The Wanton Song

Words & Music by Jimmy Page and Robert Plant.
(1975年発表)






(原題直訳 「ふしだらな歌」)






歌詞は、次のURLから、
http://www.metrolyrics.com/the-wanton-song-lyrics-led-zeppelin.html






From Led Zeppelin album, "Physical Graffiti".


名作アルバム度 ☆☆ *1




フィジカル・グラフィティ」 (レッド・ゼプリン)



名曲度 ☆☆







邦題「ワントン・ソング」 (レッド・ツェッペリン







Silent woman in the night, you came,
夜中に、無言の女よ、おまえがやって来て
Took my seed from my shaking frame.
おれの打ち震える炎からおれの種子を持っていった
Same old fire, another flame,
昔ながらの相変わらずの火、どこにでもある炎
And the wheel rolls on.
そう、車輪は廻りつづけていくのだ *2




Silent woman through the flames, you come,
炎を抜けて黙した女、おまえがやって来る
From the deep behind the sun
太陽の裏側のずっと奥深いところから
Seems my nightmares, have just begun
どうやら、おれの悪夢が はじまったところのようだ
Left me barely holding on.
置き去りにされて、おれはかろうじて持ちこたえている




With blazing eyes you see my trembling hand.
燃えるような目をして、おまえはおれの震える手を見る
When we know the time has come
その "時" の到来をおれたちが知るとき 
Lose my senses, lose command
おれはいろんな感覚を失くして、統率を失ってしまう
Feel your healing rivers run
おまえの癒しの川々が流れているのが感じられる




Is it every time I fall,
おれが屈してしまうたびに、いつもなのか?
That I think this is the one
今度こそはとおれは思ってしまうんだ
Ooh, in the darkness can you hear me call
あゝ、この闇の中で、
おまえには、おれの呼ぶ声が聞こえているのだろうか?
Another day has just begun.
また一日がはじまってしまったぜ




Silent woman, my face is changed
黙した女よ、おれの顔は変わってしまったぜ
Some know in ways to come.
今度はどんな顔になるのか知っている者もいるだろう
Feel my fire needs a brand new flame
おれの火には真新しい炎が必要なのを感じるんだ *3
And the wheels rolls on....
そして車輪は廻りつづけていく・・・・
Rolls on.
まわりつづけていく
Rolls on.
まわりつづけていくのだ
Rolls on.
まわりつづけていく
Rollin'
まわって・・・・・いる









Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 081009








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きょうのこの歌が 時=間という垂直軸だとしたら、
同じZEPのこちらの歌は、場=所という水平軸になるだろうか?


・「The Song Remains The Same」(「永遠の詩」) (レッド・ツェッペリン
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060604#p2



そして、歴史とは(名もなき者たちも含めて)、
結局は「場所と人間」(もしくは、その物語)をいうのではないだろうか。
・・・・大気のような永劫の内で。 *4












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【Years Ago−Go!】







(1年前のエントリーを Playback♪)






・「イエロー・サブマリン」 (ビートルズ

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/2006006







(2年前のエントリーも Playback♪)







・「恋のアドバイス」 (ビートルズ
・「ミスター・プレザント」 (キンクス

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050606

*1:単にZEPというグループとしてだけではなく、音楽史的にもたいへん重要なアルバムだと考えるが、作品としてはそれほど優れたアルバムではないというのがわたくしの考えだ。「フィジカル・グラフィティ」(身体的な落書き)という総タイトルがつけられたこのアルバムに一貫して聴き取ることのできるひとつの方法論の提示(その確立と完成は次回作となるアルバム「プレゼンス」の発表まで待たねばなるまい)にはなみなみならぬものがあるけれども、ジャケットの古ぼけたフラット(共同住宅)がいかにもこの長いダブル・アルバムを象徴しているように思える。(しかし、また、あらためて言うことになるが、ZEPというグループは本当に最初から最後まで(芸=術という冒険を敢行し推進していった)真にアヴァンギャルド(=前衛)なグループだったと何を聴いても思いますね。

*2:時間という車輪のことだろう。

*3:ここでいう火は魂のこと、炎は生命のことだろう。

*4:ZEPというのは、いつも歌詞は(どちらかというと)おバカな部類に入るものがほとんどだが、そのサウンドと演奏がどうにもシリアスに響くので、どうしても(その均衡を図るようにして)自然と古代めいた神話風の思考にいざなわれてしまいますw。