Tea In The Sahara

Words & Music by Sting.
(1983年発表)





(原題直訳 「サハラ砂漠でお茶を」)*1




From The Police album, "Synchronicity".
名作アルバム度 ☆☆☆☆☆

シンクロニシティー」 (ポリス)







歌詞は、次のURLから
http://www.geocities.com/houseofsting/lyrics/tea.html





名曲度 ☆☆







邦題 「サハラ砂漠でお茶を」 (ポリス)











My sisters and I
わたしと妹には
Have this wish before we die
死ぬまでに叶えたいこんな望みがあるのです
And it may sound strange
As if our minds are deranged
ええ、それは
まるでわたしたちの頭が狂ってしまっているかのように
奇妙なものに聞こえるかもしれません
Please don't ask us why
どうか、なぜかなどとは
訊かないでください
Beneath the sheltering sky
この天蓋の空の下で
We have this strange obsession
わたしたちには
こんなおかしな脅迫観念があるのです
You have the means in your possession
人は自分の持ち物にその意味を持っているのです




We want our tea in the Sahara with you
わたしたちはサハラ砂漠であなたとご一緒にお茶をしたいのです
We want our tea in the Sahara with you
わたしたちはサハラであなたとご一緒にお茶をしたいのです




The young man agreed
若者は同意した
He would satisfy their need
彼なら彼女たちの求めを満たすことだろう
So they danced for his pleasure
そんなわけで
彼を喜ばそうと彼女たちは踊った
With a joy you could not measure
測り知れないほどの歓びをもって
They would wait for him here
ふたりはここで彼を待つだろう
The same place every year
同じこの場所で、毎年
Beneath the sheltering sky
この天蓋の空の下
Across the desert he would fly
砂漠を越えて彼は飛んでいくだろう




Tea in the Sahara with you
あなたと一緒にサハラでお茶を
Tea in the Sahara with you
きみらとともにサハラ砂漠でお茶を




The sky turned to black
空が暗くなった
Would he ever come back?
彼は戻って来るのだろうか?
They would climb a high dune
彼女たちは高い砂丘を登るだろう
They would pray to the moon
月に向かって彼女たちは祈るのだ
But he'd never return
だが
けっして彼が戻って来ることはないだろう
So the sisters would burn
だから、彼女たちは熱く願うのだ
As their eyes searched the land
With their cups full of sand
砂でいっぱいになった茶碗を手に
その瞳を凝らすようにして、その地を探りながら




Tea in the Sahara with you
あなたとともにサハラでお茶を
Tea in the Sahara with you
サハラ砂漠であなたとお茶を
Tea in the Sahara with you
きみらとともにサハラでお茶を
Tea in the Sahara with you
サハラ砂漠であなたとお茶を








Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞









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(もしも、クリスマスの余韻がまだあれば、




But he'd never return
だが、彼はけっして戻って来はしないだろう




この「彼」にイエスの似姿を見い出すこともできたかもしれない

♪ 衆人、踊るも、主は来ません









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【Years Ago−Go!】





(1年前のエントリーを Playback♪)




THE WHO ロック・オペラ「トミー」全曲訳(6)



・「従兄弟のケヴィン」 (ザ・フー

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20051226






(2年前のエントリーも Playback♪)




2年まえもミステリアスな踊りの歌でした


・「ムーンダンス」 (ヴァン・モリソン

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20041226

*1:英語の授業ふうに言うと「ザ・サハラ」なのですね。「サハラでお茶を」というこのタイトルは、(モロッコ移転以前の)若き日のポール・ボウルズが書いた(倦怠期の裕福な作曲家の夫婦がキャラバンを率いてアフリカを旅し、それぞれが別個に次第に自己を見失い尽くしていくという優しくて残酷な)小説「天蓋の空」の第一部のタイトルから引かれたものと考えられ、歌の内容もまた、そこに登場する娼婦まがいの謎めいた砂漠の踊り子姉妹にまつわるものと思われる。それゆえ、歌の前半の語り手を女声によるものと聴き、そうした日本語として訳してみた。なお、この歌の原作と言うべきボウルズのこの小説「シェルタリング・スカイ」は、(この歌から9年後に)ベルナルド・ベルトルッチ監督によりジョン・マルコヴィッチデブラ・ウィンガー主演で映画化され、坂本龍一が音楽を担当している。)