Sultans Of Swing

Words & Music by Mark Knopfler.
(1978年発表)






(原題直訳 「スイングの大君たち」) *1






歌詞は、次のURLから、
http://www.lyricsfreak.com/d/dire+straits/sultans+of+swing_20040787.html






From Dire Straits album, "Dire Straits". *2


名作アルバム度 ☆☆☆☆



「悲しきサルタン」 (ダイアストレーツ)






名曲度 ☆☆☆☆







邦題「悲しきサルタン」 (ダイアー・ストレイツ








You get a shiver in the dark
きみは暗闇で震えを覚える
It's been raining in the park but meantime
公園では雨に降られていたが、しかし、そんなこととはべつに
South of the river you stop and you hold everything
きみは、河の南側で立ち止まり、
そして何もかもそのままにほったらかしてしまう
A band is blowing dixie double four time
バンドが倍のテンポの4拍子でデキシーを吹奏しているのだ
You feel all right when you hear that music ring
その音楽が鳴り響いているのを耳にすれば
人はすっかり晴れやかな気分になってしまう




And now you step inside
そして、いま、きみは店の中に足を踏み入れるが、
But you don't see too many faces
そんなに大勢の顔が目に入るわけじゃない
Coming in out of the rain to hear the jazz go down
雨の中をわざわざ
ジャズをやっているのを聴きに来るようなやつらなんてな
Competition in other places
よその店との競争だってあるし
But the horns they're blowin' that sound
けどな、やつらが吹いてるこのホーンのサウンド
Way on downsouth
南部のこっちの方だよな
Way on downsouth london town
といっても、このロンドンの街の南部のこのへんだけどもな




You check out Guitar George he knows all the chords
ギター・ジョージをじっくり聴いてみな、
やつはあらゆるコードを知っている
Mind he's strictly rhythm
わかるだろ、ヤツはしっかりとリズムをつくっている
He doesn't want to make it cry or sing
ギターを泣かせたり、歌わせたりとかは、
あいつのやりたいことじゃない
And an old guitar is all he can afford
それと、古ぼけたあのギター、
ヤツにはあれしか買えるのものがなかったんだ
When he gets up under the lights to play his thing
ライトの下で立ち上がって、ヤツが自分の得意技を演奏してるぜ




And Harry doesn't mind if he doesn't make the scene
そして、ハリーの野郎、
あいつは、べつに自分が大当たりして注目を集めなくたって平気なんだ
He's got a daytime job he's doing alright
あいつは昼間の仕事を持ってるし、ヤツはしっかり食えてるんだ
He can play honky tonk just like anything
ホンキートンクだろうが何だろうが
あいつはあたりまえにかましてくれるぜ
Saving it up for Friday night
金曜の夜のためにしっかりと充電してきたのさ
With the sultans, with the sultans of swing
この大君たちと、
スイングのこの太君たちとの夜のためにな




And a crowd of young boys they're fooling around in the corner
そして、店の片隅じゃ、若いガキどもの一団がのらくらしながら
Drunk and dressed in their best brown baggies and their platform soles
酒を飲んで、そう、一張羅の茶色のバギーに厚底の靴でめかし込んでる
They don't give a damn about any trumpet playing band
あいつらは、トランペット入りのバンドなんてハナから相手にしやしない
It ain't what they call rock and roll
そいつは連中の言うロックンロールってもんじゃないからな
And the sultans, yeah, the sultans played creole, creole
そして、太君たちは、
そうさ、太君たちがクレオールを演奏した、クレオールをな




And then the man he steps right up to the microphone
それから、しばらくすると
マイクロフォンのところに 男がひとり、歩み出て
And says at last just as the time bell rings
そして、最後に、ちょうど時を告げるベルが鳴る中で言う
"Goodnight, now it's time to go home",
「おやすみなさい。さあ、これで帰りの時間だな」
And he makes it fast with one more thing
そして、彼は演奏を速めると、もう、ひとこと
"We are The Sultans, The Sultans of Swing."
「われわれはサルタンズ、
ザ・サルタンズ・オヴ・スイング(=スイングの太君たち)の演奏をお届けしました♪」と









Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 090609










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【Years Ago−Go!】








(1年前のエントリーを Playback♪)






・「僕の船が入ってくる」 (ウォーカー・ブラザーズ)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060702






(2年前のエントリーも Playback♪)






・「カリフォルニアの青い空」 (アルバートハモンド

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050702

*1:(ここでは「太君」と訳したが)、原題にあるこの「サルタン」とはイスラム教圏の君主国の君主の称号のひとつだが、英語圏では(中東の)「専制君主」といった意味合いで通っている。きょうのこの歌のタイトル「スイングの大君たち」は、歌を聴くうちに次第にその意味が見えてくることと思うが、歌の最後のところでハッキリとそれが明かされる。そして、わたしたちは、「我、関せず」とばかりに店のステージでスイングしまくる彼らのその「専制君主」ぶりにもあらためて思い至るのである。

*2:このアルバムからは、すでに「ワイルド・ウェスト・エンド」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050918 がここで紹介ずみですので、よろしければどうぞ♪