Oh, Pretty Woman

Words & Music by Roy Orbison and Bill Dees.
(1964年発表) *1






(原題直訳 「おゝ、きれいな女だ」)








歌詞は、次のURLから、
http://www.asklyrics.com/display/Roy_Orbison/Oh_Pretty_Woman_Lyrics/174310.htm







From the Roy Orbison album, "Orbisongs". *2


名作アルバム度 ☆☆☆



(ロイ・オービソン)





Also on the Roy Orbison compilation album, "The Essential Roy Orbison". *3

推奨アルバム度 ☆☆☆☆☆




「エッセンシャル・ロイ・オービソン」(ロイ・オービソン*4





Also on the Roy Orbison live album, "Black & White Night". *5



名作アルバム度 ☆☆☆☆☆



ロイ・オービソン







名曲度 ☆☆☆☆☆









邦題「オー・プリティ・ウーマン」 (ロイ・オービソン






*6


Pretty woman,
綺麗な女だ
Walkin' down the street
通りを歩いていく
Pretty woman
綺麗な女だぜ
The kind I like to meet
ぼくが出遭いたいタイプの
Pretty woman,
綺麗な女だな
I don't believe you,
おまえのことなど、ぼくには信じられない
You're not the truth
おまえなんか現実のものじゃないだろう
No one could look as good as you
誰も おまえみたいに見栄えがいいなんてありえないことだ




Mercy
お慈悲を




Pretty woman,
綺麗な女だ
Won't you pardon me ?
ちょっと、すみませんが、いいですか?
Pretty woman,
綺麗な女だ
I couldn't help but see
ぼくは見ずにはいられなかった
Pretty woman
綺麗な女よ
That you look lovely as can be
思いっきり、きみはステキだぜ
Are you lonely just like me ?
きみも ぼくみたいに寂しくしてるんだろうか?




Ugah *7
ギャーオ




Pretty woman,
綺麗な女よ
Stop awhile
ちょっと立ち止まってくれよ
Pretty woman,
綺麗な女よ
Talk awhile
ちょっと話しをしてくれよ
Pretty woman,
綺麗な女よ
Give your smile to me
ぼくに微笑みかけてくれよ




Pretty woman,
綺麗な女だ
Yeah, yeah, yeah
うん、うん、うん、
Pretty woman,
綺麗な女だ
Look my way
ぼくのほうを見てくれよ
Pretty woman,
綺麗な女だ
Say you'll stay with me
ぼくと一緒にいてくれるって、そう言ってくれよ
Cuz I need you,
だって、ぼくにはきみが必要なんだもん
I'll treat you right
ぼくはきみのことをちゃんと扱うよ
Come with me baby,
ぼくと一緒に来てくれよ、ベイビー
Be mine tonight
ぼくのものになってくれ、今夜




Pretty woman,
綺麗な女よ
Don't walk on by
ぼくを通り過ぎていかないでくれ
Pretty woman,
綺麗な女よ
Don't make me cry
ばくを泣かせないでくれ
Pretty woman,
綺麗な女よ
Don't walk away, hey
ぼくをやり過ごして歩いてかないでくれよ、おい




OK,
オーケー、わかったよ
If that's the way it must be, OK
それが あるべき筋だっていうんならな、オーケー
I guess I'll go on home, it's late
ぼくは帰るとするかな、もう遅いし
There'll be tomorrow night for me,
また明日の夜だって ぼくにはあるだろうし、
What do I see?
ど、どういうことなんだ?




Is she walkin' back to me?
ぼくのほうに、彼女が歩いて戻って来るじゃないか
Yeah, she's walkin' back to me
そうだよ、彼女がぼくの方に歩いて引き返して来るぞ
Oh, oh, pretty woman !
おゝ、おゝ、綺麗な女だ! *8









Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 071309










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街を歩いていて、お洒落なステキな女性を見かけることは男の愉しみのひとつだが、
この歌はそんな男の頭の中を見事に歌い暴いている。
全編、この歌が(ある特定の場所と時間における)男の頭の中で起こっていることしか歌っていないのは(わたしには)ひとつの強烈な驚きである。
ここで歌われていることは、この男の頭の中でしか起こっていないのだ。
そして、その意味で、きょうのこの歌は(やはり、ある特定の場所における)ひとりの男の頭の中のことしか歌っていないオーティス・レディングのあの名曲「ドック・オブ・ザ・ベイ」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20041210 に即座にリンクしてしまうのです、わたしの頭の中で。







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【Years Ago−Go!】






(1年前のエントリーを Playback♪)







・「007/死ぬのは奴らだ」 (ウイングス)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060512







(2年前のエントリーも Playback♪)








・「恋のカルーセル」 (ホリーズ

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050512

*1:ビートルズ旋風がアメリカに上陸した1964年9月に全米チャートで3週連続1位、全英チャートでも1位となった世界的な大ヒット曲。あのギターのイントロをはじめ、巧みな曲作りやそのビートや歌と演奏、また、いつになくドラムスを強調した録音といい、イギリスからの新しいサウンドとビートにもしっかりと通じるものがあり、十分それに拮抗しうる(当時としての)新しさを(いまも)感じさせる。(たぶん、ぼくの想像では「ひとつイギリスのガキどもみたいに曲を書いてみよう」ってことで作った歌ではないかと想うのですが・・・・!?) 事実、この歌は(全米チャートでは)アニマルズの「朝日の当たる家」に替わってトップとなり、マンフレッド・マンの「ドゥ・ワ・ディディ・ディディ」にトップを譲り渡しています。当時のアメリカ人にとっては、このオービソンのきょうのこの歌は何か特別のものがあったかもしれません。(なにしろ、こんなにたくさんの(同じ英語の歌とはいえ)外国人の歌う歌がラジオやヒット・チャートの上位に溢れ返ることなど、アメリカの歴史上では(当時は)前代未聞のことだったのですから・・・・、ぼくたちは、そのことにもっと驚きを覚えてもいいだろう。音楽史でいう「ブリティッシュ・インヴェージョン」(英国人たちの侵入)という出来事にw♪)

*2:ロイ・オービソンが古典とも言える幾多の名曲を残したモニュメント・レーベル時代(1959年〜1965年)の最後のアルバム。1965年リリース、この年、オービソンはMGMに移籍している。

*3:ポップ・ミュージックのシーンがまだシングル盤を中心にまわっていた時代のスターたちについては、一部の例外的な "作品"(と呼べるアルバム)を除けば、よほどのファンでもない限りはヒット曲をすべて網羅したベスト盤があればいいのではないでしょうか。わたしにとってはロイ・オービソンもそんな偉人たちのひとりです。ほかにリトル・リチャード、ジーン・ヴィンセントチャック・ベリーエディ・コクランエヴァリー・ブラザーズ、エルヴィス・プレスリーバディ・ホリー、ボー・ディドリー、コースターズ、ドリフターズジェリー・リー・ルイス、ラリー・ウィリアムズ、カール・パーキンズなども(わたしには)そうですね。1960年代で言えば、ハーマンズ・ハーミッツとかw、ゲイリー・ルイス&プレーボーイズとかw・・・。それ以降は、もう、ほとんど すべて個々のアルバムになってしまいますね。

*4:CD2枚セットのコンピレーション、資料的価値(!)のあるロイ・オービソンティーンキングズの音源なども入っていますが。通常の20曲程度が収録されたベスト盤でも十分ですよ・・・。

*5:1987年にアメリカの有料チャンネル、HBOの番組「ロイ・オービソン&フレンズ、ブラック&ホワイト・ナイト」のために行われたディナー・ショー風の会場でのライヴ。1989年のオービソンの没後に(番組では、時間の都合上、カットされていた2曲も含めてまさに不滅の名曲をズラリと並べた全17曲で)リリースされた。オープニングの「オンリー・ザ・ロンリー」(彼の初めてのナンバー・ワン・ヒット)からラストの(きょうのこの歌)「オー、プリティ・ウーマン」(彼の最後のナンバー・ワン・ヒット)まで、まさにロイ・オービソンのベスト・ヒッツ・ライヴといった実に素晴らしいステージ。その歌声もそれぞれの歌がレコーディングされた当時と比べてまったく衰えも遜色もなく(かえって深みを増しているほどで)、ショーの進行に連れてジワジワと静かな盛り上がりを見せ、何だかクラシックのコンサートを聴いているような興奮にいつしか鳥肌が立ってしまいます。同じタイトルで出ているDVDが(このショーのタイトルどおり全編モノクロ映像で収録されていて)お薦めですよー。われらがロイ・オービソン御大のまわりをかためる顔ぶれが、これまた凄すぎるほどの特等星(!)ばかりで・・・・、ブルース・スプリングスティーンエルヴィス・コステロボニー・レイット、k・d・ラング、トム・ウェイツ、ジェームズ・バートン、ジャクソン・ブラウン、J・D・サウザーをはじめとするヒトたちで彼らのオービソンへのリスペクトぶりがまたそのステージに他にはありえないサムシング・エルスを醸し出しています♪ 

*6:一度、聴いたら忘れられない(♪)有名なイントロのギター・リフは、レコーディングされたトラックでは(ナッシュヴィルの有名なスタジオ・ミュージシャンで、のちにベアフット・ジェリーのリーダーとなる)ウェイン・モスが弾いている。

*7:くだらないハナシだが、この(発情した猫みたいな)唸り声がどうしても真似できないw。これをマスターしたら、ネタとの組み合わせで しばらくは芸人として食えるかもしれないw。そっち方面、志望の方は是非ともトレーニングを!

*8:このエンディング、見事ですねー。映画にはわりとよくありますけれどもwink、ポップ・ミュージックにおけるもっとも効果的かつ印象に残るエンディング大賞(!)に間違いなくノミネートされてしかるべきラストですw。