Hey Girl

Words & Music by Van Morrison.
(1966年発表)






(原題直訳 「おい、少女」)






歌詞は、次のURLから、
http://www.lyricsfreak.com/t/them/hey+girl_20223043.html






From Them album, "Them Again".


名作アルバム度 ☆☆☆



「アゲイン」 (ゼム)*1




名曲度 ☆☆☆







邦題 「ヘイ・ガール」 (ゼム)*2








Let's go walking where the boats go by
船が通るのが見えるところまで歩こうよ
And watch them sail across the bay
それで、入り江を横切って行く船を眺めていよう
Let me hold your hand in the morning fog
きみの手を朝靄の中で握らせておくれ
Little child I want to walk your dog
かわいい子供、ぼくはきみの犬を散歩させてあげたいな




Hey, hey girl
さあ、さあ、女の子
Hey, hey girl
さあ、さあ、女の子
You're so young
きみがとっても若いんで
I don't know what to do
ぼくはどうしていいのかわからなくってさ




And let's go walking up that mountain slope
そう、山の斜面を登って行こうよ
And look down on the city down below
それで下の方に街を見下ろすんだ
I will make a fool of you
ぼくはおかしなことを言ってきみを笑わせてあげるよ
Hey, hey girl
さあ、さあ、女の子
Hey, hey girl
ねえ、ねえ、女の子
You're so young
きみがとっても若いんで
You make me lose my mind
おかげで、ぼくはわけがわかんなくなってしまうよ




Hey, a-ha, there goes your baby sister
ほら、あゝ、あそこにきみの小っちゃな妹が歩いてくよ *3


Lookin' good
いいなあ








Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 042409










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【Years Ago−Go!】





(1年前のエントリーを Playback♪)





きのう戦争が終わったはずのに、
今度は次の世界大戦の心配ですか・・・・






・「第3次世界大戦を語るブルース」 (ボブ・ディラン

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060304






(2年前のエントリーも Playback♪)





お、「マダム・ジョージ」、いらしてますねー!
ヴァン・モリソンさん、お見事です!!
2年前ときょうとでダブル・プレーを見せてくれています。*4





・「マダム・ジョージ」*5   (ヴァン・モリソン

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050304

*1:この邦題は、原題の「Them Again 〜 また、あいつらだぜ」という独特の響き、ニュアンスをまったく生かしてしませんね。それを狙った実にうまいアルバム・タイトルなのですが、そのへんの感じをまるでキャッチできないあたりは、とてももったいないです。(もちろん、「Them Again」というタイトルは、このThemといグループのアルバム第2作という意味での「Them、再び」という(業務連絡的なw)意味が第一義の意味ではあるのは言うまでもありません。そして、ついでにこの「Them」というグループ名は、ザ・大英帝国における(アッパークラスとワーキングクラス)(支配階級と被支配階級の)階級対立(もしくは階級間の相互無関心、没交渉)を指す 象徴的な表現「us and them」(おれたちとやつら/われわれとあの者ども)に由来する「them」であり、つまりは自らを「やつら」と称したグループなのだ。そして、さらにこの彼ら(=Them)が北アイルランドベルファスト出身のグループであることを思い出すなら、さらにこの「them」は自ずと二重化することになる。すなわちイングランドアイルランドという歴史的な対立(における「us and them」である・・・・・・。(そういえば、ピンク・フロイドに「アス・アンド・ゼム」という歌がありました。http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060310#p1

*2:フルートをフィーチャーしたアコースティックなサウンドはゼムにしてはたいへん異色なものですが、ここに(サウンド的に)(まあ、歌詞の面でもつながる)ヴァン・モリソンのあの不朽の名作「アストラル・ウィークス」への芽生えがあったようにも思える曲です。なお、「アストラル・ウィークス」の収録曲については、タイトル・トラックの「アストラル・ウィークス」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050917#p2ビサイド・ユー」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20080227「スウィート。シング」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20080227#p2「ザ・ウェイ・ザ・ヤング・ラヴァーズ・ドゥ」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20061128「マダム・ジョージ」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050304バレリーナhttp://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050118「スリム・スロー・スライダー」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050917#p1の6曲がすでに掲載されています。(未訳は(現在のところ)「サイプロス・アヴェニュ」(まだでしたか、この名曲が!)のみになっていますので、いずれ、そのうちここでご紹介することになるでしょう。)

*3:これは2通りに受け取れるかもしれない。つまり、この歌に歌われている少女の幼い妹ではなく、当のその女の子がこのラインでも歌われているということ、そのようにも聴こえる。言い換えるなら、この呼びかけの歌のすべては(ラストのこのワンフレーズでもって)歌い手(=語り手)の独白(=モノローク)であったことが明らかになり、(向こうの方に見える)その歩いていく小さな(「妹」と呼ばれる)女の子が、この歌で呼びかけられている当のその「女の子」なのかもしれないということ、うん、そういうふうにも聴こえるラストのフェードアウト間際のセリフだが、こういう(何と言うのだろう、「ambiguity (?)」(=曖昧さ=多義性)は、ゼムを経てソロになってからのその後のヴァン・モリソンではさらにわけがわからなくなってくるほどまでにオハコの芸にまでなるのだが、そのあたりは(おそらく)彼が(ジョン・リー・フッカーをはじめとする彼が愛聴してきた)幾多のブルースマンたちの影響の中で覚えたり真似してみたり(=試みたり)したことなのだろう。

*4:(本当にここらへんは(デザイン(=設計)やページ構成上の計算でなくて)偶然なんですよ)(そこまで計算して整合性を求めるようなゲームをやっていたら、わたしの生活は破綻どころか破裂してしまいますw。トランプのソリテア(=独り遊びのゲーム各種)なら、ズルもしますがwink

*5:世界でもっとも美しい曲です。そして、これまでレコーディングされた中でももっとも美しいトラックです。