Walk Away Renee

Words & Music by Michael Brown, Bob Calilli and Tony Sansone.
(1966年発表)*1




(原題直訳 「歩いて去っていけ、ルネ」)




Performed by The Left Banke.


You can listen to The Left Banke album,
"Walk Away Renne/ Pretty Ballerina".
名作アルバム度 ☆☆☆

(レフト・バンク)




And you can listen to The Left Banke compilation,
"There's Gonna Be A Storm".
推奨アルバム度 ☆☆☆

(レフト・バンク)




Also you can listen to The Four Tops compilation, "Antholgy".
推奨アルバム度 ☆☆☆☆☆

(フォー・トップス)*2





歌詞は、次のURLから
http://www.jacquedee63.com/walkawayrenee.html




名曲度 ☆☆☆☆





邦題 「いとしのルネ」 (レフト・バンク)








And when I see the sign that points one way
そして、ぼくの目に一方通行を示す標識が見えてくると
The lot we used to pass by every day.....
ぼくらが毎日よく通ったあの一画になる・・・・・




Just walk away Renee
黙って行ってしまってくれ、ルネ
You won't see me follow you back home
ぼくが家まで追いかけたりすることはないよ
The empty sidewalks on my block are not the same
ぼくのあの近所の人けのないこの舗道は変わってしまった
You're not to blame
きみが悪いわけじゃないさ




From deep inside the tears that I'm forced to cry
内面の奥深くから、ぼくがどうしようもなくこぼしてしまうこの涙
From deep inside the pain that I chose to hide
内面の奥深くから、ぼくが隠そうと決めたこの苦しみが




Just walk away Renee
黙って歩き去るがいい、ルネ
You won't see me follow you back home
きみはもう
家までつきしたがうこのぼくを目にすることはないだろう
Now as the rain beats down upon my weary eyes
いま、ぼくのくたびれ果てたこの瞳に
叩きつけるように降りつけるこの雨が
For me it cries......
ぼくには、泣いているように・・・・




Just walk away Renee
とにかく行ってしまってくれ、ルネ
You won't see me follow you back home
ぼくは家まで追いかけたりはしないから
Now as the rain beats down upon my weary eyes
いま、ぼくのこのくたびれ果てた瞳に
叩きつけるように降りしきるこの雨の中
For me it cries......
ぼくには、それが泣いていることに・・・・・




Your name and mine inside a heart upon a wall
塀のところにハートで囲んだきみの名前とぼくの名前
Still finds a way to haunt me, though they're so small
そんなほんの些細なものなのに
いまだにぼくにことあらば取り憑くこうとしているようだ




Just walk away Renee
とにかく行ってしまってくれ、ルネ
You won't see me follow you back home
ぼくは家までついていったりはしやしない
The empty sidewalks on my block are not the same
うちの近くの誰もいないこの舗道はもう同じものではない
You're not to blame......
きみが悪いわけじゃないさ・・・・・






Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞








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室内楽を思わせるストリングスやピアノやハープシコードの入った気品のある歌と演奏が、
しばし映画のシーンのような切ない光景を想わせてくれるレフト・バンクの哀愁の旋律とでも言いましょうか*3




And when I see the sign that points one way
そして、ぼくの目に一方通行を示す標識が見えてくると




(出口なのか、入り口なのか)この「一方通行」が実によく効いている。

(いずれにせよ、戻れないないのだ、引き返すことはできないのだ)

かつて恋人と過ごしていたあたりを
別れて久しいそののちにクルマでたまたま通りがかりでもしたのだろうか
突如として、心の奥底に忘れていた別れのそのときが蘇り、
そして思い出されてしまう・・・・

あるいは実際にそこで彼女の姿を見かけてしまったとでもいうのだろうか?




Just walk away Renee
You won't see me follow you back home

とにかく歩いて行ってしまってくれ、ルネ
ぼくは家までついていったりしないから



いや、もしかすると自然に脳裡に思い出される彼女のその面影に
そう呼びかけて、その姿を打ち消そうとすることで
自分もまた苦しく懐かしいその場を立ち去ろうとでもしているのだろうか




まあ、人には特別な場所というのがいくつもあるもので
「Google Map」とか「Google Earth」でそういう場所を見てまわったりするなんてことは・・・・するもんかいッ!









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【A Year Ago−Go!】




(1年前のエントリーを Playback♪)



1年まえも、やはりフルートの音が聴こえる曲でした。



・「シャンハイ・ヌードル・ファクトリー」 (トラフィック

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20051022

*1:(まったくの偶然なのですが)、きのう紹介したゲイリー&ホーネッツと同じSMASHという(マーキュリー傘下の)マイナー・レーベルからのものでした。そして(これもやはり意識していなかったことですが)この曲はマイケル・ブラウンが15歳のときの曲でした。何だか(一昨日の)「メリーさんの羊」からローティーン・モードがつづいてるみたいです。あ、ちなみに(わたくしの用語法ではありますが)「マイナー・レーベル」と言ったときには、それはどこかのメジャーの系列下にあり、そのメジャーの流通ルートに乗ったレーベルのことを言い、「インディーズ」とか「インディペンデント・レーベル」と言ったときには、どこの傘下でもない独自のレーベルで自分たちなりの独自の流通を通している会社を指しているつもりですので、そこをどうぞよろぴか。

*2:イギリスでは1967年の終わりにフォー・トップスによるシングルがヒットした。さすがイギリスである。

*3:このレフト・バンクのサウンドは、当時のジャーナリズムからは「バロック・ロック」などと称されたようです。