Maggie May

Words & Music by Rod Stewart and Martin Quittenton.
(1971年発表)



(原題直訳 「マギー・メイ」(女性氏名))




Performed by Rod Stewart.


You can listen to Rod Stewart album, "Every Picture Tells A Story".
名作アルバム度 ☆☆☆☆

「エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー」 (ロッド・スチュワート


歌詞は、次のURLから
http://www.purelyrics.com/index.php?lyrics=ailytryw




名曲度 ☆☆☆☆☆




邦題 「マギー・メイ」 (ロッド・スチュワート






Wake up Maggie,
起きろよ、マギー
I think I got something to say to you
きみに言っとかなきゃならないことがあると思ってね
It's late September
そろそろ9月も終わりだし
And I really should be back at school
そう、ぼくは本当に学校に戻らなきゃ
I know I keep you amused
きみのことはちゃんと楽しませてあげてきたつもりだよ
But I feel I'm being used
でも、ぼくは自分が利用されたって感じなんだ
Oh Maggie, I couldn't have tried any more
あゝ、マギー、ぼくにはもう無理だったんだ
You lured me away from home
Just to save you from being alone
きみは、ただ、ひとりぼっちでいるのがいやで
このぼくを家からおびき出したんだ
You stole my heart and that's what really hurt
ぼくはきみにハートを盗まれて
本当につらいのはそのことなんだ




The morning sun when it's in your face really shows your age
きみの顔に朝日が当たると、きみの齢が実によくわかる
But that don't worry me none
だけど、そんなことは
ぼくにはちっとも気にならない
In my eyes you're everything
ぼくの瞳の中では、きみがすべてさ
I laughed at all of your jokes
きみの冗談には、ぼくは全部笑ってあげたし
My love you didn't need to coax
ねえ、きみには甘言なんか言わずにすんだ
Oh, Maggie I couldn't have tried any more
あゝ、マギー、ぼくはあそこでやめとけばよかったんだ
You lured me away from home,
きみはぼくのことを家からおびき出した
Just to save you from being alone
ただ、きみがひとりぼっちでいたくないから
You stole my soul and that's a pain I can do without
きみはぼくの魂を掠めとって
それで、ぼくはこの苦しみなしにはいられなくなってしまった




All I needed was a friend to lend a guiding hand
このぼくに必要だったのは
とにかく導きの手を貸してくれる友達だったんだ
But you turned into a lover
なのに、きみは恋人なんかになってしまった
And mother what a lover, you wore me out
それに母親役までしてくれて
何て恋人なのだろう、きみはぼくをダメにしてしまった
All you did was wreck my bed
きみがしたことと言えば
とにかく、ぼくの眠りを台無しにして
And then the morning kick me in the head
やがて朝になるとぼくはひどくつらい思い
Oh Maggie I couldn't have tried anymore
おゝ、マギー、ぼくはあそこでやめとくべきだった
You lured me away from home
きみはこのぼくを家からおびき出し
'Cause you didn't want to be alone
なぜかというと、きみが独りでいたくなかったからだ
You stole my heart I couldn't leave you if I tried
きみはぼくのハートを盗んで
ぼくはどうにもきみから離れられなくなってしまった




I suppose I could collect my books
そろそろ、ぼくは教科書を拾い集めて
And get on back to school
それで学校に戻るとしよう
Or steal my daddy's cue
それとも、親父の玉突き棒をかっぱらって
And make a living out of playing pool
ビリヤード場で生活の糧を稼ごうか
Or find myself a rock and roll band that needs a helpin' hand *1
じゃなきゃ
助っ人を必要としてるロックンロール・バンドでも見つけるか
Oh Maggie, I wish I'd never seen your face
あゝ、マギー、ぼくはきみの顔なんか見なけりゃよかった
You made a first-class fool out of me
きみのせいでぼくは第一級の阿呆になってしまったんだぜ
But I'm as blind as a fool can be
けど、このぼくはさすがに阿呆だってぐらいに何にも見えちゃいない
You stole my heart but I love you anyway
きみにハートを盗まれて、
それでも、とにかくぼくはきみを愛してるんだ




Maggie I wish I'd never seen your face
マギー、ぼくはきみの顔なんか見なきゃよかった
I'll get on back home one of these days
そろそろ、ぼくは家に戻ることにするよ






Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞





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きょうのこの歌「マギー・メイ」の大ヒットで一躍、世界レベルの人気歌手になったロッド・スチュワートスコットランド人だということはいまさら言うまでもないことだが、この歌のタイトルになっている「マギー・メイ」という女性の名前が(スコットランドではどうだから知らないが)(リヴァプールを中心とした)イングランド北部では一般に「娼婦」を連想されせる名前であることは、すでにビートルズが歌った同名異曲のリヴァプールに伝わるフォークソング「マギー・メイ」のところで触れた話題だが、
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060709
ビートルズの「Maggie Mae」と民謡の「Maggie May」の双方を紹介)
いつだったか、確かロンドンのキャピタル・ラジオだったと思うが、このロッドの「マギー・メイ」をかけた後にDJが「Things she does just make a poor boy feel rich」(彼女は哀れな男の子が豊かな気分になるようなことをしてくれるってわけだね)みたいなことをさらっと言って、それで次の曲なり話題なりに移っていったのが(なぜか)とても強く印象に残っているのだが、だいたい(有名なウルフマン・ジャックなんかにしてもそうだったのだと思うのだが)曲をかけて、何かを言い、それで次に何の曲をかけるか、といったそういう一種の(トリップめいた)「ゲーム」的な展開と進行のしかたがラジオのDJのそれぞれのキャラクターであり、また腕の見せどころみたいなところがあって、(ごく一部の特殊な番組を除けば、めったに)(この曲は19××年の誰某の×枚目のアルバム「△○×■」からシングル・カットされた曲で・・・・云々、バックでマンドリンを弾いているのは◎△■の×××で、有名な■△◎◎×のプロデュースがどうのこうので・・・・アレンジは・・・どうだこうだといった(いかにも舶来の「文物」を扱い、「鑑賞」するいふさわしい「教養主義」的な曲の紹介(とか解説)というのはされることはないし)(また、そういう話題は野暮だし不粋でしらけてしまうのが(普通のリスナーの神経だと思う))(ということで)わたしのこのページでも(歌詞の紹介をしているわけなので、その上で)「次に何をかけるか?」というのに(まあ、けっこう)凝ったり、遊んだりしている(ことはすでに何度もお話してきた)わけですけれども、(少しそのへんのインサイダー・トーク的なお話をさせていただくと)、きょうのこのロッド・スチュワートの「マギー・メイ」は、8月にハプニングスの「シー・ユウ・イン・セプテンバー」を紹介して「夏休み」(のテーマ)に入ったときにhttp://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060816 「See You In September」

何とかこの曲につなげて「次」に持ち込んでやろうと考えていた曲でした。
すでにおわかりのように(わたしの頭の中にあったのは)この歌「マギー・メイ」の次のくだり




It's late September
And I really should be back at school


そろそろ9月も終わりだし
そう、ぼくは本当に学校に戻らなきゃ



もしくは、


I suppose I could collect my books
And get on back to school


そろそろ、ぼくは教科書を拾い集めて
それで学校に戻るとしようか




といったところなのだが、つい、最近になって(あ、「マギー・メイ」も女の名前なのだから)「女子名」つながりで(この歌に)もってくることができるなと気づいて(だいたいそんなに策を練らずともうまく流れていくものですが)(ひとつの作為として)ディランの曲を2曲続けるかたちで(緩やかなカーブを作り出し)「サラ」から(さらっと?)女子名ナンバーにスライドして、きょうの「マギー・メイ」を迎えることができましたというお話なのでした。*2 *3
当初は、ここから「秋」のテーマへともっていくつもりでいたのですが、(明日と明後日だけその当初のプラン(というかアイデア)に(ちょっと)したがってみて、あとは)、このまま(わんさと待ちかまえてる)「女子」の皆さんに連日ご登場願うつもりでおります。まあ、ちょっとしたロックンロールの秋のミス・コン(といった趣き)になるだろうか。
どうぞ、お楽しみに。(って、ワァー、いちばん楽しみにしてるのは、(たぶん)このわたくしなのでしょうなー)






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【A Year Ago−Go!】




(1年前のエントリーを Playback♪)



・「ブリング・ユー・ダウン」 (ニール・ヤング

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050919

*1:アハハ、スティーヴ・マリオットが脱けたあのバンドのことだな、とか(笑)

*2:そういえば小さな子供のころ、わたしはジグソウパズルと(トランプの)「神経衰弱」が異様に好きだったので(たぶん、そのせいで)(いまだに)こういうヘンなことをやってると異様に快楽素が分泌されるんだと思いますです、ハイ!w

*3:そういう意味で(ひとりでこれは凄い! とガッツポーズを何度もやってしまったのが)CCRの「バッド・ムーン・ライジング」でした。「ふつう、ここでこれをかけるか!? これは(映画で言えば、物凄い)名場面だろう」とひとりで悦に入っていましたよー。http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060225