The Girl Can't Help It

Words & Music by Bobby Troup.*1
(1956年発表)







(原題直訳 「あの子はそうせずにはいられないんだ」)






歌詞は、次のURLから、
http://www.vh1.com/artists/az/little_richard/586080/lyric.jhtml






From the Little Richard album, "Little Richard Volume 2". *2


名作アルバム度 ☆☆☆☆



(リトル・リチャード)





Also on The Animals album, "The Animals".


名作アルバム度 ☆☆☆☆



「アニマルズ」(アニマルズ)







名曲度 ☆☆






邦題「女はそれを我慢できない」(リトル・リチャード) *3









She can't help it,
彼女はそれを抑えられない
The girl can't help it,
女の子はそうせざるをえないんだ
She can't help it,
彼女はおとなしくしてはいられない
The girl can't help it,
女の子はそうなるしかないんだぜ




If she walks by, the men folks get engrossed,
もしも、彼女が歩いて来たなら
野郎どもは夢中になっちまう
(She can't help it, the girl can't help it,)
(彼女はおとなしくしてられない、あのコはそうせざるをえないんだ)
If she winks an eye, the bread slice turn to toast,
彼女が、もしも、ちょっとでもウィンクすれば、
食パンの一切れがトーストになっちまう
(She can't help it, the girl can't help it,)
(彼女はじっとしてられない、あのコはそうするしかないんだよ)
If she got a lot of what they call the most,
もしも、彼女に世間で言う最高のものがいっぱいあるなら
(She can't help it, the girl can't help it,)
(彼女はそれを抑えていられない、あのコはそうせざるをえないんだ)
The girl can't help it, she was born to please,
あのコはおとなしくしちゃいられない、
あいつは人を喜ばすために生まれついたのさ
(She can't help it, the girl can't help it,)
(彼女はおとなしくしてはいられない、あのコはそうせざるをえないんだ)
And if she's got a figure made to squeeze,
そう、もしも、彼女が抱きしめるのにいい体型をしているなら
(She can't help it, the girl can't help it,)
(彼女はじっとしてはいられない、あのコはおとなしくしちゃあいられないんだ)
Won't you kindly be aware,
どうか、おまえら、わかってやりなよ
(The girl can't help it, the girl can't help it,)
(あのコはそれを抑えられない、あのコはじっとしてはいられないんだ)




If she mesmerizes, every mother's son,
もしも、彼女が女の腹から生まれたすべての息子を幻惑するなら
(She can't help it, the girl can't help it,)
(彼女はそうせずにはいられない、あのコはそうするしかないんだよ)
If she's smiling, beefsteak become well done,
彼女が、もしも、微笑めば、ビフテキはウェルダンになっちまう
(She can't help it, the girl can't help it,)
(彼女はじっとしてはいられない、あのコはそうせざるをえないんだ)
She makes grand pa feel like twenty one,
彼女はお爺いちゃんを21歳みたいな気持ちにしてしまう
(She can't help it, the girl can't help it,)
(彼女はそうせずにはいられない、あのコはじっとしてはいられないんだ)




The girl can't help it, she was born to please,
あのコはそれを我慢できない、彼女は人を喜ばせるために生まれてきたんだ
(She can't help it, the girl can't help it,)
(彼女はそれを我慢できない、あのコはそうなるしかないんだよ)
And if I go to her, on bended knees,
だから、もしも、このぼくが
彼女のもとに参じて、ひざまずいたなら
(She can't help it, the girl can't help it,)
(彼女はおとなしくしていられない、あのコはそれを抑えられない)
Won't you kindly be aware, that I can't help it,
どうかやさしく気づいてくれないか、
ぼくが我慢しきれなくなっちゃってるんだってことを
(I can't help it,)
(ぼくはこらえきれないんだ)
Because I'm hoping, obviously,
だって、ぼくは願ってるんだ、ご覧のとおりね
That some day, the answer would be,
そう、いつの日にか、その答えがものになるのさ
The girl can't help it, she's in love with me,
あのコはそれを抑えられない、彼女はぼくに恋してるんだ
(She can't help it, the girl can't help it.)
(彼女はそれを抑えられない、あのコはそうせざるをえないのさ)





If she walks by, the men folks get engrossed,
もしも彼女が歩いて来ると、野郎どもは夢中になる
(She can't help it, the girl can't help it,)
(彼女はおとなしくしちゃあいられない、あのコはそれを抑えられない)
If she winks an eye, the bread slice turn to toast,
もしも彼女がちょっとでもウィンクすれば、
パンのひときれがトーストになっちまう
(She can't help it, the girl can't help it,)
(彼女はじっとしちゃあいられない、あのコはそうするしかないんだよ)
If she got a lot of what they call the most,
もしも彼女に世間で言う最高のものがたくさんそなわっているのなら
(She can't help it, the girl can't help it,)
(彼女はそれを抑えられない、あのコはじっとしちゃいられないんだ)




The girl can't help it, she was born to please,
あのコはそれを抑えられない、彼女は人を喜ばすために生まれてきたんだ
(She can't help it, the girl can't help it,)
(彼女はおとなしくしてはいられない、あのコはじっとはしてられない)
And if she's got a figure made to squeeze,
そう、もしも、彼女の体型がクネクネとししてるなら
(She can't help it, the girl can't help it,)
(彼女はおとなしくしていられない、あのコはそれを我慢できない)
I'm hoping, obviously
ぼくは願ってるんだ、このとおりだよ
That some day, the answer would be
そう、いつの日にか、その答えがものになることを
The girl can't help it, she's in love with me,
あのコはそれを抑えきれない、彼女はぼくに恋してるのさ
(She can't help it, the girl can't help it.)
(彼女はそれを抑えきれない、あのコはそれを抑えられない)








Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 080909










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【Years Ago−Go!】






(1年前のエントリーを Playback♪)







・「アンクル・アルバート〜ハルセイ提督」 (ポール・マッカートニー

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060605






(2年前のエントリーも Playback♪)






・「イフ・ラヴィング・ユー・イズ・ロング」 (ルーサー・イングラム) (ロッド・スチュワート

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050605

*1:ソングライターとしてのこの人の代表作には、ナット・キング・コールで大ヒットし、チャック・ベリーローリングストーンズでもよく知られる名曲「ルート66http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060410 があるが、自身もジャズ・ピアニスト、俳優として活躍した。また、ジュリー・ロンドンの名唱「Cry Me A River」のプロデューサーでもあり、のちに一時期、彼女と結婚していたこともある。

*2:文字通りリトル・リチャードのセカンド・アルバム。(画像はイギリスのブルースやロックンロール、リズム&ブルースの復刻専門レーベルのAceから出た復刻盤だが)スペシャルティから発表されたこの「ヴォリューム2」とファースト・アルバムの「Here's Little Richard」がペアになったCDがあって、それが実質的にもベスト盤と言えるコンテンツでお買い得でしょうか。

*3:アメリカで1956年12月に公開された(当時のハリウッドのセックス・シンボル)ジェーン・マンスフィールドを主演にフィーチャーした映画「女はそれを我慢できない」(フランク・タシュリン監督)の主題歌で全米で49位、全英で9位のヒットとなった。音楽業界を舞台にしたこのコメディー映画には、きょうのこの歌を歌うリトル・リチャード(劇中で「Reddy Teddy」「She's Got It」を歌っている)をはじめ、ジーン・ヴィンセント&ザ・ブルーキャップス(「Be-Bop-A-Lulahttp://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060930 )、エディ・コクラン(「Twenty Flight Rock」)、ファッツ・ドミノ(「Blue Monday」)、プラターズ(「You'll Never, Never Know」)、ジュリー・ロンドン(「Cry Me A River」)らの演奏シーンもあって、ロックンロール映画としても大いに楽しめる。イギリスでは1957年の夏に公開され、多くのティーネージャーたちを夢中にさせた。当時、まだ16歳だったジョン・レノンが(15歳になったばかりの)ポール・マッカートニーという少年に初めて会ったとき、ポールが得意げに弾いてみせたのが、この映画で見たエディ・コクランの「トゥエンティ・フライト・ロック」だった。それを目の当たりにしてブッ飛んでしまったジョンがイッパツでこいつを仲間に入れておくべきだと考えたことは言うまでもない。このジョンとポール(そして、ジョージとリンゴ)にとってのみならず、20世紀後半の世界中の多くの人間にとって、すべてはそこからはじまったのだった(!) (後年、1988年になってポールはその「トゥエンティ・フライト・ロック」を(当時のソ連邦向け限定で発売された)自身のお気に入りのロックンロールばかりを集めたカバー・アルバム「Снова в СССР」で聴かせている。