Back In The U.S.S.R.



Words & Music by John Lennon and Paul McCartney.
(1968年発表)*1



(原題直訳 「ソ連に戻って」)*2




From The Beatles album, "The Beatles".
名作アルバム度 ☆☆☆☆☆

ザ・ビートルズ」 (ビートルズ




歌詞は、次のURLから
http://www.geocities.com/SunsetStrip/Venue/8313/songs/Back_in_the_USSR.htm




名曲度 ☆☆☆






邦題 「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」 (ビートルズ







Flew in from Miami Beach BOAC
マイアミ・ビーチからB.O.A.C.*3で飛んできたんだ
Didn't get to bed last night
昨夜は眠れなかったぜ
On the way the paper bag was on my knee
膝の上にずっとゲロ吐き用の紙袋を出したままだった
Man I had a dreadful flight
うん、ひっでえフライトだったよ
I'm back in the U.S.S.R.
ぼくはソ連邦に戻ってきた
You don't know how lucky you are boy
おまえには自分がどんなに恵まれてるか
わからないだろうね、坊や
Back in the U.S.S.R.
ソ連邦に戻って来たんだ




Been away so long I hardly knew the place
ほとんど知りもしないようなところに
長い間、行ってたんだ
Gee it's good to be back home
やったね、家に帰れて、いい気分
Leave it till tomorrow to unpack my case
荷ほどきは明日までほっぽっとけばいい
Honey disconnect the phone
ねえ、きみ、電話線も抜いとこう
I'm back in the U.S.S.R.
ぼくはソ連邦に帰って来たんだ
You don't know how lucky you are boy
坊や、きみには
自分がどんなに恵まれてるかわからないだろうね
Back in the U.S.S.R.
ソ連邦に帰って来たんだ




Well the Ukraine girls really knock me out*4
うんうん、ウクライナの女の子たちには
本当にぼくはクラクラしちゃうぜ
They leave the West behind
西側の女たちより、彼女たちはイケてるぜ
And Moscow girls make me sing and shout
あと、モスクワの女の子たちのおかげで、ぼくは
That Georgia's always on my mind.
あの「ジョージアはいつもぼくの心に」って *5
歌ってシャウトしちゃうんだ




I'm back in the U.S.S.R.
ぼくはソ連邦に戻って来たんだ
You don't know how lucky you are boys
坊や、おまえは
自分がどんなに恵まれてるのかわからないだろうな
Back in the U.S.S.R.
ソ連邦に戻って来たんだ




Show me round your snow peaked mountains way down south
南部に向かう道で雪を頂いた山なみを見せてくれよ
Take me to your daddy's farm
きみの親父さんの農場にぼくを連れて行ってくれよ
Let me hear your balalaika's ringing out
きみがかき鳴らすバラライカをぼくに聴かせてくれよ
Come and keep your comrade warm.
さあ、きみの同志を心暖かく保ってくれ
I'm back in the U.S.S.R.
ぼくはこのソ連邦に帰って来たんだ
You don't know how lucky you are boys
きみは自分がどんなに恵まれてるかわからないんだろうね、坊や
Back in the U.S.S.R.
ソ連邦に帰って来たんだ







Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞







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計画どおりマイアミ経由でやっとアメリカを脱け出すことはできましたが、
着いたところが旧ソ連ですからねえ、さーて、どうすんべえーかりー?
明日からをまたお楽しみに。


※「シカゴ」の置き土産に(いまだ未完ながら)背景解説を(公開作業というかたちで)掲載、随時、加筆というかたちにさせていただきます。(じゃないと、投げ出してしまいそうなので、よろしくpleaseウォッチング)






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【A Year Ago−Go!】



(1年前のエントリーを Playback♪)



ポール・マッカートニー様、ごビンゴでーす。
しかも、1年まえに脱出して、きょう帰り着くという見事さ!
さーすが(才能しかない)あなた様にふさわしいファインプレーです



「バンド・オン・ザ・ラン」 (ポール・マッカートニーウィングス

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050508

*1:旧ソ連邦とアメリカ西海岸のビーチボーイズサウンドを巧みにビートルズ・タッチでブレンドした一聴してユーモラスなこの曲「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」をアルバムの冒頭に配したLP盤2枚組のアバム「ザ・ビートルズ」(通称「ホワイト・アルバム」)が発売されたのは、1968年の11月22日のこと。その3箇月まえの8月20日には(「プラハの春」と呼ばれた)チェコ・スロヴァキアの自由化運動の高まりをソ連軍の戦車部隊(ならびにワルシャワ条約機構5ヶ国の軍からなる20万の歩兵部隊)が蹂躙するという世界を驚愕させる出来事があり、反ソ的な気運はこれまでにない高まりの中にあった。そういう国際情勢の中でこの曲はどう受け取られたのだろう?

*2:U.S.S.R.とは、「Union of Soviet Socialist Republic 」(ソヴィエト社会主義者共和国連合)の略号。「ソヴィエト」というのは、労働者、農民、兵士からなる「代表者評議会」のことで、ソ連の政治体制の基礎となった機関のこと(でいいのかなー?)。

*3:現在の「The British Airways」(英国航空)の前身で、イギリスが国内の基幹産業をすべて国有化していた時代の国際線航空機関「British Overseas Airways Corporation」(英国海外航空協会)の略称。

*4:このくだりはコーラスなどサウンド的にもビーチボーイズのフィーリングを巧みに取り入れているが、歌詞も多分にビーチボーイズの「カリフォルニア・ガールズ」を意識したものになっている。参照 http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050513#p2

*5:レイ・チャールズの歌で有名な「ジョージア・オン・マイ・マインド」のタイトルと歌詞。のちにアメリカ合衆国ジョージア州の州歌にも制定された歌。http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060425