Blue Money

Words & Music by Van Morrison.
(1970年発表)




(原題直訳 「カネなら使っちまえ/きわどい金」)*1




From Van Morrison album, "His Band And Street Choir".
名作アルバム度 ☆☆☆☆☆

「ストリート・クアイア」 (ヴァン・モリスン)



歌詞は、次のURLから
http://www.lyricsbox.com/van-morrison-lyrics-blue-money-35mf3r3.html



名曲度 ☆☆





邦題 「ブルー・マネー」 (ヴァン・モリソン







The photographer smiles
カメラマンが笑顔を見せて
Take a break for a while
ちょっと休憩しよう
Take a rest, do your very best
ひと休みして、また一生懸命やってくれ
Take five, honey
5分休憩だ、かわいこちゃん




You search in your bag
きみはバッグの中を探して
Light up a fag
煙草に火をつける
Think it's a drag, but you're so glad
やだなあと思いながら、でも、きみはとても嬉しい
To be alive honey
現役でいるのがさ、かわいこちゃん




Hey when this is all over
なあ、これが全部終わったら
You'll be in clover
きみは左うちわだな
We'll go out and
一緒に出かけて、それで
Spend all of your blue money
おまえのそのあぶくゼニを全部使っちまおうぜ
Blue money, blue money
カネ、使っちまえよ、怪しいカネをよ




Do-do-you-do, n'-do-do-you-do
♪ どう、どう、どうだい?
♪ うん、どう、どう、どうだい、どう?
n' do-do-do-you do, n' do-do-do-you-do
♪ うん、どう、どう、どうだい?
♪ うん、どう、どう、どうだい、どう?



Alright
よーし



Do-do-you-do, n'-do-do-you-do
♪ どう、どう、どうだい?
♪ うん、どう、どう、どうだい、どう?
n' do-do-do-you do, n' do-do-do-you-do
♪ うん、どう、どう、どうだい?
♪ うん、どう、どう、どうだい、どう?




Well the cameraman smiles
そうなんだ、カメラマンがニッコリして
Take a break for a while
ちょっと休憩にしよう
Do your best, your very best
頑張ってくれよ、思いっきり頑張ってくれよ
Take five, honey
5分休憩だ、かわいこちゃん
Take five
5分間の休憩




Well, you search in your bag
ということで、きみはバッグの中を探って
Light up a fag
煙草に火をつける
Think it's a drag, but you're so glad
面倒くさいなあと思いながらも
でも、きみはとても嬉しい
To be alive, honey
生きていてよかったと、かわいこちゃん
Alive, honey
生きてるなあ、かわいいこちゃん




Say, when this is all over
あれだな、こいつが全部片づいたら
You'll be in clover
おまえ、楽ができるなあ
We'll go out and spend
おれたち、出かけて、使っちゃおうぜ
All a your blue money
おまえのそのきわどいカネを全部な
(Blue money  blue money)
(使っちまおうぜ、カネを、きわどいカネを)




Do-do-you-do, n'-do-do-you-do
♪ どう、どう、どうだい?
♪ うん、どう、どう、どうだい、どう?
n' do-do-do-you do, n' do-do-do-you-do
♪ うん、どう、どう、どうだい?
♪ うん、どう、どう、どうだい、どう?



Alright
よーし




Say, when this is all over
あれだな、こいつが全部片づいたら
We'll be in clover
おれたち、楽ができるなあ
We'll go out and spend all your
ふたりで出かけて、
全部、使っちゃおうぜ、おまえのその*2




(Bureau money) *3
Bureau money
失業保険の給付金を
Blue money
滅入るカネだぜ
(blue money)
(憂鬱なカネだ)
Ooh
おゝ
Juice money,
カネを生き生きさせてやるんだ
Loose money
解き放ってやるんだ、カネを
Juice money,
カネのジュースをいただこう
Loose money, honey*4
カネを自由にしてやろう、かわいこちゃん
(do-do-do, do-do-do-do)
(♪ ドゥッドゥドゥドゥ、ドゥッ、ドゥッ、ドゥドゥドゥ)
What kind a money, honey?
これはどういうカネなんだい、かわいこちゃん?
(do-do-do, do-do-do-do)
(♪ ドゥッドゥドゥドゥ、ドゥッ、ドゥッ、ドゥドゥドゥ)
Juice money, loose money
カネのジュースをいただこう
カネを解き放ってやるんだ
(do-do-do, do-do-do-do)
(♪ ドゥッドゥドゥドゥ、ドゥッ、ドゥッ、ドゥドゥドゥ)
Blue money
使っちまえ、カネだもの
(do-do-do, do-do-do-do)
(♪ ドゥッドゥドゥドゥ、ドゥッ、ドゥッ、ドゥドゥドゥ)
Juice money
カネのジュースをいただくのさ
(do-do-do, do-do-do-do)
(♪ ドゥッドゥドゥドゥ、ドゥッ、ドゥッ、ドゥドゥドゥ)
Loose money
自由にしてやれ、カネを
Blue money
そのカネ、使っちまえよ
Hey! alright
おい! 平気だよ
Juice money
カネのジュースさ
Ow!
おう!
Long as you wanna be.
おまえが欲しがる限り、ずっとだ







Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞







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【A Year Ago−Go!】




(1年前のエントリーを Playback♪)



・「サムシング・イン・ジ・エアー」 (サンダークラップ・ニューマン)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050731

*1:「blue」には(おそらく「blow」との発音上の類似からだろう)動詞として「濫費する」という意味で使われることがあるが、その意味なら(この歌のタイトルは)「使っちまえ、そのカネ」ということになり、(また、日本語で言う「ブルー・フィルム」などの場合の)(英語でも「ピンク」とペアでよく使われる意味での「blue」なら、これは)「きわどい」「下卑た」「淫らな」といった意味を帯び、(タイトルは)そういうカネになる。で、こっから先はネタばらし的になるので、まだ、歌を聴いてない人はあとでお読みになることをお薦めしますが・・・・>>>>>>(わたしはそうやって勝手に)(この歌詞の語るところから)この歌の主人公は、カメラのまえで裸になって(何かポルノ雑誌だかの)ヌード・モデル(のバイトだか)をしてる、そういう歌だと(たかをくくるようにして)聴いていますよ。♪どう、どう、どうだい Do you? でも、ヤな感じの歌じゃないんですよねー。

*2:この部分、女声で歌わせたいですね、「♪ あれよね、これが全部済んだら、あたしたち楽ができるわねー、ふたりでどっか出かけて、全部、使っちゃいましょ、あんたのその・・・・」となるわけですよ。

*3:ネット上ではフランス語の「ブルー」に当たる「breau」と表記されているが、これは(日本語でも言う「ビューロー」にあたる「bureau」という語を(ヴァン・モリソンの出身地である)ベルファストの訛りで発音した際の音韻的な表記によるものと(コアなファンの間では)理解されており、その意味で「役所のカネ」、つまり「失業保険の給付金」とか「失業手当」という意味が連想され、その意味でこの歌の語り手である男の立場が暗に語られているととってよいだろう。ヴァン・モリソンお得意の(ジェームズ・ジョイスばりの?)言語プレーである。また、補足すれば、これにはさらに(「juice」との対比が活きてくる)「brew」という説もあって、それだと「カネのお茶を淹れる」ともなり、また(苦しいが「bureau」と「brew」を併用すれば)(男の失業手当と女のきわどいカネの両方の)「カネを混ぜ合わせる」という意味にもなり、わたしの中ではなかなか捨てがたい説だなあといまも議論になっています。ま、その意味で(さらに元の「ブルー」に掛けて(フランス語で)「breau」と表記するインターネット上の傾向はなかなか正しいとは言える。・・・・まあ、歌手のただの思いつきめいた即興みたいなものであって、べつにそんなにご大層なことではないのですけども、まー、いちおう、ってことで、ハイ、こだわってみました。

*4:「money」と「honey」の2語が(ステップを踏むように)韻を踏んでつづくと、1950年代ロックンロールの教養のある人なら誰でも自然に(エルヴィスなどでもお馴染みの)ロックンロールの草創期の名曲(1953年発表のドリフターズの最初のヒット曲がオリジナルの)「マネー・ハニー」を思い浮かべることだろう。当然、ヴァン・モリソンもそのへんは計算ずみの即興なのです。