Physical

Words & Music by Steve Kipner and Terry Shaddick.
(1981年発表)*1







(原題直訳 「身体的」)










歌詞は、次のURLから、
http://www.sing365.com/music/lyric.nsf/Physical-lyrics-Olivia-Newton-John/357CC575FAEE624448256A39000FFBA9





From Olivia Newton-John album, "Physical".


名作アルバム度 ☆☆



「フィジカル」 (オリヴィア・ニュートン=ジョン






名曲度 ☆☆☆







邦題「フィジカル」 (オリビア・ニュートン・ジョン







I'm saying all the things that I know you'll like
わたしは
あなたが気に入りそうだって自分でわかる そういうことばっかり口にしてるわね
Making good conversation
上手な会話をして
I gotta handle you just right
わたしはあなたをしっかりと操らなくっちゃならないの
You know what I mean
あなた、わたしの言ってること、わかるかしら
I took you to an intimate restaurant
わたしはあなたを心地よいレストランに連れて行った
Then to a suggestive movie
それから思わせぶりな映画にも行って
There's nothing left to talk about
あとは何も話すことは残ってないのよ
Unless it's horizontally
横になって話しているのでないのなら




Let's get physical, physical
フィジカルになりましょ、フィジカルに *2
I wanna get physical
わたしはフィジカルになりたいの
Let's get into physical
肉体的になってみましょ
Let me hear your body talk, your body talk
あなたのからだがしゃべるのをわたしに聞かせて、
あなたのからだがしゃべるのを
Let me hear your body talk
あなたのからだが話すのをわたしに聞かせて




I've been patient,
わたしは辛抱強くしてたのよ
I've been good
わたしはいい子だったし
Tried to keep my hands on the table
ちゃんとテーブルの上に自分の手を出しておくのにくたびれちゃったの
It's gettin' hard this holdin' back
我慢してるのがだんだんきつくなってきてるの
If you know what I mean
わたしが言ってること、あなた、わかってるのかしらね




I'm sure you'll understand my point of view
あなたがわたしの論点をわかってくれるとは、わたしは思うわ
We know each other mentally
わたしたち、精神的にはお互いにわかり合ってるものね
You gotta know that you're bringin' out
あなたがわかってくれないとならないのは、
あなたがおびき出してしまってるんだってことなのよ
The animal in me
わたしの中のケダモノをね




Let's get physical, physical
さあ、フィジカルになりましょ、フィジカルに
I wanna get physical
わたしは肉体的になりたいの
Let's get into physical
肉体的になってみましょ
Let me hear your body talk, your body talk
あなたのからだが話すのをわたしに聞かせて
あなたのからだが話すのを
Let me hear your body talk
あなたのからだがしゃべるのをわたしに聞かせて




Let's get physical, physical
フィジカルになりましょ、フィジカルに *3
I wanna get physical
わたし、からだベースになりたいのよ
Let's get into physical
からだのレベルに入りましょ
Let me hear your body talk, your body talk
あなたのからだが語るのをわたしに聞かせて
あなたのからだが語るのを
Let me hear your body talk
わたしに聞かせて、あなたのからだが話すのを




Let's get physical, physical
身体的になりましょ、身体的に
I wanna get physical
わたしは身体性をベースにしたいのよ
Let's get into physical
身体性ってところでやっていきましょ
Let me hear your body talk, your body talk
わたしにあなたのからだが話すのを聞かせて
あなたのからだが話すのを
Let me hear your body talk
わたしに聞かせて、あなたのからだが話すのを




Let's get animal, animal
アニマルになりましょ、アニマルに
I wanna get animal
わたしはケダモノになりたいのよ
Let's get into animal
動物としてのレベルでやってみましょ
Let me hear your body talk
あなたのからだがしゃべるのをわたしに聞かせて
あなたのからだがしゃべるのを
Let me hear your body talk
あなたのからだが話すのをわたしに聞かせて








Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 060409











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きょうのこの歌は(いまのここの流れからすると)きのうのポインター・シスターズの「ソー・エクサイテッド」のまえにもって来るべきでしたね。
ちょっと順番を間違えてしまいましたよ。


しかし、この歌、なんだか女性誌の記事がいくつもつくれそうな歌ですねw。
つい、先日、ここで「わたしってサンドラ・ディーなんだもん」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20070321
と歌っていたオリビアさんが大変身!




ところで、わたしは「からだ」をめぐる言葉の用法には自分なりのいくつかの原則を持っていて、それを説明するにはどうしても、わたしなりの身体論といったものを披露(ないしは開陳)しなければならないのだが、いまはちょっとそれをする元気がないので措くとして、端的に(端折って)言うなら、まず、「肉体」という言葉には(私は)何やら実存の臭気がまとわりついているようで大変に使いづらい。きょうのこの歌では世間の用例にしたがって(敢えてわたしの内なる抵抗を斥けて)「フィジカル」に「肉体的」という日本語を当ててみましたが、わたしにとって「肉体」という語は「肉≠体」であって、それは「身=体」とはまたべつのものなのです。わたしにとっては。*4そして、わたしには「からだ」というのは「こころ」のテンションであって、生=命(いのち)の張り、すなわち(いわゆる)ホリスティック(=holistic)な意味からも、それは「心=身」なのです。それは、言い換えれば、「からだ」というのは「こころ」がなければ「から」だ(空だ、殻だ、からからだw)ということであり、また、「こころ」は「からだ」がなければ、「ここ〜から」どこにも移動できないというギャグになるアハハw。こころは「ここ」という炉で(あるいは廬=ろ=いおり)でひたすら命という火を燃やしている。「ここ」で「露(=ろ=あらわ=むき出し)が生=身で、心=身=体。イカガァハーン










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【Years Ago−Go!】







(1年前のエントリーを Playback♪)





・「プリーズ・カム・トゥ・ボストン」 (デイブ・ロギンス)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060411






(2年前のエントリーも Playback♪)






・「ミー・アンド・ボビー・マギー」 (クリス・クリストファーソン

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050411

*1:イギリスではチャート7位になるまあま普通の大ヒットだったが、全米チャートでは、1981年11月21日付でナンバ−・ワンになって以来、実に10週連続でチャートのトップに君臨して、ビルボード誌の1982年度の年間ナンバー・ワン・ソングとなっていますが、こんなメッセージ(?)を持った歌が年を越して2ヶ月以上もラジオやTVやそこらここらからガンガン流れていたというのは、まるで何かのプロパガンダのようですネw。さて、さて、この歌のメガ・ヒットで世界は大きく変わったのか?wちなみにこの「フィジカル」に替わってナンバー・ワンになったのがホール&オーツの「I Can't Go For That」というのが市場の大衆心理を語るかのようで面白い。

*2:ここではお馴染みの英語族の子供たち向けの辞書「The Oxford Children's Dictionary 」には「physical」の項に「(1)触れたり見たりされることが可能な。(2)からだ(=ボディ)に関すること。」という説明があるが、「physical」という語には、大自然に働く力や物質の運動を解き明かす「physics」(=物理学)にも通じるように「自然の」「物質の」という次元もあって、(実は)(「physical」という語には)「より自然だ」という深層の意識があるのかもしれない。大人向けの「Oxford Dictionary」にも「モラルや霊的なるものや想像的なるものとは対立的な」なという説明がある。(綴りの似た語として、他に physician(=医者)、physique(=体格)、physic(=下剤w)、physiology(=生理学)、physiognomy(=人相学)など。

*3:こっから先の日本語化には少々故意の反則行為を連発させていただきます。(しかし、アルバムのジャケットにも見られるよう(写真参照)、この歌のPVで(いかにもこの歌はセックスの歌ではありません、エクササイズの歌なのですヨとでも言わんばかりに、やたらと張り切ってエアロビクスばかりやってるオリヴィアさんの意向を汲んであげるかたちにはなっているのかもしれませんwink・・・・。

*4:ここではキリスト教的な意味での「受=肉」などの問題は(とりあえず)除外するが、しかし、「肉体」という日本語にはかなりそれが帯電した語であるのかもしれない(?)。「肉」とは「命」かって問題なのかも?