Almost Grown

Words & Music by Chuck Berry.
(1959年発表)






(原題直訳 「ほとんど大人」)





歌詞は、次のURLから、
http://www.mp3lyrics.org/c/chuck-berry/almost-grown/






From Chuck Berry album, "Chuck Berry Is On Top". *1
名作アルバム度 ☆☆☆☆☆*2




「ベリー・イズ・オン・トップ」 (チャック・ベリー






名曲度 ☆☆☆






邦題 「オールモースト・グロウン」 (チャック・ベリー








Woo-woo-woo-wooh
♪ウォッ、ウォー、ウォ、ウォーッ
You know I'm almost grown.
わかってるだろ、ぼくは、ほとんど大人なんだからな
Woo-woo-woo-wooh
♪ウォッ、ウォー、ウォ、ウォーッ




Yeah 'n' I'm doin' all right in school.
そうだよ、ぼくは学校でちゃんとやってるよ
They ain't said I broke no rule.
ぼくは校則を全然破らないとか、
そんなふうに言われてるわけじゃないけどさ
I ain't never been in dutch.
全然ヘンな髪型とかしてないしね
I don't browse around too much.
女の子たちをあんまり追っかけまわしたりもしてないし
Don't bother me, leave me alone.
ぼくにうるさいこと言わないでくれよ
放っといてくれよな、ぼくのことは
(La-wo-ohoh.)
(♪ラァ、ウォ、ウォ、ウォー)
Anyway I'm almost grown.
とにかく、ぼくは、もう、ほとんど大人なんだからさ




I don't run around with no mob.
ぼくはヤバイ連中とは全然つるんだりはしてないよ
Got myself a little job.
ちょっとした仕事を見つけたんだ
I'm gonna buy me a little car.
いいクルマを買うのさ
Drive my girl in the park.
ぼくのあのコを乗せて公園を走るんだ
Don't bother us, leave us alone.
ぼくたちのことは、うるさいこと言わないでくれよな
放っといてくれよ、ぼくらのことは
(Wo-wo-wohoh.)
(♪ウォ、ウォ、ウォ、ウォー)
Anyway we almost grown.
とにかく、ぼくらは、もう、ほとんど大人なんだからさ




Rat-tat-tat-tat-tat-tat-tat.
♪ラツァッツァ、ラッツァツァツァタッ、



(La-lu-leh, wo-woh wo-woh)
(♪ラァー、ルー、レェッ、ウォ、ウォッ)
(La-lu-leh, wo-woh wo-woh)
(♪ラァー、ルー、レェッ、ウォ、ウォッ)
(La-lu-leh, wo-woh wo-woh)
(♪ラァー、ルー、レェッ、ウォ、ウォッ)
(La-lu-leh, wo-woh wo-woh)
(♪ラァー、ルー、レェッ、ウォ、ウォッ)
(Wo-wo-wohoh, wo-woh.wo-woh wo-woh)
(♪ウォー、ウォー、ウォウォ、ウォー、ウォー)
(La-lu-leh)
(♪ラァー、ルー、レェッ)




Got my eye on a little girl.
ひとり、かわいい子に目をつけたんだ
Ah, she's really out' this world.
あゝ、彼女ときたら、ホント、飛び抜けてるんだ
When I take her to the dance.
あのコをダンスに連れてったらさ
She start'd to talk about romance.
彼女、語りはじめたぜ、ロマンスをな
Don't bother us, leave us alone.
ぼくらの邪魔をしないでくれよな
ぼくらのことは放っといてくれよ
(Wo-wo-wohoh.)
(♪ウォ、ウォ、ウォ、ウォー)
Anyway we almost grown.
とにかく、ぼくらはもう大人なんだからさ




Rat-tat-tat-tat-tat-tat-tat.
♪ラツァッツァ、ラッツァツァツァタッ



(La-lu-leh, wo-woh wo-woh)
(♪ラァー、ルー、レェッ、ウォ、ウォッ)
(La-lu-leh, wo-woh wo-woh)
(♪ラァー、ルー、レェッ、ウォ、ウォッ)
(La-lu-leh, wo-woh wo-woh)
(♪ラァー、ルー、レェッ、ウォ、ウォッ)
(La-lu-leh, wo-woh wo-woh)
(♪ラァー、ルー、レェッ、ウォ、ウォッ)
(Wo-wo-wohoh, wo-woh.wo-woh wo-woh)
(♪ウォー、ウォー、ウォウォ、ウォー、ウォー)
(La-lu-leh)
(♪ラァー、ルー、レェッ)




You know I'm still livin' in town.
知ってのとおり、ぼくはまだこの町にいるけどさ
But I done married and settled down.
だけど、おれ、結婚したんだ、
そう、身を固めたのさ
Now I really have a ball.
いまじゃ、 ホント、楽しくってしかたがないよ
'Cause I don't browse around at all.
ぼくはもうオンナたちには目移りしてないんだからさ
Don't bother us, leave us alone.
ぼくたちのことはうるさく言わないでくれよな
放っといてくれよ、ぼくたちのことはナッ
(Wo-wo-oh-oh.)
(♪ウォ、ウォ、ウォ、ウォー)
Anyway we almost grown.
とにかく、ぼくらはもう大人も同然なんだぜ




Rat-tat-tat-tat-tat-tat-tat.
♪ラツァッツァ、ラッツァツァツァタッ



(La-lu-leh, wo-woh wo-woh)
(♪ラァー、ルー、レェッ、ウォ、ウォッ)
(La-lu-leh, wo-woh wo-woh)
(♪ラァー、ルー、レェッ、ウォ、ウォッ)
(La-lu-leh, wo-woh wo-woh)
(♪ラァー、ルー、レェッ、ウォ、ウォッ)
(La-lu-leh, wo-woh wo-woh)
(♪ラァー、ルー、レェッ、ウォ、ウォッ)
(Wo-wo-wohoh, wo-woh.wo-woh wo-woh)
(♪ウォー、ウォー、ウォウォ、ウォー、ウォー)
(La-lu-leh)
(♪ラァー、ルー、レェッ)








Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 041109









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この歌のタイトルになっている「Almost Grown」(ほとんど大人)は、
1950年代中期からのロックンロールと、
そして、それ以後のロック・ミュージックに対する
(鍵穴から覗くようなw)視点を提供する重要なキーワード(=鍵になる語)だ。
「Almost Grown」(ほとんど大人も同然)とは、
言うならば、大人でもなく、また、子供でもない、
それは育ちすぎた子供であり、また、いまだ未熟な大人である。
そんなティーネージャー(teeanager=十代の若者)たちが
(各種の統計上などで)ひとつの社会集団(?)を形成し、
またひとつの社会勢力(?)となった時代、それが1950年代の中期だった。

アメリカで、イギリスで、ドイツで、フランスで、日本で、
子供の教育や生活に各世帯でこれまでになくお金をかけることができるようになり、
したがって子供たちのお小遣いも増えるようになり、
若い勤労者なら給料も増えて、その分、可処分所得が生まれ、
子供たちは自分の使えるお金で映画を見たり、音楽を聴いたり、オシャレをしたり、
大人同然に社会に対する不平や不満やフラストレーションをつのらせ、
同時に甘くナイーブなセンチメンタリズムを抱えて、苦しみ、あるいは夢を見る・・・・
そこに聴こえて来たのが(本質的にはアメリカ社会の黒人たちの音楽である)ロックンロールと呼ばれた音楽だった
アメリカでも、イギリスでも、ドイツでも、日本でも、
イタリアでも、フランスでも、、、、その他、世界のいろんなところで、
その音楽が聴こえ、それに心ときめく反応ができたのは若い魂を持った若い肉体だった。
そう、からだがジッとしてはいられないダンス・ミュージック♪

大人同然でありながら、社会に満足のいく立場を得ていないティーネージャーたちは、
やはりアメリカ社会で人間らしい立場も、扱いも得ていない黒人たちの音楽にこそ、
感応し、思い入れられるものがあったのだろう・・・・。


ロックンロールは大きな流行となり、
ひとつの社会現象となって、そして社会問題化もしていった・・・・。




(・・・・・という話をまたしてしまいましたネ)


(以下の曲でも同じような話を
ちょっと違ったリズム(?)とメロディ(?)でしていますので、
もし、よろしければどうぞご覧くださいナ。)





「スウィート・リトル・シックスティーン」 (チャック・ベリー
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060408



サマータイム・ブルース」 (エディ・コクラン
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050721



「女は世界の奴隷か!」 (ジョン・レノン
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20041208



アメリカン・パイ」 (ドン・マクリーン)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050203



「ブルー・スエード・シューズ」 (エルヴィス・プレスリー/カール・パーキンズ)
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20041205#p2






ということで、ここも明日で1000曲目を数えることになりましたヨ。
ビックリですよー。








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【Years Ago−Go!】





(1年前のエントリーを Playback♪)





・「クリスチャン・ライフ」 (バーズ)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060218







(2年前のエントリーも Playback♪)





・「ひとりぼっちのあいつ」 (ビートルズ
・「フール・オン・ザ・ヒル」 (ビートルズ

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050218

*1:(ヒット・チャートの)「頂上に立ったチャック・ベリー」という意味のアルバム・タイトルと(ストロ)ベリーのトッピング(!)というアルバム・ジャケットが駄洒落ていますネw

*2:このアルバムには、きょうのこの歌「オルモスト・グロウン」をはじめ「キャロル」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060928#p2「メイベリーン」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060929「スウィート・リトル・ロックン・ローラー」「ジョニー・B.グッドhttp://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050323「リトル・クイーニー」「ロール・オーヴァー・ベートーヴェン」「アラウンド・アンド・アラウンド」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20051104などチャック・ベリーの代表作がズラリとラインナップされている!♪