しのフレーズ。(♪ お月さまの光の下、わが友 ピエロよ、おまえのペンを このわたしに貸しとくれ、わたしは言葉を書くんだよ、わたしのロウソクは燃え尽きて、もう、わたしには明かりがない、このドアを開けとくれ、神さまの愛にかけてお願いだ。 お月さまの光の下、ピエロのお返事は、ぼくはペンなんか持ってない、ぼくはもう寝てるんだ、お隣さんに行ってみな、あのコがいると思うよ、お台所で誰かがマッチで火をつけてたからね。 お月さまの光の下、気さくなルービンはそのブルネットのコのドアをノックする、すぐに彼女の返事がした、そうやってノックしてるのは誰かしら?、彼が返事をする番だ、開けておくれよ、お願いだ、神さまの愛にかけて。 お月さまの光の下、ほとんど何にも見えません、探していたのはペンでした、探していたのはともし火でした、こうやって探していても、何が見つかるのか、このわたしにはわかりません、わたしにわかるのは、扉があるということです、それが閉まっているということです。・・・・・・ウーム、C'est la vie. ビビルナセラビ heh,heh......人生のせせら火w、いや、せせら笑う人生なる哉wink

*5:闇という呪いを解くのは太陽ですね、イエス、ユー・アー・マイ・サンシャインとかサ♪

*6:このへん、とてもブライアン・フェリーですねw 夜の帳(=英語だと「夜の外套」)がテーラー・メードだなんてキザ キザすぎますネ。

*7:「Gプラン」は主として1950年代から1960年代の初めにかけて(すなわち、きょうのこの歌の作者であるブライアン・フェリー(1945年生まれ)が育ってきた時代に)イギリスで人気があった家具ブランド。各地に(当時はまだ珍しかったショールームを展開し)北欧風のモダンなデザインと(第2次大戦後の(基幹産業の国有化や大胆な福祉政策など)労働党政権下のイギリスの住宅供給政策などによる当時の)現代生活にマッチしたサイズや機能性で人気があったが、1960年代になってデンマークスウェーデンの家具の進出もあり、時代のテイストについていけずに(というよりも、時代のテイストをリードすることに失敗し?)その勢いを失った。(なんて、オイ、断言しちゃってよいのかよ?)