Milkcow Blues Boogie

Words & Music by Kokomo Arnold.
(1955年発表)






(原題直訳 「乳牛のブルースのブギ」)






From Elvis Presley earlry recordings compilation,
"The Complete Sun Sessions".
推奨アルバム度 ☆☆☆☆☆

「コンプリート・サン・セッションズ」*1 (エルヴィス・プレスリー








歌詞は、次のURLから
http://www.elyrics4u.com/m/milkcow_blues_boogie_elvis_presley.htm





名曲度 ☆☆☆






邦題 「ミルクカウ・ブルース・ブギー」 (エルヴィス・プレスリー)」










Well, I woke up this morning,
あのよう、今朝、おれは目を覚まして
And I looked out the door.
それでドアの外を見たんだ
I can tell that old milk cow
おれには
お馴染みのあの乳牛のことなら
すぐわかるんだ
By the way she lowed
あいつがモーと鳴くその鳴き方でな




(spoken)
(喋り)*2
Hold it fellows,
ちょっと待った、みんな
That don't move me.
こんなんじゃおれは感じないぜ
Let's get real, real gone for a change.
本当っぽくやろうぜ
本当っぽく変えちまおうおぜ*3




Well, I woke up this morning
そうさ、今朝、おれは目を覚まして
And I looked out the door
それでドアの外を見たんだ
I can tell that that old milk cow
おれにはあのお馴染みの乳牛のことならわかるんだ
I can tell the way she lowed.
やつのその鳴き方で、おれにはわかるんだ




Well, if you've seen my milk cow,
そうなんだ、あんたら、もし
おいらのあの乳牛を見かけたら
Please ride her on home.
どうか家までやつを連れ戻して来てくれよ
I ain't had no milk or butter
おれんとこにはミルクもバターももうないんだ
Since that cow's been gone.
あの牛が出て行っちまってからというものは




Well, I tried to treat you right,
いいかい、おれは
おまえにきちんとしてやろうと努めてたんだ
Day by day.
来る日も来る日もな
Get out your little prayer book
おまえ、そんなケチなお祈りの本どころじゃないぜ
Get down on your knees and pray.
跪いてお祈りしろよ
For you're gonna need,
だって。おまえには
必要になってくるんだぜ
You're gonna need your loving daddy's help someday.
おまえが愛するこの父ちゃんの助けが
おまえには、いつの日にか必要になってくるのさ
Well, then you're gonna be sorry
そうよ、そんときになって
おまえは悔いることになるんだぜ
For treating me this way.
おれにこんな仕打ちをしたことをな




Well, believe me,
いいか、おれを信じろって
Don't that sun look good going down?
あの沈んでくお日様ときたら
きれいじゃないか
Well, believe me,
そうだ、おれを信じるんだ
Don't that sun look good going down?
あの沈んでくお日様ときたら
かっこいいじゃないか
Well, don't that old moon look lonesome
ほらよ、あのおいぼれた月ときたら
寂しげに見えるじゃないか
When your baby's not around.
自分の可愛い女がそばにいないとな




Well, I tried everything to get along with you.
いいか、おれはな、おまえとやってくために
どんなことでもやろうとしてたんだ
I'm gonna tell you what I'm going do.
ひとつ、おまえに言っといてやるぜ
このおれがどうするつもりなのかをな
I'm gonna quit my crying,
おれはな、泣くのをやめるぜ
I'm gonna leave you alone.
おまえのもとを、おれは出て行ってやるぜ
If you don't believe I'm leaving,
もしも、おまえが
このおれが出て行くのが
信じられないっていうんなら
You can count the days I'm gone.
おまえは、おれがいない日々を
指折り数えるがいいさ
I'm gonna leave.
おれは出て行くぜ
You're gonna need your loving daddy's help someday.
この愛する男の助けを
おまえは、いつの日か必要とすることになるだろうよ
Well, you're gonna be sorry
そうよ、おまえは後悔することになるんだぜ
You treated me this way.
おれにこんな仕打ちをしやがってよお









Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞

*1:1956年にRCAから「ハート・ブレーク・ホテル」で全米のみならずあっと言う間に世界的な大スターになる以前のメンフィスのサム・フィリップスのインディーズ・レーベル、サン・レコーズに吹き込んだレアな初期作品の集大成セット。

*2:不意に歌うのをやめて、エルヴィスが喋りだす)

*3:そして、曲はここから一気にテンポアップして、歌も強いスタッカートを効かせたブギー調に一転する。これは、つまり(エルヴィスのその当時で21年前の)古いブルースがやがてロックンロールと呼ばれるものに変わっていく実に貴重な歴史的な瞬間を(歌の中でそのレコーディングシーンを(敢えて)聞かせるという(フェイク・ドキュメンタリー的な)手法で演じたものでもあるわけだ。サン・レコードのオーナーであり、プロデューサーであり、エンジニアのサム・フィリップスの粋な演出というべきか。(もしも、わたしが)ロックの歴史を映像化することがあるときには、うまくこの場面ををスチール写真で構成しながら、是非とも音と映像で再現し、アヴァンタイトルなどで使ってみたい(そんな歴史的な)瞬間なのです(わたしの頭のイン・マイ・ヘッドではnyaー