Da Ya Think I'm Sexy?

Words & Music by Rod Stewart and Carmine Appice. *1
(1978年発表)*2







(原題直訳 「アンタ、おれのことセクシーだと思う?」 )






歌詞は、次のURLから、
http://www.purelyrics.com/index.php?lyrics=zfehcqwy






From Rod Stewart album, "Blondes Have More Fun".

*3

名作アルバム度 ☆☆




「スーパースターはブロンドがお好き」 (ロッド・スチュワート








名曲度 ☆☆☆☆☆







邦題 「アイム・セクシー」 (ロッド・スチュワート









Sugar, sugar,
シュガー、シュガー
Oooh, oooh,
ウー、ウー、




She sits alone waiting for suggestions
彼女はひとりで座って、
遠まわしな誘いの言葉を待っている
He's so nervous avoiding all the questions
彼はひどく緊張して、いろいろ訊かれることを避けている
His lips are dry, her heart is gently pounding
彼の唇は乾き、彼女のハートは静かに鼓動している
Don't you just know exactly what they're thinking
ふたりが何を考えているかは
皆さんにはすっかりおわかりのことでしょう




If you want my body and you think I'm sexy
もし、あなたがあたしのこの体が欲しくて、
それで、あたしのことをセクシーだと思ってるのなら
Come on sugar, let me know.
さあ、かわいい人、あたしにちゃんと伝えてね
If you really need me just reach out and touch me
もし、あなたが本当にあたしのことが必要なら
とにかく手を伸ばして、あたしに触ってみて
Come on honey tell me so
さあ、ハニー、ぼくにそう言ってごらん
Tell me so baby
ぼくににそう言ってくれよ、ねえ




He's acting shy looking for an answer
彼は気弱そうに振る舞いながら、答えを探し求めている
Come on honey, lets spend the night together
行こうか、ハニー、一緒に夜を過ごそう
Now hold on a minute before we go much further
ねえ、ちょっと待ってね
あたしたちがこれ以上の仲になってしまわないうちに
Give me a dime so I can phone my mother
あたし、うちの母に電話してくるから、小銭あるかしら
They catch a cab to his high rise apartment
ふたりはタクシーを拾って、高くそびえ建つ彼のアパートメントへ
At last he can tell her exactly what his heart meant
ついに彼はハッキリと自分の心が意味しているところを彼女に伝えられるのだ




If you want my body and you think I'm sexy
もし、きみがぼくの体が欲しくて、
そして、ぼくのことをセクシーだと思っているんなら
Come on honey, tell me so
さあ、ハニー、ぼくにそう言ってくれよ
If you really need me just reach out and touch me
きみが、もし、本当にぼくのことが必要なら
ただ手を伸ばして、ぼくに触わるだけでいいんだ
Come on sugar, let me know
さあ、シュガー、ぼくがわかるようにしておくれ




His hearts beating like a drum
彼のハートは太鼓のように激しく鼓動している
Cos at last he's got this girl home
なぜなら、彼はとうとうその女の子を家まで連れてきたからだ
Relax baby, now we are alone
力を抜けよ、ベイビー、
もう、ぼくらっきりしかいないんだ




They wake at dawn cos all the birds are singing
夜明けになって、ふたりは目を覚ます、
小鳥たちがいっせいにさえずりだしていたからだ
Two total strangers but that ain't what they're thinking
まったく見知らぬふたりの人間、
だが、ふたりの頭にはそんな考えはない
Outside it's cold, misty and it's raining
外は寒く、霧が深く、そして雨が降っている
They got each other neither ones complaining
ふたりはお互いを手に入れ、どちらにも文句はない
He says I'm sorry but I'm out of milk and coffee
彼が言う、
ごめんね、ぼくんとこ、ミルクとコーヒー、切らしちゃってるんだ
Never mind sugar, we can watch the early movie
気にしないで、シュガー、
あたしたち、テレビで早朝の映画を見てればいいわ




If you want my body and you think I'm sexy
あなたが、もし、あたしのこの体が欲しくて
それで、あたしのこと、セクシーだと思ってるのなら
Come on sugar, let me know
さあ、かわいい人、あたしに教えてよ
If you really need me just reach out and touch me
あたなたがホントにあたしのこと必要なら
ただ手を伸ばして、それで、あたしに触わればいいのよ
Come on honey, tell me so
さあ、ハニー、ぼくにそう言ってごらん




If you really need me just reach out and touch me
もし、きみがぼくのことが本当に必要なら
とにかく手を伸ばして、それでぼくに触れてごらん
Come on honey, tell me so
さあ、ハニー、あたしにそう言って




If you really, really, really, really need me
もし、きみが本当に、本当に、本当にぼくのことが要るんだっていうなら
Just let me know
ただ、ぼくがわかるようにしてくれるだけでいいんだ



Just reach out and touch me
ただ、手を伸ばして、ぼくに触ってごらん
Oooh
ウー




If you really want me
あなたが、もし、本当にあたしが欲しいんなら
Just reach out and touch me
ただ、手を伸ばして、あたしに触って
Come on sugar, let me know
さあ、シュガー、あたしにわかるにして




If you really need me just reach out and touch me
もし、きみが本当にぼくのことが必要なら
とにかく手を伸ばして、ぼくに触れてみればいい
Come on sugar, let me know
さあ、シュガー、ぼくに伝えておくれ
If you, if you, if you really need me
もし、きみが、もし、きみが、
もし、きみが本当にぼくのことが要るんだっていうのなら
Just come on and tell me so
とにかく、おいで、
そして、ぼくにそう言ってごらん








Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 050809









∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮








歌の最初のところで、
この歌を歌うロッド自身は、自分がこの歌の語り手(=歌い手)であることを
まずあらかじめ聴く者に示しているのだが、
コーラス(=サビ)の部分を一人称で歌っていることもあって、
そこだけ歌の世界から突き抜けてしまうかたちで
ロッド・スチュワートというシンガー=実演者=パフォーマーの存在が
鮮烈に際立ってしまうという大変に見事なすばらしい仕掛けになってる歌ですね。


そして、そのコーラス(=サビ)の部分の歌詞は、
歌の冒頭で、さながら映画のワン・シーンのようにして聴く者に紹介されたカップ
(例えば、クラブみたいなところで、たまたま、その晩、お互いに初めて口をきくようになり、
どちらも互いにどうしてもそれ以上のことが気になってしかたがない男女・・・・とか)そんな登場人物のふたりが、
けっして面と向かっては口に出せないでいるような・・・・・その心の内を、
この歌の語り手のロッドが、
まるでいたずら者のキューピッドのように
高らかに堂々と大声で口に出して歌ってしまっているといるのが、
そのコーラス(=サビ)の部分だ♪


ということで、ここではわたしも自分の心の耳の判断で、
そのコーラス部分を、ときに男性形、ときに女性形で日本語にしてみたんですけど、
もちろん、その部分とて、この歌の世界(=歌の時間=空間)から圧倒的なまでに突出するかたちで、
ロッド自身がさながら巨神族のようにして、
はるか頭越しに(歌の世界を超えて)聴く者たちに向けて「おれのことセクシーだと思うんならさァ」と歌いかけているわけですから、
わたしがその足元でソッとそんな小細工をさせてもらっても(たぶん)大丈夫なことでしょうwink。、





さて、きょう、ここで(最近のこの流れの中で)ロッドのこの歌を使ってしまったことで、きっと、目ざとい(=耳ざとい)方には、
いま、わたしの手のうちにあるもう1枚のロッド・スチュワート・カードを見透かされてしまっているかもしれませんネ。
ええ、あの歌ですヨッ! でも、まだまだ出しませんよーw
さて、どこで、ロッドの次なるその歌が出てくるか、
どうぞ、みなさん、いましばらく、またお楽しみに、
こちらとお付き合いくださいませマセ、んッ!? don’cha?











∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮












(1年前のエントリーを Playback♪)







・「西海岸で待つスーザンに」 (ドノヴァン)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060319









(2年前のエントリーも Playback♪)









・「タックスマン」 (ビートルズ

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050319

*1:このカーマイン・アピスは、元ヴァニラ・ファッジ、カクタス、ベック・ボガート&アピスのドラマーで、当時、ロッドのステージ・バンドのドラマーを務めていたためにロッドと一緒に曲をつくることになったようだ。当時、ヒットしていたストーンズの「ミス・ユー」(1978年8月に全米で1位)みたいな曲が欲しいというロッドの要望に応えてアピスがディスコ・ノリのこの曲の大半をつくり、ロッドが手を入れて最終的に仕上げたようだ。

*2:1978年12月に全英で1位、翌79年2月に全米で1位となり、(ロッドの1975年のアルバム・タイトル「アトランティック・クロッシング」(「大西洋を股にかけて」)のとおり)文字どおり大西洋の両岸でチャートのトップに輝いた世界的な大ヒット曲。そしてロッドがロックやブルースを(そしてアルバムを出すごとに必ず1曲は歌っていたボブ・ディランの作品を)あとにするようになってしまったその最初の曲がり角となった(文字どおり)「曲」がこの歌になりますね。ロッドはその後もショービジネスの世界を転進しつづけて、何スかのアノ最近の(すでに何集まで出てるのか知りませんが)「ザ・グレイト・アメリカン・ソング・ブック」というアメリカン・スタンダード・ソングの連作アルバムは。まるでロッドの頭の中には、自分をビング・クロスビーやペリー・コモやフランク・シナトラとか、そういった偉大な歌い手たちの系譜に連ねたいという野望があるかのようですね。たしかにすごくいい歌手であることは認めるけれど、でも、もはや違いますね、ロッドニーくんは。 ぼくはその過程で失われていったもの、あるいはもはや聴けなくなくなってしまったものの側のほうが居心地がいいからなあ。 同じイギリス人でもトム・ジョーンズさんなんかは、でも、ほとんど最初の頃からそっちの世界を向いていましたね。彼なんかは逆にきっとロッド以上にもっといい凄いロック・シンガーになれてたようにも思うんですけどもネ。あとジョー・コッカーとか・・・・。ついでにポール・ロジャーズ、ロバート・プラント・・・・、齢をとって生きるのが難しくなってしまう生き方はキツいかもしれませんねー。まあ、生きなきゃいいんですけどw そうも言ってられないんでしょうねえ、きっと。 でも、やめればいいんですよね。でも、やめないんですね。雨もやめばいいのにやまないですもんね。やまない、やまい、なやまない、ない、ない、バァ

*3:このアルバム・タイトルは(日本語にしてみれば)「ブロンドの連中はずっといい思いをしているんだぜ」といったところで、ロッドの1984年のヒット曲「Some Guys Have All The Luck」(「運を全部かっさらってくようなやつらがいる」)にも通じるものがあるタイトルだ。なお、アルバム・ジャケットの裏面には、副題のようにして「 ...Or Do They?」(「・・・・ってか、そうなのかい?」) と記されている。